自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

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2024年4月22日

睡眠の質がよくなる家にする3つの方法

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

皆さん、朝起きるのがツライと感じることはありませんか?

「あと少しだけ寝ていたいな」と思うこと、多いですよね。そして、前の晩になかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりすることも。そんな睡眠に関するちょっとした問題、解決したいですよね。

 

そこで今回は、自宅でできる、睡眠の質を向上させる方法について調べてみました。

 

 

睡眠で悩む人は多い

 

厚生労働省の調査によれば、成人の約20%が毎日のように睡眠に何かしらの問題を感じているという結果が出ているそうです。そして、「不眠症」や「過眠症」、「概日リズム睡眠障害」など、さまざまな症状が睡眠を妨げる可能性があることがわかっています。

睡眠で悩んでいない人にとっては睡眠はあまり難しいことに感じないかもしれませんが、実に多くの人が悩んでしまっていることなのです。

 

 

 

 

家ができる睡眠改善

 

家ができる睡眠の質改善策は案外多いんです。ただし、睡眠の質については個々の感じ方が大きく影響するので、一概には言えませんが、、

 

今後、医療と建築がもっと近づくことを望みます。

今回は、以下の3つの観点から、睡眠の質を向上させる方法を考えてみました。

 

 

  1. 朝晩の冷え込みが少ない家では、より良い睡眠が得られるのか?
  2. 音の少ない家では、睡眠が中断されることなく良い睡眠が得られるのか?
  3. 木の内装を利用すると、不眠症の問題が減少するのか?

 

 

 

朝晩の冷え込みが少ない家では、より良い睡眠が得られるのか?

 

 

 

まず、朝晩の冷え込みについて。1981年の研究では、寝ていても寒さや暑さを感じてしまい、それが睡眠の質を悪化させる可能性があると報告されています。

 

特に、冷え込みや寒さにより、家の断熱性が十分でないと睡眠が途切れがちになりますよね。

また、「高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響」という研究では、断熱等級6.7の住宅に住むと睡眠の質が大幅に改善されたとされています。これを見ると、寒さや暑さは特に女性の睡眠の質に大きな影響を及ぼす可能性があるようです。

 

 

高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響
石井 朱音, 伊香賀 俊治, 福島 富士子, 富岡 由美, 峰 友紗, 大橋 桃子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/89/817/89_123/_article/-char/ja/

 

 

 

 

 

さらに、「高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響」によると、断熱等級6.7の住宅では睡眠の質が大幅に改善されたとの報告があります。これを見る限り、温度による睡眠の質への影響は男性よりも女性の方が大きいようです。

 

 

 

 

音の少ない家では、睡眠が中断されることなく良い睡眠が得られるのか?

 

 

 

音刺激による睡眠の中断は、睡眠の質を大きく損なう可能性があります。特に、外部からの音や室内の間取りの問題が大きく関与しています。これらの問題を適切に解決することで、音による睡眠の中断を最小限に抑え、質の高い睡眠を確保することが可能となります。

 

 

  1. 外部からの音: 交通の騒音、建設現場の騒音、近隣の騒音など、外部からの音が睡眠を中断させます。これに対応するため、気密性の高い住宅や特に窓や換気口などの音の侵入を許しやすいところにしっかりと対応することで外部からの音の侵入を防ぐことができます。
  2. 室内の間取りの問題: 家族間のライフスタイルの違いも睡眠の質に影響を与えます。例えば、遅くまでテレビを視聴する人と早寝する人が近い空間にいると、睡眠を妨げる可能性があります。これに対応するため、間取りに工夫をし、寝室を家の静かな部分に配置することが有効です。また、音が他の部屋へ伝わらないようにするため、遮音材や音を吸収しやすい木材などを壁に追加することも一つの解決策です。

 

木の内装を利用すると、不眠症の問題が減少するのか?

 

 

 

木の内装が睡眠の質に良い影響を与える可能性があることが示されています。木材を使用した環境は、安心感を提供し、リラックスできる空間を作り出すため、睡眠の質への良い影響が期待できます。

 

 

  1. 自然な環境の再現: 木材は自然素材で、人々を自然に近づける効果があります。研究結果から、自然の要素に囲まれた環境にいるとストレスが減少し、リラクゼーションが促進されることが分かっており、これが睡眠の質を向上させる可能性があります。
  2. 空気の質の改善: 木は湿度を調節する性質を持っており、室内の湿度が適度に保たれます。これにより、呼吸が楽になり、より深い睡眠を得る可能性があります。
  3. 音の吸収: 木材は音を吸収する性質も持っており、室内の騒音レベルを低下させます。これにより、睡眠中断が少なくなる可能性があります。
  4. 視覚的な温かみと安心感: 木の内装は温かさと安心感を提供し、これが心理的にリラックスを促し、睡眠の準備を整えるのに役立ちます。

 

 

良質な睡眠を得るためには、自宅でできる環境改善が重要です。朝晩の冷え込みを抑えること、音刺激を最小限に抑えること、そして木の内装を利用すること。これらが睡眠の質を向上させる可能性があります。これらの改善策を自宅で試すことで、より良い睡眠を得られ、日々の生活の質を高めることができるでしょう。

 

お家ができることはたくさんあります。新築、リノベーションなどお家をより自分たちに寄り添わせてより良い暮らしに近づけてあげてください。

 

2024年4月14日

断熱等級6・7 をお考えの子育て世代に知ってほしいこと

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

断熱等級6・7などZEHを超える断熱等級が2022年に新設されましたが、具体的にどう暮らしが変わるのか?と言った調査はあまり世に出ていませんでした。

今回、2024年3月に

高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響
石井 朱音, 伊香賀 俊治, 福島 富士子, 富岡 由美, 峰 友紗, 大橋 桃子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/89/817/89_123/_article/-char/ja/

が発表されました。

断熱等級6~7水準の高断熱住宅への転居前後、5~6 年経過後における子育て世代の女性の健康状態の変化や、若年層の女性の諸症状に着目した調査です。

家が子育てをしている女性にできることを調べた論文です。慶応大学と東京ガスの共同研究だそうです。

ぜひ、ご覧になってください。
今回は一部を紹介します。

 

 

仕事や家事、育児に追われ、自身への健康意識が薄れやすい子育て中の女性

 

2016年~2017年に断熱等級6~7と高い性能の住宅へ引越しし、2022年にも同じアンケートを行い差が出たか?と言った追跡付き調査なので、高性能住宅で暮らしがどう変わったのかを知ることができる調査ではないでしょうか?

断熱等級6~7は2022年に新設された等級のため、本当に早い段階から調査が行われていたことがわかります。

2016年~2017年に断熱等級7を38世帯も集めたことはすごいと思います。

 

 

高性能住宅では体調管理が大幅に改善

全体的にあらゆる暮らしの評価が改善していることがわかります。
転居後すぐに改善を感じた方もいれば、5~6年住んだ経験の元、改善されたことも体感しているものもあるようです。

大きく改善:
・せきやたんがでる
・肩こり
・腰痛
・手足の冷え
・風邪をひく

 

また、家での切り傷ややけど等のケガも減っていることも注目です。家が使いやすくなっているようです。

 

 

高性能住宅では睡眠の質も改善

睡眠の質は転居前『非常に悪い』が一定数いることがわかりますが、転居後5~6年にはほとんどいなくなり、『非常にいい』が数倍にも増えていることがわかります。
睡眠でお悩みの方は高断熱住宅も併せて検討してください。

 

男性の改善は女性に比べて少ないように見えますが、それは睡眠にお悩みな方が少ないからではないでしょうか?

 

 

断熱性の高い家では健康でぐっすり寝れる。

ざっと紹介してきましたが、
高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響を紹介してきました。

風邪を引きにくくなったり、体調の不調が減ったりなど
数値化しにくいデータを引越し前、引越し後、住み始めて5年から6年後に追跡調査を繰り返し行うことでその差を導き出した今回の調査はすごく貴重なものです。

2024年3月に発表された最新の情報で、まだまだ学術的ですが、今後高性能住宅が標準化されていくのに基準となるような研究です。

特には仕事や家事、育児に追われ、自身への健康意識が薄れやすい女性にお家の恩恵を体感いただけると嬉しいです。

 

ココファミーユは断熱等級6以上が標準仕様

ココファミーユ|夢工房ではZEH水準を超える断熱等級6以上を標準仕様にしています。ここでの研究対象になった高断熱住宅と同様かそれ以上の良いお家を建てていると考えています。

ぜひ、本当の高断熱住宅で健康を気にしなくていい暮らしを手に入れて下さい。

2024年4月5日

腐りにくい天然木ウッドデッキのつくり方|セランガンバツ

 

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。弊社モデルハウスの受付が始まりました。

 

スキップフロアのあるリビングなど、内覧者様は他では見ない間取りや動線に満足いただいたお声を頂戴しています。
そんなモデルハウスですが、天然木のウッドデッキがあります。

ウッドデッキはくつろぎ空間であり、人が集まる場所になります。
色合い、質感など天然木でないと感じることができないウ

屋外をもっと有効的に利用し、屋外の自然を楽しみながら、充実したライフスタイルを送りたい方におすすめです。

 

 

天然木はすぐ腐りますか?

モデルハウスのウッドデッキを見ながら「天然木はすぐ腐りますか?」
とよく質問されます。たしかにネット上には天然木ウッドデッキが腐ったなどの話を見ることができます。

 

 

腐りにくい天然木は特別な進化をしてきた木材

耐久性区分 極大に分類されている熱帯産材のウリン、セランガンバツ、イペなどは、木を腐らせる腐朽菌が活発な地域で育った木材たちが多く、独自の油分や岩石の成分を木材に含ませるなどの独自な進化をしてきた木材です。

 

それらの木はハードウッドと呼ばれ、塗装なしでも数十年の耐久性があります。モデルハウスで使用しているセランガンバツは東南アジア原産のハードウッドです。耐久性が高く白アリの被害に遭うことがほとんどないハードウッドは、防腐剤が不要なほどです。

 

 

実例:天然木ハードウッドの経年変化の様子

天然木ハードウッドで製作したウッドデッキ・フェンスの経年変化と魅力
株式会社リーベ
https://www.1128.jp/blog/feature/deck-passing-of-years

上記は千葉県のウッドデッキ材などを販売している会社様の施工時とその後を追いかけた特集です。そのほとんどが塗装なし、メンテナンスなしにした場合をまとめてくれています。

 

 

人工木・樹脂木や劣化原因は紫外線

YKKAP リウッドデッキ200

https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/exterior/rewood200

 

人工木とは樹脂と木粉を混ぜて作られたものです。樹脂にもポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂などの種類があり、木粉との配合比率によって人工木材の性質が異なります。

各メーカーにそれらが違い、耐久性が違うようです。

湿気や雨による影響を受けにくい人工木・樹脂木では劣化に強いと言われがちですが、もちろん半永久的に使えるというわけではなく、紫外線によるダメージで劣化が進行してしまいます。湿気や雨に強いので、少しジケジケしやす場所に設置するには最適かもしれません。

 

 

メンテナンスを減らしたい方はハードウッド、人工木を選ぶ

人工木材には樹脂が含まれているため、温度変化による伸縮が起こるなど、湿度・吸水による「寸法変化」が生じやすい性質があります。

天然木にも色々あるように、人工木もメーカーによって素材や木粉との配合比率にさまざまあり、どんな場所に設置したいかによって、最適な素材が変わります。

 

ただ、天然木だから腐る。人工木なら腐らない。
そんな単調ではなく、設置場所、メンテナンスを減らしたいかどうか?
またどう暮らしに取り入れたいか?
を検討いただければと思います。

そして、長く使い続けたいなら、メンテナンスが少なく、何十年後も一部取り換えや張替えなどの対応ができるハードウッドがオススメです。

 

セランガンバツの事例:大阪(伊丹)空港展望デッキ「ラ・ソーラ」

引用 夜景ファン
https://yakei-fan.com/yakei/kansai/osaka/itami-lasora.html#google_vignette

2024年3月24日

リビング学習に適した間取りと家族時間を増やす方法

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。
新しいお家づくりノートを作成しました。

 

どんな暮らしにしたいか?
と間取りのこと、暮らし方のことを整理して考えることでより良い家づくりにするための家づくりノートです。
ぜひ、ご夫婦で考えながら活用いただければと思います。

 

取得方法についてはパンフレットとともにお問合せいただければと思います。さて、そんな家づくりノートからこぼれてしまったお話をブログにしたいと思います。

 

今回テーマは
『リビング学習に適した間取り』について中心に考えていきます。

 

 

 

リビング学習を取り入れますか?

 

家族と一緒にいながら勉強できるから、子ども自身が安心して勉強できるし、少し心が折れてもリズムを取り戻しやすいなどメリットがあります。東大生の8割がリビング学習していると言われるほど、学習環境を整える上でリビング学習はとても重要な役割を果たしているそうです。

 

 

そんなリビング学習のメリットが周知されてか。
Gakken2021年8月調査によると

「家で学習するときの場所」小学生白書WEB版
https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/202108/index.html

 

 

小学1年生 
リビングダイニング 82.0%
リビングに隣接部屋 11.0%

子ども部屋(ひとり) 3.5%

小学3年生
リビングダイニング 74.0%
リビングに隣接部屋 14.5%

子ども部屋(ひとり) 6.5%

小学5年生
リビングダイニング 64.5%
リビングに隣接部屋 13.5%

子ども部屋(ひとり)14.0%

 

リビングに隣接部屋とは親の目が届く場所なので実質リビング学習に入りそうです。
と考えると低学年時に限らず、高学年になっても約8割の家族がリビング学習をしていることがわかります。

子育てをするお家において「リビング学習」はすでに常識で、前提に間取りを考えていく方がいいのではないかと思われます。

 

 

リビング学習に最適な間取りとは?

リビング学習においてもっとも煩わしい問題は、家族が共用するリビング空間に学習用の書類や教材、文房具が散らかりがちな環境になってしまうこと。

この問題にはいくつかの解決があります。
最適な解決策を選択することでリビング空間と勉強スペースを共存させましょう。

 

 

 

ダイニングテーブルでの勉強

ダイニングテーブルでの勉強はリビング学習でもっともポピュラーな方法です。しかし、散らかりやすいダイニングテーブル。

「とりあえず」のちょい置き、、。
など、動線上置かれやすいダイニングテーブルは豊かな収納が近くにあるとスッキリキープをし易くなります。

 

 

 

 

リビングにリビング学習用スペースをつくる

リビングのカタチや大きさが必要になりますが、リビング学習用スペースをつくり、日ごろから勉強を習慣づけるのもいいですよね。背中を向ける形になるので、集中もできます。

またママスペースとしてノートパソコンや作業棚としても利用できます。暮らしていると意外に多い暮らしの作業を集約することもできそうですね。

 

 

 

リビングにリビング学習用スペースをつくる②

本格的にリビング学習やスペースを作成することでもっとリビングが整理されます。
リビング学習の学習用の書類や教材、文房具を奥に収納することでリビングから見ることができなくなり、リビングに溢れがちな荷物を全て収納しきれる収納力を持たせています。

小上がりになっているので目線も少し高くなり、顔を上げればリビング全体を見ることができ視覚的にも明るいリビング学習用スペースになります。

 

 

 

リビング学習の目的は勉強だけじゃなく寄り添う時間を増やす

とは言え、勉強は家が適しているか?と言われればそうではないかもしれない。とも言われているそうです。

リビング学習のもっとも大事な効果は賢くなるためでなくとも家族といる時間を増やすことかもしれません。
子どもと一緒にいられる時間はあまりにも短い。

 

Gakkenの最近調査2023年10月調査によると保護者と一緒に過ごす時間は平日3.6時間
リビング学習はそんな一緒に過ごす時間を増やす方法の一つであり、互いの距離を近づけることができるものだと考えられます。

 

 

勉強しなさいではなく、
勉強しよ。寄り添える。
子どもにとって勉強が楽しくも安心できる時間にすることができるのもリビング学習だと思います。

言葉では伝えられない愛情を伝えること。
お家ができることはたくさんありそうです。

 

2024年3月4日

奈良で本気でリフォームしたいときに見るべき情報3選

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

リフォームのお問合せがすごく増えているように思います。耐震性の不安や省エネの補助金がリフォームにより拡充されたことなど、住宅自体の性能を引き上げるリフォームへの意識高まっているように思います。

しかし、
そんな住宅性能を引き上げるリフォームは新築よりも勉強時間を割かずに決めてしまわれている方が多いようにも思います。

なので今回は、快適で満足度の高い暮らしに変えるリフォーム時にチェックしてもらいたい情報を3つピックアップいたします。

 

 

1.『日本の住まいの寒さの現状とあったかリフォームについて』解決ショート版 東京大学大学院 前准教授
2.耐震補強無し住宅と補強有り住宅を兵庫県南部地震を再現した揺れによる破壊実験
3.住宅省エネ 2024キャンペーン

 

 

1.『日本の住まいの寒さの現状とあったかリフォームについて』解決ショート版 東京大学大学院 前准教授

 

住宅の温熱環境の名だたる先生方たち参加されている暮らし創造研究会内でのコンテンツの一つです。東京大学大学院 前真之准教授の研究されている省エネ化や温熱環境改善について学会のみならず一般生活者にまでわかりやすくコンテンツにしてくれた内容です。

 

Mae.lab 前真之サステナブル建築デザイン研究室 HPより
http://maelab.arch.t.u-tokyo.ac.jp/

 

暮らし創造研究会

https://kurashisozo.jp/effort/index.html

 

上記サイトから入っていただき以下をご覧になってください。
MOVIE:【現状・課題編(ショート版)】約6分
MOVIE:【解決編(ショート版)】約9分

MOVIE:【現状・課題編】約15分
MOVIE:【解決編】約23分

今の住宅の性能を引き上げることで叶う暮らしを科学的な見解から専門的シミュレーションをさまざま行っていただけています。『性能向上リフォームで叶う暮らし』を示した様々な説明画像は前真之准教授が発表された情報がおおもとになっているものが沢山あります。

ぜひ、ご覧になっていただければと思います。

 

2.耐震補強無し住宅と補強有り住宅を兵庫県南部地震を再現した揺れによる破壊実験

兵庫県三木市にあるE-ディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)
過去大地震を想定した揺れなどを実際に起こし、その建物がどんな被害を受けるのか?
などの破壊実験を行っている施設です。

https://www.bosai.go.jp/hyogo/

 

ハウスメーカーなどが阪神大震災?回に耐えました。
など広告しているのはここの施設内での実験結果から広告されています。
皆様も見たことがあるのではないでしょうか。

さて、そんなE-ディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)のサイト内には過去の実験の様子を動画で見ることができます。

https://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie.html

 

1981年以前に建築された住宅を西明石市から施設内に移築し、片方には壁量計算では耐震等級3、構造計算では耐震等級1に少し満たない程度まで耐震補強を施しています。

1995年兵庫県南部地震においてJR鷹取駅で観測された揺れを再現し、移築した2つの耐震補強無し住宅と補強有り住宅を同時に揺らしました。

https://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie-detail.html#2

 

結果は動画内で見ていただければと思いますが、揺れ始めて約7秒後、耐震補強無し住宅は一階が崩れ2階部分が地面に叩きつけられる崩壊が起きてしまいました。
耐震補強有り住宅は大きなひびなどをつくりながらもなんとか倒壊を待逃れてました。

そして、ここで終わらないのが、国立研究開発法人防災科学技術研究所。
耐震補強無し住宅が約7秒で倒壊してしまった揺れをもう一度、一回目を待逃れた住宅を補修せずまま揺らします。

 

 

2回目の揺れ約8秒後、耐震補強ありの住宅も崩れてしまいました。
これはすごく衝撃的なことでした。
壁量計算では耐震等級3(充足率)にまで引き上げた耐震性であっても2回目の揺れには耐えられなかったのです。

耐震補強をしたのだから、きっと大丈夫だろう
と2回目の実験動画を楽観的に見ていました。

大地震には希望的観測ではいけないと私自身も思い至ることになりました。
おそらく1回目で大きく内部が破壊されてしまい、2回目を耐えきることができなかったのではないだろうかと推測されます。

1回目の揺れの時から建物に負担を減らす制震工法を取り入れていれば、倒壊を待逃れることができたのではないでしょうか。

 

 

3.住宅省エネ 2024キャンペーン

 

「住宅省エネ2024キャンペーン」は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する4つの補助事業の総称です。

 

①子育てエコホーム支援事業
②先進的窓リノベ2024事業
③給湯省エネ2024事業業
④賃貸集合給湯省エネ2024事業

このなかでもリフォームに対する補助金は①~③になります。

 

国土交通省(2,100億円+400億円)、環境省(1,350億円)、経済産業省(580億円)
の3省合同によるかなり大きな補助金制度です。
また補助金では珍しく①~④の別の補助金を重ねて申込することができるのも嬉しい点です。

ぜひリサーチしてどんな補助金を利用できるか調べてみてください。
もちろん弊社からもご提案させていただきますので、お気兼ねなくお聞きください。

 

 

本気で家をリフォームしたいときに見るべき情報3選

家は幸せに過ごし、幸せを育む場所だからこそ、安全性や快適性はしっかりと確保したいですよね。補助金制度を上手に活用してください。

今回の3つの情報は本気でリフォームを知ってほしい方に本当に知ってほしい情報です。
しかし、これ以外にもたくさんの情報もあると思います。事前にしっかりと情報を集めることでリフォームを成功させてください。

満足度の高いデザインとともに安全で快適な生活空間を実現してください。
奈良で本気のリフォームをお考えでしたらお気軽にご相談ください。

2024年2月24日

モデルハウスで何を見る?|天理市長柄モデルハウス

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。現在、長柄モデルハウスの内覧受付が開始しました。

当モデルハウスはスキップフロアを採用し、家全体がゆるやかにリビングとつながる間取りとなっています。

モデルハウスはただの見本住宅以上の存在で、最新の住宅トレンドやデザインを体感できる場となっています。
私たちは、建築的な美しさと機能性を追求しながら、住まい手の理想とするライフスタイルを実現する提案を心掛けています。

 

このブログでは、弊社モデルハウスに限らず、モデルハウス内覧時に確認すべきポイントを紹介します。

 

 

住宅展示場とは違うモデルハウスでの体感

モデルハウスは等身大
見た目のインパクトを重視した住宅展示場とは異なり、数年ごとに取り壊し、再建されることはありません。

モデルハウスは実際に住む人の使い勝手(動線や景色など)も考慮した設計になっています。

 

 

内覧時にはどんな準備をすると良い?

内覧時には、事前に質問リストを作成し持参することをお勧めします。理想的な住まいや暮らしについての質問をまとめておくと良いでしょう。

どんな質問でも構いません。例えば、「どのような住宅生活が実現できるのか?」や「期待している生活は実現可能か?」など、質問をまとめておくと良いでしょう。

 

また、「水回りの動線はどのように効率化できるのか?」といった具体的な質問も可能です。モデルハウスでは実際に水回りの動線を体感でき、どのような工夫がなされているのかを理解することができます。

 

 

持ち込む家具サイズと内覧時に使用するメジャー

家具のサイズやレイアウトを確認することで、モデルハウス内覧の際に得られる情報量が増えます。

環境が変わると物の大きさや距離感が掴みにくくなることがあります。そのため、新しい住居の探索には現在の住まいの特徴と比較することが有効であり、それを確認することでモデルハウス内覧で得られる情報も増えるでしょう。

 

そのため、現在のリビングのレイアウトや水回りなど、物が溢れやすい場所を優先的に調べておくことをお勧めします。これにより、新しい家での暮らしをイメージしやすくなるでしょう。

 

 

モデルハウスでしか体感できないこと

視覚的には理解しにくい部分もモデルハウスなら体感することが可能です。具体的には、温熱環境や遮音性能などの要素が該当します。これらは見るだけでは理解が難しい特性を持っています。

特に温熱環境は、夏や冬のような極端な季節でなければその効果がわかりにくいかもしれません。しかし、遮音性能は季節に関係なく体感可能です。

 

例えば、屋内と屋外で音がどの程度防音・遮音されているかを実験することをお勧めします。これにより、音の違いを直接体感できます。

高性能な窓やセルロースファイバーなどココファミーユの高い防音性能の家づくりを体感してください。

さらに、現在の住まいでも同じ実験が可能なため、モデルハウスと現住まいの遮音性能を比較できます。これを通じて、モデルハウスの優れた遮音性能を具体的に体感してください。

 

 

モデルハウスで何を見る?

最後に、長柄モデルハウスを計画・設計する過程から、お客様にはより具体的に家づくりに取り組んでいただきたいという思いがありました。一生に一度の家づくりだからこそ、完成後の暮らしを明確にイメージしながら、どのように暮らしたいのかをしっかりと考えていただきたいと思います。

 

予約受付フォームは現在作成中ですが、内覧は可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

2024年2月5日

レジリエンス性能(耐震等級3+制振工法)の家とは?

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

先日お客様から

・耐震等級3は何回大地震にもちますか?
・繰り返す本震と余震を見て心配。
・ネットで調べてみても何回と言うのは出てこなくて、、

と言う相談を受けました。

 

本当に心配ですよね。熊本地震の時には

前震 マグニチュード6.5
本震 マグニチュード7.3

など震度7の地震が立て続けに2回発生し、余震の発生回数(累計)は4,364回にも上ったそうです。

 

結論から言うと
『繰り返す大地震には制振工法を取り入れないと安全性は確保できない』と言えます。

 

ふつうの暮らしに戻りやすさ(レジリエンス性能)を解説することが、

今回の不安
・耐震等級3は何回大地震にもちますか?
・繰り返す本震と余震を見て心配。

をも解説できそうです。
地震に不安を感じている方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

 

 

 

耐震等級、住宅性能表示制度の実施状況

そもそも耐震等級とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいた「住宅性能表示制度」で評価される指標のひとつです。

「住宅性能表示制度」とは住宅の通信簿と考えるとわかりやすいかもしれません。

新設住宅着工戸数に対する設計
住宅性能評価書の交付割合は、28.2%(令和3年度)と言われています。

 

実施されているのは4棟に1棟だけ。

 

任意制度となるため、地震に強い家をつくるためには建築会社に「住宅性能表示制度」の実績はあるか、事前に確認をとるようにしましょう。

 

 

 

耐震等級3とは?

極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力(建築基準法施行令第88条第3項に定めるもの)の1.5倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度

「住宅性能表示制度」では上記のように規定されています。
少しわかりにくいですよね。

ちなみに、数百年に一度程度の地震とは震度6強から7程度(地表の加速度で400cm/s2程度)です。

 

 

各性能で能登地震の揺れをシミュレーション

京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授が開発した倒壊解析ソフトウェアwallstatではデータ上に実際に家を建てて実際に起きた地震の揺れさせるということができるソフトがあります。

1月1日能登半島で起きた当日にUPされたこのyoutubeの動画は気象庁から発表された地震波動を即日ソフトに落として利用したものと考えられます。
当日にシミュレーション作成し、公開する京都大学生存圏研究所をはじめとするwallstat channelの運営様の『地震に強い家』への伝えたい気持ちが熱いです。

 

 

 

動画内では
基準法20%
基準法30%
基準法60%
基準法(100%)
の4つが倒壊し、基準法ギリギリや建物劣化によって性能低下を引き起こした家では耐えられないことも示唆されています。

 

等級3
等級5
等級7
等級9
等級11
が大きな被害無く無事建っています。

 

上記動画のスクリーンショット

 

当シミュレーションでは等級11から等級3には大きな差はないように見えますが、無傷だった揺れ前とは違いほぼすべてが黄色になっています。繰り返し地震が来たときにどうなのか?
と言う疑問は残ってしまいます。

 

 

https://support.wallstat.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/analytical_model.pdf

当シミュレーションでは「住宅性能表示制度」では耐震等級3(基準法の1.5倍)ですが、等級11(基準法の3.5倍)という現実にはない等級を作成されています。

グレー部分:無傷
黄色部分:軽微な損傷
オレンジ部分:損傷
赤色部分:重度な損傷(破壊)

と区分されており、赤色やオレンジ色が多いと補修するのに多大な費用が発生することがわかります。

 

だから、制振(レジリエンス性能)が必要

当たり前ですが、大きな揺れを小さな揺れに置き換えることで倒壊や建物への被害を抑えることができます。

大きな揺れを小さな揺れに置き換える技術が制振です。
車のダンパーがまさにそうで、段差を超える際におきる揺れを小さな揺れに置き換えています。

 

 

ココファミーユ|夢工房では標準仕様evoltz制振ダンパーを設置しています。数ある制振ダンパーの中でも、大きな揺れを小さな揺れに置き換える技術において高い信頼性を持っているからです。

 

 

上記の動画では
実際に建物を揺らし、どれぐらいの差がでるのか?
大きな揺れを小さな揺れに置き換えることができているのか?
を実験しています。

 

0:58に制振ダンパーの有無釘穴の画像がでてきます。
この釘穴への影響の少なさこと大きな揺れを小さな揺れに置き換えられていて、万が一建物が倒壊せずにすむことにつながるのです。

 

 

ちなみに弊社が標準としているevoltzはメンテナンスフリーで設計耐用年数は60年ですので、設置したあとは忘れてもらっても大丈夫です。
万が一のときにおのずと家を守ってくれます。

 

 

 

地震に強い家は耐震等級3+制振工法

数百年に一度程度の地震と定められていても、
いつ起きるかわからない大地震。

そして、一度起きてしまえば、その補修や余分な建替え費がかかってしまうのが震災なのかもしれません。

ふつうの暮らしに戻りやすさ(レジリエンス性能)にもこだわると耐震等級3+制振工法で大きな揺れにも耐え、損傷しにくいことがとても重要になってきます。

大地震でも家にいるから大丈夫。
家の損傷はほとんどないから余震が続いても、安心できる。
そんなお家をココファミーユ|夢工房では提供しています。

 

 

 

このたび、令和6年能登半島地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

2024年1月24日

引き渡し後、お客様の『感想等』をいただきました。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。
年末にお引越しされたお客様からいただいた貴重なご感想をいただきました。

施工事例に掲載する文章にお引越し後の印象をお聞きしたくご相談させていただきましたところ、そう言うことならしっかり作りますと仰っていただき、以下のような文をしたためていただきました。

お家づくりのこだわりをお施主様側から書いていただけている文章は、私たちにとっても貴重なものと感じ、原文のまま掲載させていただきました。

本当にありがとうございました。
以下お施主様から届いた『感想等』原文になります。

ぜひ、お家づくりの参考にしていただけましたらと思います。

 

 

感想等

2024年1月7日

1.完成した家の感想

2023年12月下旬に、新居に入居しました。新居は、一般的に高気密高断熱住宅と呼ばれる家になります。具体的には、新居の断熱性を示すUa値(外皮平均熱貫流率)は0.46であり(HEAT20のG2グレード)、新居の気密性を示すC値は0.28です。

入居してまず感じたことは、以前住んでいた大手ハウスメーカーの賃貸アパートに比べて、家のどこにいても暖かく快適な室内環境が実現できたことです。例えば、着る服の枚数が1枚減りましたし、毛布及び足温器も不要になりました。無垢材の床は冷たくなく、スリッパ無しで過ごすこともできます。寒さが体に与える負担がほとんどなくなり、仕事、勉強及び家事に集中して取り組むことができるなど、室内での活動が活発になりました。

温度の他にも、(表現するのは難しいですが)心地よい空気感を感じます。例えば、室内は、新築に特有な化学物質の臭いを感じることはなく、木の香りに包まれていますので、リラックスできます。また、洗濯物を室内干しにすることによって、加湿器を使わなくても、室内の絶対湿度を10g/m前後(相対湿度で40~60%程度)に保つことができます。そのため、高気密高断熱住宅にありがちな過乾燥を感じることはありません。

そして、このような快適な温熱環境を、1階の1台のエアコンと2階の1台のエアコンだけで実現できております。2階のエアコンは朝方に補助的に使用しているだけですし、晴れの日の日中には、南側の窓からの日射取得のおかげで、1階のエアコンを止めても、室内を22~24℃に暖かく保つことができます。

新居は、オール電化住宅であり、かつ、太陽光パネルを搭載しております。そのため、日中は太陽光パネルが発電する電力で、エアコン、エコキュート(給湯器)及びIHクッキングヒーターなどの電気設備を稼働させることができます。電気代が高騰する中でも光熱費の上昇を抑えることができ、経済的に安心して過ごすことができます。

 

 

2.私達が感じる夢工房様の特徴

家を新築するに当たり複数のハウスメーカーを訪問した経験、及び、上記1に記載致しました新居の感想を踏まえますと、夢工房様の特徴は、以下の点にあると感じております。

(1)住まい手を大切に考えた家づくりをしておられること。

(2)地球環境に配慮した家づくりをしておられること。

(3)上記(1)及び(2)の特徴と家の価格とのバランスが優れていること。

 

多くの住まい手は、健康に過ごすことができて、地震に強く、長寿命で、メンテナンスが容易で、経済的な家を希望していると思います。夢工房様の家がこのような希望を叶えつつ、地球環境に優しい家であることは、夢工房様の標準仕様を見れば分かります。

例えば、夢工房様の家は、許容応力度計算に基づいて算出した耐震等級3の家であり、加えて、制震装置(evoltz)も装備しております。そのため、夢工房様の家は、優れた耐震性を有しております。また、夢工房様は家の構造体(柱など)に緑の柱(ハウスガードシステム)を採用する数少ない工務店の一つであり、家の構造体が腐ったりシロアリに食べられたりすることがありません。そのため、夢工房様の家は、大変長寿命であると思います。また、自然素材を多く用いた夢工房様の家は、メンテナンスが容易で、地球環境にも優しいです。さらに、夢工房様の高気密・高断熱の家は、光熱費を抑えることができる経済的な家です。加えて、高気密であることからも、施工が丁寧であることが分かります。

上記(1)及び(2)のような素晴らしい家であっても、家の価格が高すぎては、住まい手にとって絵に描いた餅です。実際、私達が訪問したハウスメーカーの中には、より高性能な家を建てているところもございましたが、価格が夢工房様より1000万円以上高かったです。家の性能は確かに重要ですが、家に住んだ後に家族の想い出を作るための費用や子供の教育費などにも十分にお金をかけることができる程度に家の価格を収めることも重要と思います。この点、夢工房様の家は、快適な室内環境を十分に実感できる程度に良い性能を有しつつ、これらの費用に十分にお金をかけることができる程度に価格が抑えられております。

このように、夢工房様の家は、多くの人におすすめできる家であると思います。一人でも多くの方が、夢工房様の家で、快適でエコな暮らしを長い間楽しんでいただけたら幸いです。

以上

 

 

2024年1月14日

奈良でも液状化現象を注意するべき?

2024年(令和6年)1月1日 石川県能登地方でを震源とする地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には、一日も早く平穏な日常生活へと戻れますよう、心からお祈り申し上げます。

天理市、奈良市、大和郡山市を中心に、自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。今回はホームインスペクション(住宅診断)業界実績NO.1のさくら事務所が、令和6年能登半島地震・金沢市周辺の市街地の緊急調査がまとめられていました。

 

混乱が続く能登地方ではなく、金沢市周辺にて赴きテレビで見る被害状況だけでなく、地盤の液状化について詳しく調査されています。

  • 液状化によって砂と水が噴き出し土の中に埋まってしまった車や
  • 5段あったブロック塀が2段分まで地盤に埋没した状況など、
  • 1m~3m不同沈下した3階建てビル

 

引用 令和6年能登半島地震・金沢市周辺の市街地の緊急調査からの提言https://www.sakurajimusyo.com/opinion/disaster/334/

 

ご興味あればご覧になってください。
https://www.sakurajimusyo.com/opinion/disaster/334/

 

 

液状化現象が起きうる3つの要素

「新潟地震」の液状化現象によるビルの倒壊[新潟日報提供]

 

上記の記事では、
液状化現象が起きるのには、3つの要素が必要となるそうです。

 

①ゆるい砂地盤(概ねN値15以下)
②地下水の水位が浅い場所ある
③大きな地震動が来る

 

この3つがそろうことで液状化現象が発生するのだそうです。
調査エリアのかほく市では最大震度5強、内灘町では震度5弱だったそうです。

③の大きな地震動は震度5で液状化には十分なのだそうです。
南海トラフ地震では奈良も震度5以上とも言われているので、地盤によっては液状化を気を付ける必要が有りそうです。

 

 

液状化現象化しやすい地盤:砂地盤

砂地盤は、砂質土が主な成分になっている地盤のことです。
水の量が多いゆるい砂質度では地震で液状化して地盤沈下しやすいです。

地下水の水位などを調べるのは難しいので、
ハザードマップなどで地質を調べて見てください。

なお、
不動産での取引では洪水ハザードマップや土砂災害ハザードマップの説明はあっても、地質や地盤などの説明はないことが多いので、ご注意ください。

 

 

土地探しには地盤サポートマップをがオススメ

地盤調査会社のジャパンホームシールドが運営している地盤サポートマップは比較的使いやすく地質などもわかりやすいです。
ぜひご利用ください。

 

使い方①
1.調べたいエリアを入力
2.「災害リスクをまとめたレポートを見る」
3.レポートから地盤の情報を見る

 

 

宝永地震で発生した奈良盆地内の液状化現象

江戸時代中期に起きた宝永地震
現在危惧されている南海トラフ地震だったようです。

奈良盆地内でも液状化が起きたそうです。

https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no42/42b1/a42b1p12.pdf

 

 

耐震、制振そして液状化対策

地震にはまず耐震と制振が必要だと能登地震の様子を見るたびに思います。

ココファミーユでは耐震等級3を標準仕様、制振ダンパーを使用した制振工法も標準仕様です。後ではなかなか工事がしにくいので新築時にしっかりと地震対策をしておくことが大切です。

また今回のような液状化を見ると、可能性は低いとはいえ奈良盆地内でも液状化は起きうる可能性があること、地盤の判定をしっかりと確認することが重要です。

大地震なんて起きてほしくない
けど、万が一起きたときに家にいるから安心だと思えること
とても重要なことだと思います。

また万が一の大きな地震が来ても住み続けられる家を
繰り返し地震に強い家づくりを目指してください。

2023年12月25日

「頭寒足熱」健康的な家のつくる方法 4選 

天理市、奈良市、大和郡山市を中心に、自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。冬が本格化し体調を崩しやすい時期になっていますね。
今回は健康について考えてみました。

 

 

「頭寒足熱」とは健康の基本であり、これは体の上部を冷やし下部を温めるというもの。
これが重要なのは、人間の体は頭部が冷えると体全体が冷えたように感じ、逆に足元が暖かいと体全体が暖かく感じるからです。

ですから、足元が冷えると全身が冷えてしまい、健康に影響を及ぼすことがあります。

 

特に床が冷たいと感じると、足元が冷えて体全体が寒く感じることがあります。また、足元が冷たいと血行が悪くなり、冷え性やむくみの原因となることもあります。これは、血液が冷えた足元から心臓へ戻る流れが悪くなるためです。そこで、ここでは足元からの改善で健康的に暮らすための、真冬でも暖かく、裸足で過ごしたくなる家を建てる・リフォームのポイントを4つまとめてみました。

まず、体調を崩すと長引きやすいこの時期に向けて、住まいから冬を快適に過ごすためのポイントを考えてみましょう。

 

 

 

①断熱性

 

冬に使う暖房器具は、暖房器具の使用量を減らしながらも快適な温度を保つことができる断熱性を持つことが重要です。断熱性とは、材料が熱を透過する速度を表す数値で、一般的には熱伝導率(熱を通しにくさ):U値にて表されます。しかし、体感温度には熱容量(熱を吸収する能力)をもつ素材などが重要で、これにより体感の改善が可能となります。

 

 

②気密性

 

気密性(C値)は、住宅のすき間の大きさを表す数値で、冬に冷たい空気がすき間から入り込んでくることで足元が寒くなる原因となります。実はあまり知られていませんが、室内で暖房器具を使用すると暖まった空気が住宅の上部から抜けることで、煙突効果によって足元の冷たい空気を引き寄せてしまい、足元が寒くなると言われています。

 

 

 

③接触冷感が少ない床

 

冷たさを感じやすい素材として代表的なものにガラスやタイルがあります。これらは接触冷感と言われ、同じ温度でも冷たく感じやすいものです。「床が冷たい」と感じる原因は、しばしば「合板フローリング(複合フローリング)」です。これに対して、冷たくない床には無垢フローリングが良い選択となります。特に杉やパインなどは断熱性が高く、接触面の凸凹が少ないため接触面積も小さく、温かく感じます。

 

 

④適切な窓

 

家の中で冷たさを感じる場所の一つが窓です。断熱性の低い窓(例えばアルミサッシやシングルガラス)の近くにいると冷たさを感じたり、足元に冷たい風を感じたりします。これは部屋の空気が断熱性の低い窓で冷やされ、足元に流れ落ちていく現象「コールドドラフト」が起こっているからです。窓を高断熱化することでこの冷たい風を止め、足元の寒さは大きく改善します。なお、ここで紹介した窓の改善はリフォーム補助金の対象になっていますので、興味のある方はぜひご相談ください。

足元から暖かい生活を送るための工夫として、上記の4つのポイントを心に留めておいてください。。

 

健康で快適な暮らしのためのリフォーム読本 監修 前 真之東京大学大学院准教授(以下、リンク)では、住まいの冬の寒さに関する不満のトップ2は「床が冷たい」と「窓周りから冷気が伝わる」でした。今回ご紹介した内容が、これらの問題を解決し、少しでも皆様の生活を快適にするための参考になれば幸いです。

 

健康で快適な生活のためのリフォームについての詳しい情報は、以下のリンクからご覧いただけます:https://kurashisozo.jp/img/effort/reform.pdf

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