奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。
家づくりを考えるとき、「収納」をどうするかはとても大切なポイントです。この記事では「子育て世代の家づくりの収納」についてまとめました。
結論的には、
むやみに収納スペースを増やすのではなく、「何を?」「どんなものを?」「誰が使うのか?」を考えることが理想の住まいづくりにつながります。
生活動線に合わせた使い勝手の良い収納をもつ家になるでしょう。
そして、片づけやすく心地よい暮らしを手に入れましょう。
収納率とは?
家全体の面積に対する収納スペースの割合を「収納率」と呼びます。
一般的には、12~15%が理想とされています。
(ちなみにマンションは8%前後が多いそうです。)
ただし、家族構成やライフスタイルによって適した収納率は変わります。
特に子育て世代のご家庭では、収納率を多めに確保することをおすすめします。おもちゃや学用品、成長とともに増える荷物をしまうスペースが必要だからです。余裕のある収納があると、子どもたちが片づけやすくなり、自分で片づける習慣を身につけやすくなります。
例えば、小さな子どもが楽しんで片づけできるようにするには、手が届く高さに収納を設けたり、分類しやすい工夫をしたりすることが効果的です。心理学的にも、「楽しく片づける経験」が主体的な行動につながるとされています。
(参考: [日本における片づけに関する心理学的研究の展望](https://mejiro.repo.nii.ac.jp/records/1535))
収納の使いやすさ
収納はただ「物をしまうスペース」ではなく、「使いやすさ」が大切です。
ポイントは以下の3つです:
1. 適切に分類する
頻繁に使うもの、季節限定のもの、思い出の品など、カテゴリーごとに分けて収納場所を決めましょう。
2. 出し入れしやすい位置に配置する
日常的に使うものは、腰から目の高さあたりがベスト。重たいものは下段、軽いものは上段に置くなどの工夫を。
3. 当たり前に使える便利さ
物がさっと取り出せて、簡単にしまえる。そんな「当たり前」が、快適で楽しい暮らしにつながります。
収納場所
収納は「場所」がとても重要です。生活動線を意識して配置することで、暮らしの快適さが大きく変わります。
例えば:
・玄関近くにコートや傘を収納できるスペースを設けると、外出時の準備がスムーズになります。
・キッチン近くにはパントリーやゴミ箱スペースを確保しておくと、料理や片づけが効率的です。
・リビングには散らかりがちな書類などは隠せる収納にまとめて整理がオススメです。
こうした工夫をすることで、自然と片づけやすい環境が整い、ストレスの少ない生活が実現します。
ウォークインクローゼットなど大きな収納を意識することも多いと思います。
実はなんでもかんでもウォークインクローゼットに収納すると物が増えやすく物の出し入れがしにくくなってしまいます。
家づくりの際、収納スペースをただ増やすのではなく、「何を?」「どんなものを?」「誰が使うのか?」を考えることが大切です。生活動線に合わせて計画された収納は、日々の暮らしを快適にし、心地よい空間を作り出します。
「片づけやすい家」は、「暮らしやすい家」。あなたとご家族の生活にぴったり合った収納を考えてみてくださいね。
奈良でお家を考えている方はお気軽にご相談してください