奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
去年、ドイツですべての住宅に太陽光パネルの設置が義務化されたそうです。
もともと断熱義務化は完了しているので、日本に置き換えるとZEH義務化がなされたようなもの。
日本に比べると日差しの弱いドイツですら義務化が許されるのか。
と驚いていると、ドイツの住宅に詳しい方からは、電気代が日本よりもはるかに高いので、太陽光義務化で補助金もでることも含めて太陽光義務化が比較的受け入れられているとのこと。
もしかしたら日本も急激に既存住宅もZEH化に進むのではないか?
そんな気さえしてしまう情報でした。
ドイツでは住宅性能を家庭訪問
既存住宅の ZEH 化推進に向けた調査で令和2年野村総合研究所が発表した資料によると「ドイツでは住宅性能を家庭訪問でチェック」を消費者センターが行うそうです。
既存住宅の ZEH 化推進に向けた調査報告書(株式会社野村総合研究所)
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000574.pdf
日本よりも寒くなるドイツだからこそ、住宅性能が健康に直結してしまうことから、はやくから法整備が進んでいましたが、まさか消費者センターのスタッフが自宅を訪問して、その家の断熱性能の実績値を調査して、2時間のアドバイスを行うのだそうです。
既存住宅にも住宅性能の義務化されているドイツが社会一体となって高性能化に向けて取り組んでいることがわかりますよね。さすがパッシブハウスの始まりの国。
日本では当分できない制度ですね。
だからこそ各々自分の家を守っていくことが大切になってきそうです。
リフォームでZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
断熱性を引き上げた住宅に太陽光パネルを設置して、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家がZEH
その一番のメリットは光熱費の安さです。
光熱費高騰を受けて、リフォームでもZEHにしたいというご要望が増えています。
リフォームでのZEHの注意点
リフォームで太陽光を設置する場合は、太陽光パネルをのせるだけの構造的な堅固性があるのか。確認する必要があります。
例えば、6kWの太陽光パネルを設置する場合、350㎏ほどになります。
地震に対しては弱くなってしまうため、十分に耐震性が確保できているのか?
もし、今が瓦が乗っている場合は瓦から軽量瓦やガルバニウムなどに屋根材の葺き替え必要になるかもしれません。設計士による耐震診断とともに耐震補強を考えるようにしましょう。
光熱費メリットとともに快適に
残念ながら既存住宅でZEH基準の断熱性がある住宅はほぼありません。
現在ですら新築全体の1/10程度
6万~7万戸のZEH住宅が日本にあると言われていますが全体では約5,000万戸ですから0.1%と言われています。
新築よりも安く、短期間でリフォームを行う性能向上させるリノベーションと太陽光パネルを設置を組み合わせたZEH。
光熱費を大きく抑えるとともに快適で暮らしやすいお家が手に入ります。
賃貸ZEHなど新しい取り組みが進む中、住んでからの満足度が高いというZEHは大きな選択肢かもしれませんね。
奈良で既存住宅をZEHにリフォームをお考えの場合はお気軽にご相談いただけましたらと幸いです。
耐震等級3+制振工法にZEH基準を超える断熱性能の新築住宅を建てている工務店のココファミーユなら安心していただけると思います。