奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
家は第3の皮膚と呼ばれていることはご存じですか?
建築家のフンデルトヴァッサーは
自分自身を第1の皮膚、衣服を第2の皮膚、住宅を第3の皮膚、社会環境を第4の皮膚、地球環境を第5の皮膚
と提唱していたそうです。
なんともすごい発想ですよね。
言い回しが独特なので難解に聞こえますが、新居を考えるときには良い考え方とも思えるのです。参考にしていただけましたら幸いです。
フンデルトヴァッサーとは?
フリーデンスライヒ・レーゲンターク・ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサーはオーストリアの芸術家、画家、建築家
すごく面白い建築家で直線が嫌いという。
「自然の中に唯一存在しないものが直線である。社会や文化が存在しないこの直線に基づいているとすれば、やがてすべては崩壊するだろう」
自然を愛した彼は、建築でも自然への回帰を唱えました。
ヴァルトシュピラーレ
晩年の作品
上空方から見ると逆J型
さすが芸術家。強烈なインパクトです。
関西には彼の作品がありますので、一度は見られたことがあるかもしれませんね。
キッズプラザ大阪の「こどもの街」
5つの皮膚を家探しの観点から考えてみる。
自分自身を第1の皮膚
衣服を第2の皮膚
住宅を第3の皮膚
社会環境を第4の皮膚
地球環境を第5の皮膚
と唱えた内容を家づくり、家探しから考えてみると
この皮膚について的を得ていることがいくつか見つかります。
衣服と住宅は似ている。
温度によって服を選ぶことは、快適な日常生活を過ごすために非常に重要な要素です。季節や天候の変化によって体感温度も変わるため、適切な服装の選択は必要不可欠ですよね。
汗対策には、速乾性のある素材の服を選ぶことが大切です。汗をかいても素早く乾くため、不快感を抑え、快適な状況を保てます。
ムレないように通気性が良いものも選びましょう。
暮らしのなかでも多くの湿気がでると言われています。
料理やお風呂などで12L/一日も水分がでるそうですから、換気だけではなく、湿気を透湿する壁で湿気がたまらないような家がおススメです。
第4の皮膚(社会環境)は周辺環境など?
「第4の皮膚」とは、人間が生活する社会環境のことを指す言葉です。
たとえば、
敷地の広さ、高低差
などその敷地状況だけではなく、
校区や駅までの近さ、買い物の利便性、ご近所さんなど
まで含まれてきそうです。
第3の皮膚の住宅とも関係してきます。
例えば、日当たりや風通しや通行人の視線などは周辺環境と住宅とで併せて考えるとより良くなりそうです。
土地探しの段階から私たち建築会社にご相談いただけましたらと思います。