天理市・奈良市・大和郡山市を中心に自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。
先日、枚方市の無垢木を中心とした家具やさんに行ってきました。
自然塗料リボスのオイル仕上げを使用した家具が比較的手頃な価格で提供されていると聞き、お客様に紹介できるのではないかと思い立ち寄りました。
ニトリなどの超大規模な店舗ではないものの、ソファー、ダイニングテーブル、照明、カーテンといった家具が十分なスペースを持って配置されていました。無垢木の家具店の中でも、かなり大きな店舗でした。
各家具にはそれぞれ特徴があり、最適な使い方があることを改めて感じました。例えば、展示されていたスモールカウチソファは、テーブルとの組み合わせ次第で、広々としたリビングにしなければ、そのゆったりとした特徴を活かせないかもしれません。
このソファを新居に取り入れたいと考えるなら、このソファでゆったりとした時間を過ごせる家を目指すべきです。家具にこだわる場合は、間取りを決める際にも考慮したいところです。
最近では、全体の資金計画や住宅ローンを家具込みで考えることも増えています。家具を含めてどのような生活を送りたいか、そういったことを考えながら家づくりを行いたいと思っています。
無垢木には自然塗料がおすすめな理由
弊社では無垢木を使用した家づくりを行っているため、お客様も無垢木の家具を選ぶ方が多いです。家具や建具などで使用される無垢木を長く使うためには、自然塗料が最適です。大きく分けて塗料には2種類あります。
①浸透性自然塗料
https://iskcorp.com/livos-about/
リボス等のオイルフィニッシュは浸透性の塗料です。亜麻仁油など体に無害な植物由来のオイルを家具に浸透させて表面を仕上げる塗装方法です。自然塗料の特徴として、分子が細かいため木の組織に入り込み撥水性や汚れを取りやすくすると言われています。
分子という言葉は感覚的に理解しづらいですよね(私も同様です)。
しかし、水や汚れを弾く効果は確認できます。
肌触りも良いです。
②被膜性塗料
合成樹脂、UV塗装、蜜蝋ワックス、ラッカー塗装等の膜を形成して表面をコーティングする塗料です。
その種類は多様で、それぞれ特性がありますが、化学物質症候群(シックハウス症候群)の一因となり得る石油由来の樹脂系(プラスチック系)のものが多く、硬い印象を与えます。また、その機能も多種多様です。
蜜蝋ワックスはミツバチの巣から取れる蝋成分と植物由来のオイルで作られます。蝋成分の被膜がツヤ感を演出します。
家具や建具を長く使うためには何が大切か?
一般的に最も普及しているのはウレタン塗装で、「傷や汚れ、熱に強く、メンテナンスが不要」と謳われています。
しかし、ウレタン塗装の耐用年数は7-10年と言われています。陽射しを受けなければ持ちが良いですが、家具や建具の買い替えやリフォームを考えると結局短いとも言えます。
メンテナンスが不要だけど期限が短いウレタン塗料、メンテナンスが必要だけど長持ちする浸透性自然塗料。
長く暮らすことで鮮やかな生活の彩りを加えていくでしょう。また、メンテナンスは想像より大変ではないです。建てたり買った当初の気持ちを思い出す機会として、メンテナンスを行うことをお勧めします。家も家具も大切に扱ってもらえれば幸いです。