天理市、奈良市、大和郡山市を中心に、自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。
日本において、一般的には壁紙といえば、塩化ビニール樹脂製のものが主流ですが、ココファミーユでは、それらのビニール樹脂製の壁紙だけでなく、紙クロスやフリース(不織布)壁紙の利用をおすすめしています。これらの壁紙は透湿性があり、自然素材の特性を活かしています。今回は、それらの違いについて詳しくご紹介いたします。
ウッドチップクロス
オガファーザーには、ウッドチップクロスとバージンパイプの2種類があります。ウッドチップクロスは、木の製材時に発生するおが屑と新聞の再生紙を使用しており、表情豊かで塗装が可能です。オガファーザーは呼吸性があり、湿気の移動ができるため、カビの発生リスクを低減します。
また、静電気が発生しないため、壁に埃を引き寄せず、清潔な環境を保ちます。壁紙の張り替えではなく、漆喰塗料を塗り仕上げることで、継ぎ目のない一体感のある空間を実現できます。更に、オガファーザーは塗り替えが10回以上可能で、強い耐久性を誇ります。塗り替えによるメンテナンスは、環境にやさしく、ゴミを発生させません。
また、一般的な塩化ビニール製の壁紙は約10年ごとに張り替えが推奨されていますが、この際には大量のゴミが発生し、環境に負担をかけることがあります。塩化ビニール製の壁紙には樹脂製の糊が使用されており、廃棄される際には焼却または埋め立て処分が行われることが一般的です。年間で廃棄される量は約14万トンにも上ります。
将来的なごみの負担を考慮すると、トイレなど張り替えが適している部分には塩化ビニール製を、大量のゴミが発生する箇所にはオガファーザーなど塗り替え可能な素材を選択することで、環境への配慮を実現できそうです。
漆喰を上塗りメンテナンスでごみを減らす。
未来に残す住宅を建てたいのならメンテナンス時にも環境負荷を抑えた住宅にしたいですね。ご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。