奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房のスタッフです。
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?セミが鳴き響くこの夏、「冷房をつけると寒く、切ると暑い」という現象、皆様のご家庭でも起きていませんか?
実はこれ、住宅の性能が大きく影響しています。もちろん、個人差で温度の感じ方が違うこともありますが、ここでは住宅性能に焦点を当ててお話しします。そして、この問題を地球温暖化と比較してみましょう。
断熱性の低い家で起きること
例えば、炎天下で車を1時間放置すると、まるでサウナのようになります。先日、YouTubeで車に肉を置くとローストビーフができるほどの温度になる動画を見ました。これは断熱性の低さに加えて、窓からの日射取得で車内が高温になるためです。
断熱性の低い外皮+性能の低い窓の家でも似たことが起きる
熱中症の発生場所の統計を見ると、住宅での発生が多いことがわかります。特に高齢者だけでなく、仕事をしている世代でも4割から3割程度が自宅で熱中症にかかっています。
また重症になるケースも年々増えています。
気温上昇の影響
大阪では1980年代から急激に気温が上がっており、40年ほどで2℃~2.5℃上昇しています。これは熱中症とも関係があると考えられます。
レディング大学の気候科学者エド・ホーキンス教授が作成した温暖化ストライプは、過去150年以上にわたる気温の上昇を視覚的に表現したものです。1つのストライプが1年を表し、色が青から赤へと変化していきます。産業革命以降、世界中で気温が上昇してきた様子が一目でわかります。
低性能の住宅が熱中症を引き起こす理由
高温、多湿、風が弱い、輻射熱があるなどの環境では、体から外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となり、熱中症が発生しやすくなります。
人の温度の体感は輻射・対流・伝導の3つの要素から成り立つ
熱は輻射、対流、伝導の3つの要素から成り立ちます。対流はエアコンなど気流によって熱が移動し、輻射は日光や断熱材を通して伝わる熱です。低性能な住宅では、輻射熱を吐き出す壁や屋根、輻射を透過する窓の影響で暑くなりすぎます。
30年後も快適に暮らすために
温暖化の影響により、夏はますます暑くなるでしょう。性能の低い家で暑いまま暮らすことは非常に危険です。30年後の未来も快適に暮らすためには、断熱等級6以上を標準とするココファミーユの家を選ぶことが重要です。空調に頼りすぎず、未来にわたって快適な暮らしができる家を建ててください。
お気軽にご相談いただければ幸いです。