自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。
「家族が一番長く過ごすリビング・ダイニングは、おしゃれで居心地の良い空間にしたい」 家づくりをされるお客様から、一番多くいただくご要望です。
しかし、ただ広くしたり、憧れだけで大きな吹抜けを作ったりすると、「思ったより落ち着かない…」「冬が寒くて…」と後悔に繋がってしまうことも。
今回は、数多くのLDK設計を手がけてきた私たちが、後悔しない、本当に心地よいLDKを作るための設計ポイントを、素敵な施工事例と共にご紹介します。
【光と開放感】「吹抜け」と「窓」の関係性
メリット
- 明るく開放的な空間: 高い位置から光を取り込めるため、LDK全体が明るくなります。縦への広がりが生まれることで、実際の面積以上に広く感じられます。
- 家族の繋がり: 1階と2階が緩やかに繋がることで、どこにいても家族の気配を感じられ、コミュニケーションが生まれやすくなります。
デメリットと注意点
一方で、設計時にしっかり対策をしないと、住んでから後悔する可能性もあります。
- 空調効率の問題: 暖かい空気は上に溜まるため、冬は暖房が効きにくく、夏は2階からの熱気で暑くなりがちです。
【暮らしの主役】「家具」から考える空間設計
「素敵な家が完成したのに、置きたいソファが入らない…」 「ダイニングテーブルが大きすぎて、人が通るスペースが狭い…」
これは、家づくりでよくある失敗談です。多くの方が、建物の完成後に家具を選び始めますが、本当に心地よいLDKを作るなら、設計段階で「どんな家具を置いて、どう暮らしたいか」をイメージすることが重要です。
- ソファ: 何人で座りたいですか?カウチで脚を伸ばしたいですか?寝転がってくつろぎたいですか?暮らし方をイメージすると、必要なサイズが見えてきます。搬入経路の確認も忘れずに行いましょう。
- ダイニングテーブル: 一般的に、1人が食事に必要なスペースは「幅60cm × 奥行40cm」と言われます。4人家族なら幅120cm〜140cmが目安ですが、椅子を引くスペースや、テーブルの周りを人が通る動線(最低60cm以上)も考慮してサイズを決めましょう。
素材選びのヒント
床やドアといった内装材と家具の素材感を合わせると、空間に統一感が生まれます。
例えば、これらの写真のように、無垢材のフローリングに木の温もりを感じるソファやテーブルを合わせると、ナチュラルで温かみのある、落ち着いた空間になります。
照明など、部分的に異素材を取り入れると、空間のアクセントになり、洗練された印象を与えることもできます。
【全体の調和】空間をうまくまとめる「照明」と「動線」
最後に、LDK全体を調和させ、より上質な空間にするためのコツをご紹介します。
心地よさを演出する「照明計画」 部屋全体を均一に照らすダウンライトだけでなく、「一室多灯」といって、複数の照明を組み合わせるのがおすすめです。
- ペンダントライト: ダイニングテーブルの上を優しく照らし、料理を美味しく見せ、食卓の雰囲気をぐっと良くしてくれます。
- 間接照明: 壁や天井を照らすことで、空間に奥行きと陰影が生まれ、リラックスできる空間を演出します。
どこで、誰と、何をする時に、どんな光が必要か。暮らしのシーンを想像しながら照明を計画することで、LDKはさらに心地よい場所になります。
暮らしやすさを決める「動線計画」
キッチンからダイニングへ、リビングからウッドデッキへ、買い物から帰ってきてパントリーへ。日々の暮らしの中の人の動きを「動線」といいます。この動線がスムーズだと、家事の負担が減り、ストレスのない毎日を送ることができます。
おしゃれで心地よいLDKは、単に空間が広い、デザインが良い、というだけでは実現できません。
- 吹抜けや窓による、光と風の取り込み方
- そこでどう暮らすかを考えた、家具の配置とサイズ
- 空間の質を高める、素材、照明、動線の計画
これらを総合的に考え、トータルでデザインすることが不可欠です。
私たちココファミーユ|夢工房では、お客様一人ひとりのライフスタイルや「こんな暮らしがしたい」という想いを丁寧にお伺いし、デザイン性と機能性を両立した、世界に一つだけの住まいをご提案しています。
今回ご紹介した写真のような、木の温もりを感じるデザインの家にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。