奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
春になり、もう少しするとジメジメな梅雨、そしてお家にとって最も季節過酷な夏が来ます。
なんかカビ臭い、、
エアコンなのかな?
(実際、エアコンの場合もあると思いますが、、)
実は壁の中がカビている可能性があることも。
壁の中のカビは法律上、瑕疵にあたらず、せっかく家を建てたのに壁の中にカビが発生しても建築会社にその責めを問えないこともあります。
(残念ながら、まだ法整備ができていない。)
この記事では壁の中にカビが発生してしまうメカニズムについて解説していきます。
カビが発生するのは結露水が発生するから
カビ増殖するためには4つの条件が必要です。
その4つというのが温度、湿気(水分)、栄養(有機物)、空気。
どれか1つでもなくすことができればカビの発生を防げると言われています。
なぜ発生するのか?多湿で暖かい季節
上記で説明したようにカビが発生するのには温度、湿気(水分)、栄養(有機物)、空気の4つ。
カビが発生しやすい温度は15℃~30℃
まさに人が暮らす温度がカビも増殖しやすい温度です。
またカビは悪食で、栄養はなんでも良いので、これも止めることはできません。
おなじく、空気をなくすこともできません。
おのずと湿気(水分)を無くせるかどうか?
この部分がカビを増殖させてしまうかどうかかかっていると言えます。
ただ、これからの季節は湿気も増え、温度も上がってきます。
https://japan.world-season.com/climate-nara/
問題は高温多湿な中で冷房
暑苦しいなあと冷房をかけると室内温度は下がり、室内温度と外気の温度に差ができることで壁の中で湿気が結露水に変わることがあります。
夏に冷たい飲み物をコップに入れると、表面が結露によって汗をかくのと同じような現象が換気されにくい壁のなかでできてしまいます。
快適にするためにつけたエアコンが家には過酷な環境になってしまうのです。
では冷房をつけない方がいいと言うわけにもいきません。
壁の中に湿気がたまりにくくすることで解決することができます。
方法としては防湿か透湿の2つ。
詳しくはかなり長くなってしまうので、次回記事で改めて説明しますが、ココファミーユ|夢工房のコンセプトでもある「住み継ぐ住宅」にするためには透湿することをお勧めしています。
壁の中のカビはもう取れない。
お風呂場に生えたカビは塩素系漂白剤やオキシクリーンなどを使い取ることができます。
しかし、壁の中に生えたカビはどうしてもとることができません。
カビをはやさないと言うことがとても重要になってきます。
しかし、残念ながら現在の法整備では決まりはなく、法律どおり建築している住宅でも、対応策がとられていないことも多くあります。
そして、カビが生えても瑕疵の範囲からも外れていますので、責任を問えません。
何十年と暮らす家なのに、、
ココファミーユ|夢工房ではこのカビの問題にしっかりと向き合ったお家を建てています。
次回ブログではしっかりと解説してまいります。
また直接、この問題にご興味のある方はお問い合わせいただけましたら幸いです。