奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。
「どんなお家に住みたいかな?」と夢が膨らむ一方で、「何から考えればいいの?」「失敗しないためにはどうすれば?」といった不安もありませんか?
温もりあふれる無垢の床、調湿効果に優れた漆喰の壁…そんな自然素材に囲まれた暮らしに憧れる方も多いのではないでしょうか。私たちココファミーユ|夢工房は、まさにそんな漆喰や無垢材をふんだんに使った、心と体に優しい家づくりを得意としています。
でも、私たちが大切にしているのは、目に見える心地よさだけではありません。実は、見えない部分の「性能」にこそ、本当の快適さと安心が隠されているのです。今回は、特に「気密性」という、ちょっと専門的だけどとても大切なポイントについて、ココファミーユのこだわりと共にご紹介します!
「断熱」だけじゃ不十分?家の性能のホントの話
最近、ニュースや住宅情報誌で「省エネ住宅」「高断熱」といった言葉をよく見かけませんか?
実際、国も住宅の省エネ化に本腰を入れていて、
2022年4月:断熱等級5が新設
2022年10月:さらに高性能な断熱等級6・7が新設
2025年4月:新築住宅への省エネ基準(断熱等級4以上)適合が義務化
2030年までには、より高い基準であるZEH(ゼッチ)(断熱等級5相当)基準の適合が義務化される予定
と、住宅に求められる断熱性能の基準はどんどん高まっています。2025年4月に義務化される断熱等級4は、実はそこまで高い性能ではありませんが、それでも「断熱することが当たり前」になるのは、家づくりにとって大きな前進と言えます。
しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。それは、「いくら高性能な断熱材を使っても、家のすき間だらけだったら意味がない」ということです。
「家のすき間」が引き起こす問題とは?快適と省エネの鍵は「気密性」
「新築なんだから、すき間なんてないでしょう?」と思われるかもしれませんね。
確かに、今の新築で断熱材が入っていない家はほとんどありません。でも、実は「気密施工」がきちんとされていない家は、残念ながらまだまだ多いのが現状です。
ある著名な先生は、気密性が低い家を「ダウンジャケットを着ているのに、前のチャックが開いたままの状態」と例えられました。せっかく暖かいダウンを着ていても、チャックが開いていたら冷たい風がどんどん入ってきて寒いですよね。
家も同じです。すき間があると、
冬は暖房した暖かい空気が外に逃げ、夏は冷房した涼しい空気が逃げてしまい、光熱費がかさむ
外から花粉やホコリが侵入しやすくなる
壁の中で結露(壁内結露)が起こりやすくなり、家の耐久性を損ねる原因になることも…(開いている窓から風が入るより、壁の中に直接すきま風が入る方が厄介なのです!)
このように、家の「すき間」は快適性や省エネ性、さらには家の寿命にも大きく関わってきます。この「家のすき間のなさ」を示す性能が「気密性能」なのです。
しかし、残念ながら現在の日本の法律では、「すき間のない家を建てなさい」という明確な規定はありません。一方、断熱性や省エネ性に厳しい国々では、家を引き渡す際に気密測定を行い、基準値をクリアしていないと引き渡しができない、といった厳しいルールがあるほど、気密性は重要視されています。
ココファミーユは「全棟」で気密測定!確かな施工技術とモノづくりへの姿勢
私たちココファミーユ|夢工房では、快適で長持ちする家をお届けするために、建てさせていただく全てのお家で「気密施工」を徹底し、専門の機械を使って一棟一棟「気密測定」を実施しています。
「断熱性能」は、設計段階で「どんな断熱材を、どれくらいの厚みで使うか」で、ある程度計算上の数値を出すことができます。しかし、「気密性能」はそうはいきません。現場の職人さんたちが、どれだけ丁寧に、すき間なく施工できるか、その技術力と意識の高さにかかっているのです。
だからこそ、私たちは全棟で気密測定を行うことで、設計通りの性能がきちんと出せているかを確認し、お客様に自信を持ってお引き渡しをしています。それは、私たちの家づくりに対する真摯な姿勢の証でもあるのです。
気密性の提示は施工力を提示することと一緒
家づくりは、わからないことだらけで当然です。だからこそ、デザインや素材だけでなく、ぜひ「性能」にも目を向けてみてください。そして、その性能が「設計上の計算」だけでなく、「実際の施工」によって確かに担保されているか、という点も工務店選びの大切なポイントにしていただけたら嬉しいです。
ココファミーユ|夢工房は、自然素材のぬくもりと、確かな技術力に裏打ちされた高性能な住まいを、一棟一棟心を込めてお届けします。
ぜひ一度、私たちの家づくりへの想いを聞きに来てくださいね。