自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

EVENT & BLOG

2023年3月4日

モノを大切にすることで思いやりの心を育む?お家ができること

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。

お家は家族が暮らす場所であると同時に育む場所。
心から安全と思える場所で、子どもだけではなく家族も健やかに成長しながら暮らしてほしい。そんな願いを込めてお家づくりをしています。

 

この記事ではモノを大切にする思いやりの心を育むために、
家が後押しできることはないだろうか。
そんなことを考えながら徒然書いています。

ちゃんとおさまるのかわかりませんが、
モノを大切にする心を育む家を考えてみたいと思います。

 

カチカチ回る 連れて歩く可愛い木製のロボット https://wooden-toy.net/c/toy/no024

 

 

思いやりの形成

思いやりのある心を育む能力は、心の成長のためにとても大切な要素ですよね。

・岡山県立大学保健福祉学部
思いやりの芽生え, 援助方法, 指導方法, 異年齢活動, 幼児教育
https://oka-pu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2444&item_no=1&page_id=29&block_id=64

上記論文内で
8か月にわたり3歳児、4歳児、5歳児たちが思いやりプログラムを通して、思いやりの形成のために親御さんたちの援助やどうすればよかったのか。
と四苦八苦されているのが伝わってきます。

成功しているケースや反省が必要なケースなどさまざまですが、思いやりがある子は感情的に強くなり、成長への満足度も高くなっているそうです。
もう少し大きくなった時に、思いやりの形成ができていると健やかに成長してくれそうです。

 

 

 

身の回りのものを大切することが心の豊かさや自制心を育む

思いやりの形成には「気づく」ということが大切なそうです。

おもちゃなどのモノも同じではないでしょうか。
幼児の時にウレタンやメラミン加工などプラスチックのおもちゃだけでなく、木でできたおもちゃを用意する親御さんも多いのではないでしょうか。
木のおもちゃの方が社会・情緒的な成長が見込めるためともいいますよね。

これは、木のおもちゃが壊れないまでも、
へこんだり、重かったりと木本来の性質が成長できる機会を与えているからではないでしょうか。

ころころ動物 https://wooden-toy.net/c/toy/no018

 

親御さんが家を大事にしている姿を見て成長する

・家をどれだけ大事にしているか。
・家づくりのときに手間暇かけたこと。
・DIYメンテナンスの姿を見せること。
を子どもたちにも知ってもらうということもモノを大切にすることにつながりそうです。

 

メンテナンスを全くしなくていい家ではなく
自分たちでメンテナンスできるところは自分たちでする。

自分の身の回りのものを大切にしている姿を見せてあげてください。
心の豊かさや自制心を育むこと。
そして、モノを大切にすることが思いやりの形成につながるような気がしませんか?

 

 

 

 

健康で思いやりのある子に育ってほしい。
そして、大人になったときにどこに行っても良好な人間関係を築くスキルを持ってほしい。
親なら願うことではないでしょうか。

モノを大切にするということが思いやりの形成に

そして将来、まだまだ耐久性に不安を感じない家を見て
想いを詰め込んだ家を住み継いでいただけるようになってほしい。

夢工房|ココファミーユでは心から安全と思える場所をつくり、子どもだけではなく家族も健やかに成長しながら暮らしてほしい。そんな願いを込めてお家づくりをしています。

2023年2月26日

『住宅ローン1万人アンケート』から考える。| お金の不安の解決方法

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
お家づくりの最初で最大のハードルと言えば住宅ローンではないでしょうか?

引き渡し後のお客様とお話していて
お家づくり前に不安なことがありましたか?
とのアンケートでも

1.住宅ローンの不安
2.支払いの不安
3.満足できる家が建つのかの不安

と不安のトップ1.2がお金のこととみなさんお金の不安を感じてらっしゃいます。
私たちもこの不安にお応えできるよう準備しております。

今回、そんなお家づくりの不安に役立つ情報を発信しているサイトがありましたので、紹介いたします。

 

 

『ミライ研』 1万人アンケート調査

三井住友信託銀行が運営する『ミライ研』が2022年におこなった1万人アンケート調査では、

  • ローン設定時の頭金(対物件価格比率)
  • 単独ローン利用orペアローン利用

と言ったみんながどうしているの?と知りたい情報が掲載されています。
今回の引用元はこちらになります。

 

数字が教えてくれる、令和の“住まい”と住宅ローン事情①
https://mirai.smtb.jp/category/column/1008/
数字が教えてくれる、令和の“住まい”と住宅ローン事情②
https://mirai.smtb.jp/category/column/1019/

 

 

みんなの頭金をどれぐらい用意しているの?

 

 

今回のアンケートでは30-39歳の38.6%が頭金なし、1割頭金が26.9%と併せて65%を超えています。
30-39歳は20-29歳よりも頭金の準備されている金額が少ないというのは少し驚きました。20-29歳だと両社の親御さんからの住宅援助での住宅購入と言う比率も高いことがうかがえます。

また40-49歳で住宅ローンを借りるときに考えなければいけない『返済が完了時の年齢』についても30-39歳はすこし余裕があることから35年の長期での住宅ローンが組みやすいといえます。

 

奈良、天理ではどうだろうか?

私たちの施工エリアである天理・奈良であっても同じようなことが言えます。
他のサイトなどで言われている頭金2割よりも今回のアンケートに近いような気がします。
毎月、家賃を払いながら頭金2割を貯めるというのはなかなか難しいことですよね。

 

例えば、3000万円の頭金を2割、600万円を用意してから購入がダメなわけではないですが、
用意がなくてもお家探しは十分できるものとお考えください。

 

結局、一番大事なのは住宅ローンを払える範囲なのかどうか。
土地から注文住宅を建てる場合は、総額で払える範囲かどうかを十分に検討すればいいのです。

お金の不安もお気軽にご相談いただけましたらと思います。

 

 

みんなは単独ローン利用orペアローン利用??

単独ローンとは夫婦のどちらかでの名義で借り入れる利用方法(※連帯保証も含まれている模様)
ペアローンとは共働き世帯で共有名義で借り入れる利用方法

 

 

20-29歳がもっともペアローン比率が高く21%
30-39歳ではペアローン比率13%
と20-29歳がペアローン率が特に高いですね。

 

ペアローンだと住宅ローン控除を両方が受けられるなどメリットも多くあるので、今後も増えていきそうですね。
また住宅ローンでの年間の返済合計金額から年収を割った返済比率においても、ペアローンで借りたほうが年収比率が下がり、住宅ローンの金利に有利に働きやすいです。
そのため、ペアローンの方が銀行金利が下がるなどの恩恵もあるかもしれません。

共に働いている場合は、ペアローンを有効活用しようとお考えの方が多いと言えそうです。

 

 

ちょっと気になるのが、、

 

 

20-29歳では単独住宅ローンとペアローンの借り入れ増額金額が大きいということです。
30-39歳は121%UPにとどまっている増加分が155%UPと単独よりもペアローンで借りている方が大きく借りているということ。

 

ダメとか良いとかではないのですが、
無理をしていないか?
これから大きく変わるライフスタイルにおいて本当に払っていける借入額になっているか?
こちらも十分に検討していただきたい点ではないでしょうか。

 

 

理想と不安をどちらも叶え解消するために

住宅ローンというわかりにくいことを最後までお読みいただきありがとうございました。
今回引用したミライ研さんの記事は情報サイトの記事とは一線を画し、アンケートと言う形で実態を教えてくれた素敵な記事でしたので紹介と意見を追加させていただきました。

ぜひ、本文も併せてご覧になっていただけたらと思いますが、
理想と不安をどちらも叶え解消するためには、ご相談いただきながら検討いただけることが大切なのだと思います。

私たちはいつもこの理想と不安についてお客様と共有させていただき、解決方法を探し提案させていただいております。

また、併せてお考えいただきたいのが、住宅購入費だけでなく、メンテナンスや光熱費などトータルコストでお考えいただきたい。私たちはそんなご提案をご準備しております。

住宅ローンが終わったときにお家の価値がない。
となってしまうお家はまだまだ販売されているのが現状のため、劣化を抑えることで住み継げるお家でトータルで無理のない支払いになることも抑えていきたいと考えています。ぜひ比較いただけたらと思います。

ぜひ、理想と不安のどちらも叶えていただき解消いただき、満足できる良いお家づくりのお手伝いができれば幸いです。

 

2023年2月19日

最古の木造洋風建築『旧グラバー邸』から見える家づくりに大切なこと

 

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。先日長崎市内にある旧グラバー邸を行ってきました。

グラバー園内にある建物などの修繕などにも詳しい工務店さんと現地で合流し、当時の技術や工夫やどのあたりが劣化がひどかったのか。など貴重な体験をさせていただきました。

「あそこの仕舞いはどうなっている?」など真剣モードは、観光客さまには申し訳ないほど、異様な光景だったかもしれません。

現存する日本最古の木造洋風建築『グラバー邸』からは家づくりにもたくさんの知恵と考えさせることを勉強させていただきました。

 

 

旧グラバー邸とは

 

江戸時代末期に21歳で来日したグラバーが建てた古き良きが残る南山手の外国人居留地に建つ木造洋風建築。

日本で初めての洋風建築物のため、当時の大工が創意工夫しながらつくっていたことがうかがえたそうです。

 

 

洋風と呼ばれる割には多湿な日本でも通用するように『湿気対策』があらゆるところに施されているそうです。
例えば、部屋を囲むようについたベランダの屋根の裏側には格子で屋根内の格子がついていたり、壁に竹を編んだ下地に漆喰塗りにして壁内の湿気を透湿させるなどの『湿気対策』が施されているそうです。

また大量の水蒸気が発生する調理場を別棟に建てていたりと間取りにおいても工夫されていたそうです。
実際この棟の劣化がもっともひどかったそう。

 

 

寺社仏閣とは違い、人が暮らすことが前提の建物であること。
当時に大工たちの経験と技術者たちの工夫のぶつかり合いは想像を絶するものだったことでしょう。

だからこそ、
160年(1863年建築)経った今でも観光地として活躍していることを思うと途方もない大仕事をやりきっていますよね。

 

 

『住み継ぐ』意識の高さ

 

1863年に建築され、建築されて初めての大規模修理が100年後1966年~1968年に大規模修理。次の大規模修理が50年後2019年~2021年に保存・耐震工事。
と恐ろしいほどの長寿命な住宅。
その上に新築の際にも、当時の民家の部材を転用して使用しているのだそうです。

当時の建築の『住み継ぐ』意識の高さを感じることができます。
現在の日本の住宅寿命が30年だということを鑑みると先人たちに怒られてしまいそうです。

 

 

やっぱり『湿気対策』が大事

 

 

旧グラバー邸が教えてくれた話の一つが湿気対策でした。
暮らしの中で発生する湿気は1日22L(4人家族)だそうです。

空気のなかに含まれてしまう水蒸気はどこかに集まったり、温度差があるところにいくと水蒸気は水に変わる。
だから、北側の日の光が当たらないところでは壁内結露などが発生し、劣化しやすくなってしまう。

だから壁内で湿気を貯めこまない。
透湿する住宅が必要になってくるのではないか。

 

少し専門的な話になって、長くなるのでここでは省略しますが、
湿気を集めない貯めこまない。
特に構造部へ湿気ストレスを与えない。
長寿命な家の基本なのだと旧グラバー邸は身をもって教えてくれたようです。

 

高度経済成長期のドタバタで大きく変わってしまった家づくり。
部材も職人も当時から大きく様変わりしましたが、改めて住宅が長寿命であることは無条件でいいこと。

安全性も性能も維持できているということですから。

 

 

グラバーが日本を離れなかった理由かも

グラバーが江戸時代の21歳で日本に来て、生涯を日本で過ごしたのも旧グラバー邸が居心地よく生活に満たされていたからかもしれませんね。

160年の歴史の中でグラバーが住んでいたのは前半の数十年。
カビや劣化に悩むことすらなかったのでしょう。

湿気対策が不十分な家なら容易に起きてしまうことが起きにくいようにしておくことが住み継ぐ家では重要になってきます。。

弊社の湿気対策については改めてまとめるとして、長崎に行かれた際は、素敵な旧グラバー邸をぜひぜひご覧になってください。
当時の設計士と大工が工夫した場所をぜひ見つけてみてください。

 

 

 

2019年~2021年に行われた旧グラバー邸大規模修繕については公式サイトにまとめられています。

ぜひ、併せてご覧になっていただけたらと思います。


https://glover-garden.jp/7796

 

2023年2月12日

良い家とは? サステナブルな家の建て方 2/2

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
長期的に見ればサステナブルな家はとても経済的です。
サステナブルな家は安心していつまでも長く住み続けられるなど多くのメリットがあります。
今回はちょっと真面目過ぎるかもと少し心配していますが、サステナブルな家の建て方の後半です。

 

前回記事はこちら≫良い家とは? サステナブルな家の建て方 1/2

サステナブルな家の条件として

  1. 長い年数にも耐えられる躯体の堅固性
  2. 100年以上保たれる防腐性能|性能維持性
  3. 将来も誇れる気密性と断熱性
  4. 省エネ+創エネ
  5. パッシブデザイン

 

前半記事では
・長い年数にも耐えられる躯体の堅固性についてと
・100年以上保たれる防腐性能|性能維持性

構造計算や制振工法や緑の柱などを夢工房の取り組みとともに紹介させていただきました。
この記事では残りの3つの条件について解説していきます。

 

 

 

3.将来も誇れる気密性と断熱性

現在のところ、日本では断熱性に義務化はありませんが、世界に目を移すと世界では断熱性の義務化が進んでおり、数値に満たない建材を使用すると建築だけでなく使用を止められてしまうという国まであります。

今後日本も世界基準に合わせていく可能性はありそうです。

引用 [第2回] 住宅省エネ基準の国際比較と更なる省エネ化に向けて ㈱野村総合研究所

サステナブルな家では将来にわたって断熱性能の不適格にならない住宅でないといけません。
今後義務化が検討されているゼロエネルギー住宅(ZEH)は将来のことを考えると必要そうです。

あわせて劣化しにくい断熱材を使用する必要がありそうです。

 

4.省エネ+創エネ

省エネはエネルギーを減らす技術のこと
下の円グラフ(経済産業省の資源エネルギー庁)によると1965年から2018年での50年間で電気代は約2倍になったそうです。

より電気をつかった便利な暮らしになりました。
多くのエネルギーを使用する暮らしからエネルギーを抑えられる性質をもつ住宅への転換期と言えそうです。

実際にエネルギーの問題は今回の光熱費高騰からも外すことができないことを知らしめました。何重もの問題がかさなり光熱費に転換されてしまいましたが、対抗策を十分を持つ必要がありそうです。

 

5.パッシブデザイン|日射遮蔽・日射取得

暮らしていく中で日射や風など自然エネルギーは暮しやすさに密接な関係ですよね。

パッシブデザインは日射熱や昼光、風などの自然エネルギーと上手に付き合っていこうという設計手法のこと。
マンションでも東向きや北向きの部屋は寒く、南向きの部屋は暖かいなど向きによって価格や人気なども大きく変わってきますよね。

戸建ての場合はマンション以上に自然エネルギーを受けるため、上手に自然エネルギーと付き合うことがより大切になってきます。

 

 

また熱の出入り口でもある窓まわりはパッシブデザインの考えのもと、敷地においてもっとも最適な窓やガラスはなんだろうか?と考えることは必要になってきます。

パッシブデザインの本場のドイツなどでは日射はできるだけ取得し、すだれのような外側ブラインドで入りすぎる日射に対しては対応するようです。

しかし、日本では冬も厳しいですが、夏も厳しいですから敷地に合わせた開口部の計画を考えたい。
ガラスの日射取得型と日射遮蔽型を向きや日差し方向によって使い分けたいところですね。

 

 

 

サステナブルな家は長期的に維持できることを前提とした家だからランニングコストやメンテナンス費用が少ないお家

長く使い続けることができる家だからこそは将来の修繕費が少なくて済み、良い状態でのまま次世代に受け継いでいけます。
例えば、無垢の床であったり漆喰の壁などは剥がしてはりなおす必要のある複合フローリングや外装材に比べると修繕費も安くて済みます。

高度経済成長期にしみついてしまったスクラップビルドな家づくりではサステナブルな家になりません。
長期的な視点で考えるとサステナブルな家は省エネで経済的な住まいではないでしょうか。

世代を超えて住み継いでゆくサステナブルな家をご提案させていただきます。
奈良でお家づくりをご検討でしたらお気軽にご相談してください。
皆様のお問合せをスタッフ一同お待ちしております。

2023年2月7日

良い家とは? サステナブルな家の建て方 1/2

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
いろんなところで目にするサステナブルと言う言葉、実は住宅にこそ必要な考えなのかもしれません。

 

sustain 持続する
-able  -できる

 

サステナブルな家とは性能を保ち続け安心して続けられる家といえそうです。
せっかく建てる家だからこそ、本質的な家づくりを目指したい方向けにサステナブルな家のメリットとそれを叶えるために必要なことをまとめました。

 

 

 

サステナブルな家の5つの条件

 

安心して長く、快適に住み続けられるサステナブルな家を叶えるためには5つの条件を満たしていることが重要です。

 

  1. 長い年数にも耐えられる躯体の堅固性
  2. 100年以上保たれる防腐性能|性能維持性
  3. 将来も誇れる気密性と断熱性
  4. 省エネ+創エネ
  5. パッシブデザイン

 

 

 

1.長い年数にも耐えられる躯体の堅固性

奈良には歴史ある寺社仏閣や町屋がゴロゴロあるので、体感としてお気づきだと思いますが、本来の建物は数十年でダメになってしまうものではありません。
サステナブルな家では躯体の高い構造力と性能を落とさないようにすることはとても大切です。

 

 

 

 

1-1.許容応力度計算の耐震最高等級+制振工法

現在の住宅性能表示制度では耐震等級は2つあります。

2階建て以下、延べ面積500㎡以下、かつ高さ13m以下、軒高9m 以下と大きくない木造建築物だけが『壁の量で測る簡易な計算方法』を特例措置として選ぶことができます。
いわゆる壁量計算と呼ばれる仕様規定に沿った簡易チェック方法での耐震等級です。

 

もう一つは、
建物にかかる固定荷重や積載荷重に地震などの長期荷重、及び短期荷重を想定し構造部材の内部に生じる抵抗力を計算する許容応力度計算を行った方法です。(言葉が難しいですよね💦)
いわゆる構造計算した耐震等級です。

 

つまり、耐震最高等級は壁量計算の耐震等級3と構造計算の耐震等級3の2つある状況です。
しかし、長期優良住宅認定制度では壁量計算の耐震等級3、構造計算の耐震等級2以上と差がつけられるように令和4年 10月1日改正がありました。

本当に地震に強いのは「許容応力度計算により構造計算を行った耐震等級3」と言えます。

https://www.taishin100.or.jp/

 

 

 

制振ダンバーを追加で地震の衝撃を軽減

ココファミーユでは「許容応力度計算により構造計算を行った耐震等級3」に追加で制振装置を追加することを推奨しています。

例えるなら耐震は地震に対する強さです。
代わって制振は揺れを軽減することで家自体へのダメージを軽減することができ、ココファミーユが推奨する制振装置はevoltz/エボルツで走行中揺れを続ける自動車に使用される制振技術を制振に転用した耐久性の高い制振ダンバーです。

 

 

 

 

 

2 防腐性能|性能維持性

新築時にどれほど高い性能があってもその性能を維持することができなければサステナブルな家と言えません。コンクリートよりも長い耐久性を持つ木も朽ちることで性能を損なってしまいます。

木が朽ちる原因は大きくは2つです。
・腐朽菌による腐朽
・シロアリによる虫害

この問題にココファミーユでは、緑の柱(ハウスガードシステム)を採用しています。(詳しくはhttps://coconfamille.jp/performance/)

国産無垢材に薬液の加圧注入処理を施すことで抜群の防腐性能を発揮します。この効果は半永久的で100年、サステナブルな家には最適です。

 

 

 

サステナブルな家は長期的な経済性とともに将来に恥じない家

頑丈で長く安心して暮らせる良い家ということは、家にかかるランニングコストを抑えられること。一般的な家よりも寿命も長くなるので住み継いでいくことが可能になります。

また劣化しにくい素材を選ぶことでメンテナンス費用なども抑えていくことで財布にやさしいだけでなく環境や建材の製造時にかかるCO2の発生も抑えていくことができます。

サステナブルな家を建てることは長期的な経済性とともに将来に恥じない家を建てることにもつながります。

世代を超えて住み継いでゆく本質的な家づくりをココファミーユ|夢工房としませんか?
奈良でお家づくりをご検討でしたらお気軽にご相談してください。
皆様のお問合せをスタッフ一同お待ちしております。

2023年1月30日

【V2Hなど】EVを自宅で充電する設備種類の解説

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
ゆくゆくは電気自動車にするかもしれないとお考えのご家族も多いのではないでしょうか?車のことはあまり詳しくないのですが、日本を含む世界各国で、2035年頃までにガソリン車の生産をやめるとの目標が打ち出されているそうです。

2035年以降、お家づくりを考えるうえで自動車のあり方は大きく変わっていきそうですね。今回の記事は電気自動車と家についてまとめていきたいと思います。
今後のお家づくりの参考になれば幸いです。

 

新車販売台数のうち電気自動車が約64.5%の国も、、

 

 

最近、電気自動車が時々走っているなあと感じることも増えてきましたが、まだまだ普及していない印象のある電気自動車ですが、ノルウェーでは新車販売台数のうち電気自動車が約64.5%なのだそうです。
日本で感じている電気自動車の普及よりも圧倒的に進んでいる国もあるようです。

2022年1~9月、EUでは新車販売台数のうち電気自動車のシェアは10.6%、中国では約18.4%と着実に伸びているようです。

そんな電気自動車の問題点は充電時間が長いということではないでしょうか。

 

家で充電できればすごく便利ですし、この充電時間が長い問題も解決してしまいそうです。
今はまだガソリン車であっても、お家は電気自動車に対応できるように準備しておいてもよさそうです。

 

 

自宅で充電する設備は3種類

 

  1. 200V充電用コンセント
  2. 充電スタンドタイプ
  3. V2Hシステム

 

電気自動車を自宅で充電する設備は3種類あります。
特長などもまとめてみました。
パナソニックではすべて取り扱いがありましたのでこの記事ではパナソニックの製品でまとめましたが、実際にご検討いただく際は改めてご提案させていただきます。

 

充電用コンセント

今はガソリン車に乗っているが、ゆくゆくEVやPHVなどに乗り換える可能性があれば準備しておきたい充電用コンセントです。

電気自動車は100Vと200Vがありますが、100Vでは10時間かけても半分も充電できないようです。なので200Vで準備した方がよさそうです。

今回の充電用コンセントはカバーがついたいたずら防止できるタイプ。

 

 

充電スタンド

充電スタンドタイプには
・ケーブルが脱着できるコンセントタイプ
・取り外しができないケーブルが装備されている充電ケーブルタイプ
があります。

 

外構工事が必要になるので、新築時の設置工事がおススメです。また家と駐車場が離れている場合などもスタンドタイプなら最適な場所へ設置することができます。

 

 

V2Hシステム

V2Hシステムとは、Vehicle to Homeの略で、電気自動車への充電だけでなく、電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)に搭載されているバッテリーに蓄えられている電力を流用し自宅の家庭で使用できるようにしたシステムのことです。

 

昼間、太陽光発電でつくられる電力のうち消費できなかった電気を車に充電し、夜に車のバッテリーから使用するなどエネルギー消費を減らすことができます。

 

また一般的な充電用コンセントよりも高速で充電できる高レベルなタイプが多いのも特徴です。

今回紹介したパナソニックeneplat(エネプラット)は2023年2月21日より発売予定です。

パナソニックeneplatのカタログ≫

 

 

V2HシステムにはZEH以上がおススメ

 

ZEHとはネットゼロエネルギー住宅のこと。
高気密高断熱や省エネ機器によって高い住宅性能を実現するに家にすることで消費されるエネルギーを極力抑え、太陽光発電などで創られるエネルギーが消費するエネルギーを上回り、実質ゼロエネルギーで暮らせるといったお家のことです。

 

光熱費がすごく抑えられ快適で省エネに暮らせるZEHは、光熱費が高騰している昨今ですから、ZEHを検討されているお客様も多いです。

そんなZEHとV2Hシステムはとても相性がいいので、ZEHをご検討の際はV2Hシステムも併せて検討してみてもいいかもしれないですね。

 

 

補助金も用意されています。

 

 

2023年の電気自動車促進のための補助金情報はまだでていませんが、2022年同様に補助金があるようです。

製品によって補助金額が決まる仕組みとなっており、外部給電器には製品代の1/3が上限補助(正確に言うとセンター承認本体価格(円)に対しての1/3)。
V2Hシステムには製品代の1/2上限補助(正確に言うとセンター承認本体価格(円)に対しての1/2)とかなり嬉しい補助制度がありました。

令和5年度での予算額に達した時点で終了となる補助金になりますので、ご興味のあるかたは早めのご検討をいただけましたらと思います。

ちなみに令和4年度は10月に締め切られたようです。
こどもみらい住宅支援事業の予算と同じような時期ですね。

 

 

今後はもっと光熱費を考える必要がありそうですね。

先日、新聞に来年6月から電気代が上がる。
というニュースが出ていました。ご存じな方も多いと思います。

2023年6月から新しい料金になり、「従量電灯B」モデル標準家庭で1万1737円(東電)と7497円(関電)になり、2月から1キロワット時あたり7円の補助があるので9917円(東電)と5677円(関電)になるそうです。

この価格差がもっと問題視されて、私たち関電エリアも料金上がったりしないだろうか?
先月の電気代を思い出してより不安にかられてしまいます。
関西の電気代でも安いわけではないですよね。

 

今後、なにもせずに光熱費が安くなるということは当分なさそうです。
だからこそ、月々の住宅ローンだけでなく光熱費や自動車の燃料費も含めたトータル的な考え方で知恵を絞ったお家づくりが必要な時代なのかもしれません。

ココファミーユ|夢工房ではお家づくりにおけるお金の不安をしっかりとサポート・ご提案させていただきます。

皆様のお問合せをスタッフ一同お待ちしております。

2023年1月22日

北欧インテリアの自然を感じながら暮らすを考える。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。

北欧インテリアが好きという理由に自然を感じさせてくれる、もしくは自然がモチーフになっている点を挙げられる方も多いのでしょうか。

 

家具や食器、おもちゃにすべてに自然のもつあたたかみをおしゃれに表現していますよね。
この記事では北欧デザインの自然を愛する気持ちをみなさまと共有できたらと思います。

 

 

ダック|ARCHITECTMADE

 

 

1959年デンマークの首都コペンハーゲンでアヒルの親子が道路を横切り、警察が車や路面電車を停めたことが当時話題になったそうで、そんなエピソードを建築家ハンス・ブリングがデザインした手工芸品。

なんともかわいらしいシルエットで親アヒルと子アヒルを集めたくなりますよね。

 

 

Y-チェア CH24|Carl Hansen & Son

 

 

日本で最も売れている椅子と評される「Y-チェア」もデンマークで生まれました。
デンマーク発の無駄を削り落とし軽やかな印象のデニッシュモダンの傑作ですよね。

座面(座るところ)は紙に樹脂をしみ込ませよったペーパーコードでつくられているので、座り心地も抜群です。すれてしまえば直しやすいようにもなっています。

 

良いものを長く使い続ける。
そんな文化が根付く北欧だからこその椅子とも言えそうです。

個人的にも大学の部室棟になぜか1脚だけ汚れたY-チェアがありました。
だれが持ち込んで、いつからあったのか。

 

 

ベルサ|GUSTAVSBERG

 

 

葉脈がはっきりと書かれたどこか懐かしさも感じるデザイン。
というのも1960年に発表された今から60年とアンティークともいえる時代をものが復刻品。
葉が緑はえる暖かい季節を待ちわびる冬に最適な食器ですよね。

 

 

波佐見焼も素敵ですよね。

 

 

波佐見焼も素敵ですよね。
焼き物の町長崎県波佐見町でつくられる波佐見焼は今一番楽しい磁器産地ではないでしょうか。

中川政七商店さんで初めて商品が並べられていたところから気になって調べると思っていたと窯元じゃない。産地まるごとおもちゃ箱のようです。

 

 

自然を感じられる工夫がもたらす幸せについて

 

毎年、国別の幸福度ランキングで北欧諸国は上位なのだそうです。
トップ10に北欧5か国がランクイン

1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 アイスランド
7位 スウェーデン
8位 ノルウェー

また、寒いエリアなので世界的にも断熱性能の高い暖かい家で暮らしています。
住宅性能の義務化も日本では考えられない水準になっていて、18℃以下になる賃貸住宅は大家が改修工事をしないといけないと決まっているほど、住まいや室内環境が人の幸せと深く関係していると考えられています。

高い住宅性能の上に、おしゃれなインテリアなどに囲まれた室内にいることで幸せを感じれる機会が多いために、幸福度ランキングも高いのかもしれませんね。

 

室内にいても自然を感じられる工夫が幸せにつながっているかもしれない。
ココファミーユでは奈良産の吉野杉やスイス漆喰など天然由来の建材を使った、身体にも心にもやさしい家をつくっています。

こだわりたいインテリアや家具のことなど、お家以外のこともいっぱい教えてください。
ご希望に沿ったお家のご提案させていただきます。

皆様のお問合せをスタッフ一同お待ちしております。

2022年11月24日

地鎮祭

こんにちは。
日々の暮らしを一番の幸せに。
奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

先週末から続けて2現場で地鎮祭をさせていただきました。
週末は天候にも恵まれ清々しい空のもと、週明けは日曜日に降った雨もやみ瑞々しい空気の中、無事に行うことが出来ました⛩。





地鎮祭とはそもそもどの様な儀式ですかとよくお問い合わせ頂きます。
地鎮祭とは、土木工事や建築工事を行う際、工事が無事に終わるように神主を招いて安全祈願する儀式のことです。その土地を守る氏神様に土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全を祈願するという意味があります。
しかし、地鎮祭は必ずしも行う必要はありません。地鎮祭を行うか行わないかはお施主様の判断で決めます。
数年前は地鎮祭をされないお施主様が多い様に思いましたが、近年はほとんどのお施主様が希望されます。

お施主様にご準備いただくものは神主様への御礼となります。
その他必要な物は、お供え物は神社にて、竹やテント、砂等の必要な用意は弊社で準備致します。
お施主様ご自身でお供え物をご準備頂くこともございます(ご希望により)。

地鎮祭を終えられたお施主様は皆さま何となくすっきりした気持ちになる、やって良かったですと言われることが多いですね。
お正月に初詣に行って何となく清々しい気持ちになるのと同じような感覚かもしれません。

地鎮祭を無事に終えたらいよいよ着工に向けスタートです。
気を引き締めて頑張ります。


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TEL:0743-67-7080

2022年10月28日

混沌とした社会情勢の中で。

こんにちは。
日々の暮らしを一番の幸せに。
奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

3年前には予想もしていなかった今の社会情勢。
色々な事があり過ぎて、でも明るい話題はほとんどなかったなと悲しい気持ちになります。

住宅業界も例にもれず色々な要因により大きな影響を受けています。

・急激な円安による建築資材の高騰
・原油高による建築資材の高騰
・長引くコロナ禍の影響による資材の高騰(木材を含めて)
・ロシアによるウクライナ侵攻によるロシア材の高騰
などなど。
本当はもっと色々な要因によりほとんど全ての資材が高騰しているといっても過言ではありません。

思えば2年前にお引渡ししたお客様は既にコロナ禍ではあったけどその頃はまだ住宅業界は大きな影響を受けていませんでした。
その頃から考えると業界全体に建物の価格はぐっと高騰しています。
そしてそれはこれから先もまだ高騰していく可能性が高いです。

加えて日本は今金融緩和を続ける意思を発信し続けることにより急激な円安が続いていますが、住宅ローン金利はじわりじわりと上がってきています。

今の物価高を考えると家を建てるのを待つべきかと悩まれるお客様もいらっしゃいますが、待ってもこの先住宅の価格が下がっていくという事は恐らくないでしょう。
ローン金利についても今後上がっていく事はあっても現状以下になる事はないかと。

世界が平和になって、感染症の流行も治まって、皆が明るい未来を考えていける、そんな社会が一日も早く戻ってくることを願うばかりです。

家から見えた2重にかかった虹に思わず願いをかけました🌈


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