自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

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2018年10月22日

無垢床って本当にいいのかな

無垢床って本当にいいのかな

 

無垢床と一言でいっても素材の種類はたくさんあります。

魅力は何といっても本物の木であるということ。

近年、複合フローリング(建材フローリングの事)の進歩は目覚ましいものがあり見た目では本当に本物の無垢床と区別はつきません。ですが、実際素足に触れてみるとその質感は無垢床とは歴然の差があります。

 

 

一般的にはパイン・杉・桧などが多く使われているように思います。これらの素材は肌触りが優しく冬には素足でも体温が奪われにくく温もりを感じられます。空気をたくさん含んだ無垢材はタイルやコンクリートに比べて熱伝導率が低いためです。また上記の木の柔らかさは高齢の方やお子様にも優しい床材と言えます。

冬でも裸足で歩きたくなる、複合フローリング独特のペタペタした感じがしない。それだけのことでただでさえ裸足になりたがる子供達は大喜びです。

(我が家のBoysもすぐに靴下を脱ぎ去って冬でも裸足で走り回っています)

 

 

また歳月を経て変化していく色合いや艶を楽しむ事が出来るのも無垢床の良い所ではないでしょうか。

ニセモノではない、本当の木にしかだせない風合いであったり肌触りは心にも体にも安らぎを与えてくれます。

 

もちろんデメリットも。

素足に優しい。。という事は柔らかく傷がつきやすい。

小さな子供がおもちゃを投げたりすると確実に大なり小なり傷はついてしまいます。

小さな傷ならばちょっとしたコツで補修もできるのですが、しっかり大きな傷になってしまうとこれはもぅ傷として受け入れるしかありません。

私の家は子供達がちびっ子ギャングさながら、乗用玩具に乗って小上がりの和室からジャンプし暴走。もちろん傷だらけです(´∀` )

でも不思議な事に、複合フローリングについた傷はとても気になるし見た目もすごく悪いのですが無垢床の場合はそれがとても味になってきます。(これ本当です)。

 

 

 

 

次によく言われるのが水に弱いということでしょうか。

もちろん始めに自然塗料などで表面の保護をしますが、無塗装の場合は更に注意が必要です。シミになりやすく、濡れたままにしておくと腐朽菌が繁殖する恐れもあります。また塗装していても水を大量にこぼしたりした場合にはすぐに拭き取りよく乾燥させることが大切です。

 

 

それから乾燥による反りや割れといったことも考慮が必要です。エアコンが直接あたりすぎて乾燥しすぎるとあまりよくありません。冬と夏では床材の変化が多少なりとも見られることも多いです。しかし冬と夏で変化するということは床板が乾燥したり湿度を含んだりしているからおこる現象ということですよね。

今デメリットということで書いていますが、反対にメリットとして無垢床には湿度を調整してくれる作用があるのです。つまり空気中の湿気が多い時には湿気を吸い取り乾燥しているときには湿気を放出するという調湿作用を持っているのです。

 

 

この様にメリットであるところは反対に捉えるとデメリットにもなりうるということです。

そういったことがすごく気になる方には無垢床はむいていないかもしれません。

暮らしの中でできた傷や経年変化を家族が残した思い出として捉えることができるならば、無垢床は思っている以上の恵みをもたらしてくれるはずです。

 

 

無垢床の種類について少しお話します。

一般的には先程も書いたようにパイン・杉・桧などが多く使われているように思います。特徴としては肌触りが優しく温かい、コストも比較的手に届きやすい素材になります。

他には硬質な樹種で傷等もつきにくい無垢床もあります。チェスナット(栗)・バーチ(樺)・チーク・楢などがそれにあたるでしょうか。これらの床板は比較的固く傷も杉などに比べるとつきにくい種類になります。そして何より高級感があります。ということはコストもやはり少し高めになってきます。

「うわっ!すごく高そうなお家」と感じる家にはこういった無垢床が使われている事が多いです。ですが、無垢床ならではの肌触りや温かみといったところは感じにくいかもしれません。

 

 

 

 

どんな素材にしろそれぞれ特徴やメリット、デメリットがあります。

自分達の暮らし方にあった床材を探して見つけることも楽しみの一つと考えてみてはいかがでしょう。

 

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※”家づくり知恵袋”は、家づくりに役立ちそうなヒントを私なりに分かりやすくお伝えするヒント集です。
2018年10月1日

家づくりは何から始めればいい?

家づくりは何から始めれば・・・

 

住宅はほとんどの方にとって生涯で一度きり、一番高い買い物です。

ところがこの一番大きな買い物がほぼ衝動買いの様な状態になっている方も少なくありません。

例えばテレビや冷蔵庫を買う時、その性能やデザインを価格と照らし合わせ、なぜこの製品が安いのか若しくは高いのかを充分に調べた上で納得して買われるのでは?

それが住宅になるとその下調べをほとんどしないまま工事費やデザインのフィーリングの様なもので生涯最高額の買い物を決断してしまいます。

しかも住宅購入は一番高価なだけでなく利用期間も一番長くなるはずです。家電や車の様に5年、10年で買い替えることはできません。

 

お家づくりを考えるとき、まず何から始めればいいのか分からないというのも当然。何が分からないのかも分からない、それが普通だと思います。

そんな状況から始めるお家づくりはまず「知る」ということ。そして「学ぶ」ということ。

なぜ建売のお家はこんなに安いのか、逆に高いお家は何が違うのか。その理由と根拠を知って学んでご自身で納得した上で建売のお家を購入されるのであればそれも一つの決断であると思います。逆に知れば知るほど、ローコスト住宅がどんなに高い買い物であるかを実感するかもしれません。ですが、お家の性能や中身を知ることなく金額だけでローコスト住宅を選択された場合、後に高性能住宅の存在を知ったとしてももぅ取り返しはつきません。先程も言ったように5年、10年で買い替えることが困難な商品だからです。

家とは人の暮らしを守り育む器。家族が一番長く共に過ごす場所。だからこそ人任せではなく自分たちが一番求める暮らしやその為に必要な知識を知ることが大切です。

 

暮らしとは日々の毎日の積み重ね。快適であるか否かの暮らしは10年、20年、年老いた50年後もずっと続くのです。休日はもっと家にいたくなり、平日は早くお家に帰りたくなる。どんなリゾートで過ごすよりも快適でしあわせと感じることができる、そんなお家ができたらいいですよね。

太陽や風、自然の恵みをいかし尚且つ断熱・気密性能を高めるお家づくりがその思いを叶えてくれます。目に見えること「デザイン」「間取り」「設備機器」もちろんそれらも大切です。ですが「素材」「高断熱」「高気密」といった見えにくいものの方が快適さには重要なのです。

そのひとつひとつをしっかり知って学ぶこと。お家づくりはまずそこからがスタートです。

 

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