天理市のココファミーユでは、「許容応力度計算」を用いた耐震等級3の家づくりを行っています。これは、地震に強い住宅を求める方はもちろん、「耐震性は本当に必要なの?」と疑問に思う方にも読んでいただきたい内容です。
熊本地震から学ぶ耐震性の重要性
2016年4月14日、熊本県を震源とする大きな地震が発生し、益城町では震度7の揺れが記録されました。さらに、その2日後にはマグニチュード7.3の地震が再び起こり、同じく震度7を観測しました。この地震で、多くの命が失われ、家屋の損壊は約14万棟に上りました。
特に注目すべき点は、一度目の地震でダメージを受けていなかった家が二度目の地震で倒壊したことです。このことから、家を選ぶ際には耐震性が非常に重要であることがわかります。
耐震等級の違いが被害に与える影響
https://www.mlit.go.jp/common/001155088.pdf
熊本地震の被害から見える築年数の影響
熊本地震の教訓として、耐震等級の違いだけでなく、築年数が古い住宅ほど被害が深刻であることも明らかになりました。時間の経過により、建物は劣化し、強度が低下します。
湿気や虫害、自然な素材の経年変化によっても耐久性が損なわれるため、住宅の定期的なメンテナンスやリノベーションは重要です。そして、もともと劣化を抑える長耐久な躯体で家を建てることがとても重要です。
地震に対処するための特別な取り組み
ココファミーユでは「制振ダンパー evoltz」という装置を導入しています。この装置は、地震の揺れを吸収し、揺れを軽減することで、地震後の余震にも効果を発揮し、建物の疲労を抑えます。設置後は壁や断熱材の中に収まるため見えませんが、長期間メンテナンス不要で効果を発揮し続けます。
また、「ミドリノ柱」という腐らない柱材を採用している点も特徴です。この柱は、長期間にわたり強度と耐久性を保ち、特に湿気の多い日本の気候に適しています。これにより、家全体の寿命が延び、長く安心して住むことができます。
ココファミーユ|夢工房は、経年による劣化を抑えた上で耐震等級3を標準仕様とし、精密な「許容応力度計算」と制振ダンパーなど先進的な制振技術を組み合わせた家づくりを行っています。
地震への最大の備えとして、長く安心して暮らせる住まいを提供することを大切にしています。