奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。
先日、お客様に
「ココファミーユさんの家は継ぎ目のない家が多いですね。」
と評してもらいました。
継ぎ目とはサイディングを張った際にできる↓これのこと
サイディングのつなぎ目が嫌なんです!我が家がたどり着いたサイディングのつなぎ目対策
奥様は継ぎ目のない家がいいということでお家を探しておられたそうで、でもネットで検索するといっぱい情報がでてしまいよくわからなかったというお話もされていました。
そこで今回は継ぎ目のない家のつくる方法を紹介したいと思います。
海外の街並みがキレイな理由
キレイな海外の街並みなどを見てみると継ぎ目のない家が多いことに気づきます。
チェスキー クルムロフ(チェコ)
https://maps.app.goo.gl/12jNEtwjzZT7Vssz7
ビバリー・クレスト
https://maps.app.goo.gl/Jg2pd1hGYNVaxYeF9
継ぎ目のない仕上がり湿式工法
漆喰を想像するとわかりやすいかもしれません。
湿式は漆喰だけでなくモルタルなども含まれ、現地で施工する方法になります。
特徴 | 説明 |
---|---|
材料の性質 | モルタル、コンクリート、漆喰などを使用。 施工後に硬化するまで時間がかかる(水分が蒸発して固まるため)。 |
施工場所 | 現場での施工が主流。 |
仕上がり | 継ぎ目が少なく、一体感のある仕上がりになる。 |
防水性・密閉性 | 防水性や気密性が高い。 |
施工環境への影響 | 施工中に湿度が高いと乾燥が遅れる場合がある。 |
ココファミーユでは外壁専用漆喰を使用
ココファミーユでは、外壁に湿式工法の漆喰を標準仕様として採用しています。漆喰仕上げは、継ぎ目のない美しい外観を実現できる点で、多くのお客様から高く評価されています。
特に、当社で使用しているスイス漆喰「カルクファサード」は、石灰の比率が非常に高いため、静電気が発生しにくい特長があります。その結果、汚れが付きにくく、経年劣化も起こりにくい耐久性に優れた外壁が仕上がります。
また、漆喰の外壁について「汚れやすいのでは?」というご心配の声をいただくことがありますが、漆喰は強アルカリ性であるため、カビの発生を抑制する効果があります。これにより、清潔で美しい外観を長期間保つことができます。
カルクファサード
カルクファサードは、天然素材をベースとした外壁仕上げ材で、美しい質感と高い耐久性を兼ね備えています。その主成分は石灰(カルシウム)で、自然素材ならではの温かみのある仕上がりが魅力です。特に、ヨーロッパの伝統的な建築様式に多く見られる素材で、時が経つほど味わい深い風合いを持ちます。
自浄化
カルクファサードは、水分を含むと表面に吸湿と乾燥を繰り返す性質があります。このプロセスにより、表面の汚れが雨水とともに自然に洗い流されます。このため、長期間にわたり美しい外観を保つことが可能です。
防カビ・防菌性
石灰のアルカリ性には、防カビ・防菌効果があり、外壁にカビや藻が生えにくくなります。湿度の高い環境でも清潔な状態を維持できるため、特に日本の気候に適しています。
STO ロートサン
ドイツのSTO(シュトー)社が提供する高性能な外装仕上げ材です。主に外壁用の仕上げ材として使用されており、耐久性、意匠性、そしてメンテナンス性に優れています。「ロートサン」は特に耐候性や汚れにくさを追求したラインで、厳しい気候条件下でもその美しい外観を長期間維持することが可能です。
ハイドロファシリティ(疎水性)
表面が疎水性を持っているため、雨水が汚れを巻き込みながら流れ落ちます。この「セルフクリーニング効果」により、外壁に汚れが蓄積しにくくなっています。
歴史のある湿式工法
湿式は古代ローマ神殿パンテオン
ローマン・コンクリート
ギリシャ・サントリーにの景色
西洋漆喰
住み継ぐ家へ
STO ロートサンやカルクファサードといった湿式工法による最新の外壁仕上げ材は、職人の手仕事によって丁寧に仕上げられるため、その質感や性能が非常に高く、美しい外観を長期間保つことができます。
これらの素材は、見た目の美しさだけでなく、耐候性や汚れにくさ、透湿性といった機能面でも優れており、住む人に快適な住環境を提供してくれます。
これらの外壁材を選ぶ理由の一つとして、私たちの「住み継ぐ家」というコンセプトがあります。家は単に住むための空間ではなく、家族の歴史を刻み、次の世代に受け継がれていく大切な存在です。
使いつぶす家ではなく、人の人生よりもはるかに長い寿命をもった家を建てることが劣化の不安を感じることなく暮らし続けられる家になります。
外壁材には、耐久性や美観、そして環境への配慮といった価値が求められます。湿式工法で仕上げられる外壁材は、その一つ一つの特性が、住まい手の暮らしを豊かにする。
良いものを長く使う暮らしは家にも言える話ではないでしょうか?