奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房スタッフです。
長期的に見ればサステナブルな家はとても経済的です。
サステナブルな家は安心していつまでも長く住み続けられるなど多くのメリットがあります。
今回はちょっと真面目過ぎるかもと少し心配していますが、サステナブルな家の建て方の後半です。
前回記事はこちら≫良い家とは? サステナブルな家の建て方 1/2
サステナブルな家の条件として
- 長い年数にも耐えられる躯体の堅固性
- 100年以上保たれる防腐性能|性能維持性
- 将来も誇れる気密性と断熱性
- 省エネ+創エネ
- パッシブデザイン
前半記事では
・長い年数にも耐えられる躯体の堅固性についてと
・100年以上保たれる防腐性能|性能維持性
構造計算や制振工法や緑の柱などを夢工房の取り組みとともに紹介させていただきました。
この記事では残りの3つの条件について解説していきます。
3.将来も誇れる気密性と断熱性
現在のところ、日本では断熱性に義務化はありませんが、世界に目を移すと世界では断熱性の義務化が進んでおり、数値に満たない建材を使用すると建築だけでなく使用を止められてしまうという国まであります。
今後日本も世界基準に合わせていく可能性はありそうです。
サステナブルな家では将来にわたって断熱性能の不適格にならない住宅でないといけません。
今後義務化が検討されているゼロエネルギー住宅(ZEH)は将来のことを考えると必要そうです。
あわせて劣化しにくい断熱材を使用する必要がありそうです。
4.省エネ+創エネ
省エネはエネルギーを減らす技術のこと
下の円グラフ(経済産業省の資源エネルギー庁)によると1965年から2018年での50年間で電気代は約2倍になったそうです。
より電気をつかった便利な暮らしになりました。
多くのエネルギーを使用する暮らしからエネルギーを抑えられる性質をもつ住宅への転換期と言えそうです。
実際にエネルギーの問題は今回の光熱費高騰からも外すことができないことを知らしめました。何重もの問題がかさなり光熱費に転換されてしまいましたが、対抗策を十分を持つ必要がありそうです。
5.パッシブデザイン|日射遮蔽・日射取得
暮らしていく中で日射や風など自然エネルギーは暮しやすさに密接な関係ですよね。
パッシブデザインは日射熱や昼光、風などの自然エネルギーと上手に付き合っていこうという設計手法のこと。
マンションでも東向きや北向きの部屋は寒く、南向きの部屋は暖かいなど向きによって価格や人気なども大きく変わってきますよね。
戸建ての場合はマンション以上に自然エネルギーを受けるため、上手に自然エネルギーと付き合うことがより大切になってきます。
また熱の出入り口でもある窓まわりはパッシブデザインの考えのもと、敷地においてもっとも最適な窓やガラスはなんだろうか?と考えることは必要になってきます。
パッシブデザインの本場のドイツなどでは日射はできるだけ取得し、すだれのような外側ブラインドで入りすぎる日射に対しては対応するようです。
しかし、日本では冬も厳しいですが、夏も厳しいですから敷地に合わせた開口部の計画を考えたい。
ガラスの日射取得型と日射遮蔽型を向きや日差し方向によって使い分けたいところですね。
サステナブルな家は長期的に維持できることを前提とした家だからランニングコストやメンテナンス費用が少ないお家
長く使い続けることができる家だからこそは将来の修繕費が少なくて済み、良い状態でのまま次世代に受け継いでいけます。
例えば、無垢の床であったり漆喰の壁などは剥がしてはりなおす必要のある複合フローリングや外装材に比べると修繕費も安くて済みます。
高度経済成長期にしみついてしまったスクラップビルドな家づくりではサステナブルな家になりません。
長期的な視点で考えるとサステナブルな家は省エネで経済的な住まいではないでしょうか。
世代を超えて住み継いでゆくサステナブルな家をご提案させていただきます。
奈良でお家づくりをご検討でしたらお気軽にご相談してください。
皆様のお問合せをスタッフ一同お待ちしております。