自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

EVENT & BLOG

2024年8月18日

夫婦間でお家づくりの想いが違う場合の最適な方法

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房のスタッフです。
弊社には小さい子どもにも優しい建材で建てる家なので、子育て世代の方にもお問合せを多くいただいております。

家づくり、暮らし方の希望も夫婦間で違いがあることが普通です。

意見の違いも含めて相談していただけることも多いです。
今回は夫婦間でお家づくりに対する想いが異なる場合の対処方法についてまとめました。
ご意見が違う場合などの参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

夫婦間で意見が違うのは当たり前

夫婦間でお家づくりに対する想いが異なる場合、スムーズに進めるための工夫や配慮が求められます。特に、奥様が積極的にお家づくりを進めたい一方で、ご主人が後ろ向きな場合や、その逆の場合、それぞれの立場で何を考えているのか、そしてそれにどう対処すべきかを見ていきましょう。

 

 

 

1. 奥様が積極的、ご主人が後ろ向きな場合

奥様が家づくりに積極的で、ご主人が後ろ向きな場合、奥様は家族が安心して暮らせる快適な住環境を求める気持ちが強いことが多いです。将来の家族計画や子育てを見据え、デザインや内装にこだわり、自分の理想を実現したいという想いが前面に出てきます。一方、ご主人は、コストに対する懸念や、生活の大きな変化に対する不安を抱えることが多いです。ローンの支払い能力や、時間や手間の負担を考えると、現状維持が安心だと感じる場合もあります。

奥様の将来の暮らしに対して鮮明なイメージがあって
ご主人様にはそのイメージが少しぼやけている、メリットを感じられていないと言うことがあるのではないでしょうか。

 

ご主人様の暮らしたいイメージをつくっていくこと。
併せて、住宅ローンなどの支払いの不安や建築会社の違いについての知識など懸念や不安を軽減していくことをオススメします。一度に大きな決断ではなく、まずはモデルハウスなどを見て、体感し新しい家で何が変わるのか?
ご主人様のどんな希望にも叶えることができるのか?かんがえてみるのがオススメです。

 

まずは弊社のモデルハウスにご夫婦に来店いただけますと心理的な負担を減らし二人が一緒に進んでいる感覚をお持ちいただけると思います。

 

 

2.ご主人が家づくりに対して熱意を持ち、奥様が慎重な場合

ご主人は資産価値や将来の投資視点から家づくりを考え、理想の住まいを家族に提供したいという気持ちが強い方が多いです。また性能など数値にこだわる家づくりも男性の方が多いように思います。

また、DIYや趣味を活かした家づくりを楽しみたいと考えることが多いです。一方、奥様は日常生活の動線や家事のしやすさに重点を置き、現実的な使い勝手や負担を心配します。さらに、ローンや将来の経済状況への不安もあり、新しい環境への大きな変化に対する抵抗感も持つことが一般的です。

 

この違いは両立できます。
性能や家事のしやすい生活動線をしっかりとシミュレーションすることで家づくりの計画を急がず、段階的に進めることで、奥様が新しい環境に対する心理的な準備を整える時間を確保しましょう。

 

 

 

新しい家はご夫婦のための家だからこそ共感しながら進めてほしい。

ご夫婦にとって家づくりは結婚式以来の大プロジェクトなことも多く、そんな価値観を持っているんだとはじめて知るタイミングになることも多いように思います。お互いの考えや価値観をしっかり共有し、共感しながら進めることが今後の夫婦生活にとっても大切です。

家づくりは家と言うモノを買うのではなく、楽しんで互いに納得できる点を見つけ出し家族の将来を考える場なのではないかと思います。

夫婦の暮らしのこと。
子どもたちの未来のこと。
家づくりはそんな話をする良い機会です。

意見が違ってあたりまえ。
その上でぜひ楽しめるお家づくりをご一緒にしましょう。

ココファミーユでは勉強会やモデルハウス見学会などを行っております。
ぜひご参加ください。

 

2024年7月30日

低断熱の家では熱中症に気を付けてください

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房のスタッフです。

 

暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?セミが鳴き響くこの夏、「冷房をつけると寒く、切ると暑い」という現象、皆様のご家庭でも起きていませんか?

実はこれ、住宅の性能が大きく影響しています。もちろん、個人差で温度の感じ方が違うこともありますが、ここでは住宅性能に焦点を当ててお話しします。そして、この問題を地球温暖化と比較してみましょう。

 

断熱性の低い家で起きること

例えば、炎天下で車を1時間放置すると、まるでサウナのようになります。先日、YouTubeで車に肉を置くとローストビーフができるほどの温度になる動画を見ました。これは断熱性の低さに加えて、窓からの日射取得で車内が高温になるためです。

 

 

 

断熱性の低い外皮+性能の低い窓の家でも似たことが起きる

熱中症の発生場所の統計を見ると、住宅での発生が多いことがわかります。特に高齢者だけでなく、仕事をしている世代でも4割から3割程度が自宅で熱中症にかかっています。

 

また重症になるケースも年々増えています。

 

 

気温上昇の影響

大阪では1980年代から急激に気温が上がっており、40年ほどで2℃~2.5℃上昇しています。これは熱中症とも関係があると考えられます。

 

 

レディング大学の気候科学者エド・ホーキンス教授が作成した温暖化ストライプは、過去150年以上にわたる気温の上昇を視覚的に表現したものです。1つのストライプが1年を表し、色が青から赤へと変化していきます。産業革命以降、世界中で気温が上昇してきた様子が一目でわかります。

https://showyourstripes.info/

 

 

 

低性能の住宅が熱中症を引き起こす理由

高温、多湿、風が弱い、輻射熱があるなどの環境では、体から外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となり、熱中症が発生しやすくなります。

人の温度の体感は輻射・対流・伝導の3つの要素から成り立つ
熱は輻射、対流、伝導の3つの要素から成り立ちます。対流はエアコンなど気流によって熱が移動し、輻射は日光や断熱材を通して伝わる熱です。低性能な住宅では、輻射熱を吐き出す壁や屋根、輻射を透過する窓の影響で暑くなりすぎます。

 

 

30年後も快適に暮らすために

温暖化の影響により、夏はますます暑くなるでしょう。性能の低い家で暑いまま暮らすことは非常に危険です。30年後の未来も快適に暮らすためには、断熱等級6以上を標準とするココファミーユの家を選ぶことが重要です。空調に頼りすぎず、未来にわたって快適な暮らしができる家を建ててください。

お気軽にご相談いただければ幸いです。

2024年7月20日

お施主様インタビューをyoutubeに掲載しました。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房のスタッフです。

先日、無事にお引渡しが完了したお施主様に、住み心地や暮らしの変化についてインタビューさせていただきました。その際、ご厚意でインタビューの様子を動画撮影させていただけることになりました。本当にありがたいことです。

実際にココファミーユ|夢工房でお家を建てられたお施主様から、たくさんの貴重な本音をお聞きすることができました。

 

・新居で一番気に入っているところは?
・新しいお家を建てたきっかけは?
・賃貸とは異なる点は?
・お家づくりでこだわったところは?(奥様)
・お家づくりでこだわったところは?(ご主人様)
・引越し後に新たな発見はありましたか?
・ココファミーユを選んでいただいた理由は?

 

など、多くのご質問をさせていただきました。お話を伺っている間、時間があっという間に感じるほど、充実したひとときでした。

 

 

 

注文住宅の場合、お家が実際にそこにあるわけではないので、暮らしをイメージするのが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今回のお施主様インタビューを通して「注文住宅を建てたことでどう暮らしが変わったのか」、「新しいお家でどのように楽しんでいただいているのか」を具体的に知ることができるのではないでしょうか。

お施主様の体験こそが本当の声であり、そしてそれこそが私たちが提供したい暮らしそのものです。

良いお客様に恵まれ、このような素敵なお家を提供するお仕事をさせていただいていることに、心から幸せを感じた素敵な時間でした。
重ねて、感謝申し上げます。今後もお家を通じて一生のお付き合いをさせていただければと思います。

 

2024年7月13日

奈良のPFAS汚染状況を調べてみた。浄水器による除去についても

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

最近にぎわすPFASについて調べてみました。

 

有機フッ素化合物の一部で、約12000種類があるそうです。
撥水・撥油性、熱・化学的安定性など有用な物質のため幅広い用途で使用されています。

世界的規制条約であるPOPs条約では、発がん性について疑いのある3種類(PFOS、PFOA、PFHxS)については規制対象となり、現在追加が検討されているそうです。

 

 

環境省公表「自治体による河川や地下水などのPFAS調査」

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/news/tokushu/20240612/pfasmap/#6.75/34.826/135.692

 

引用:このマップは、環境省が公表した令和4年度の自治体による河川や地下水などのPFASの調査結果をもとに、都道府県に取材した結果を反映させたものです。
表示するデータを選択しマップの市町村をタップすると、地点ごとのPFASの値が確認できます。

 

おっと、、奈良市は規定値を超えている!?天理市も黄色?
奈良の水がPFAS汚染でされているの?と驚きましたが、内容を見ていくと少し様子が違うことがわかります。

 

 

奈良市は菩提川地域のPFAS汚染?

奈良市の状況を見てみると
菩提川が暫定目標値50超える赤色になっているようです。

 

菩提川とは猿沢池などを経由する川で奈良市街地を通る際に下水道と一体になる合流式下水道になっているため水質悪化となってしまっているそうです。

水道水の水源ではない川ですから、
あまり心配する必要はないのではないでしょうか。

 

 

https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/happyou/thesises/2013/pdf01/25.pdf

引用「菩提川をよごさない会」

 

 

奈良市の水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の検出状況について

天理市はWEB上に公開されていませんが、奈良市では浄水場浄水と給水栓水におけるPFAS情報が公開されていました。奈良市では1年に4回検査を行っています。

他の行政を見ても年4回は比較的多いように思われます。

暫定目標値(50ng/L)よりは低いのであまり気にしなくても大丈夫?と言えるのでしょうか。

 

 

 

気になる場合は浄水器を使用する?

水回り最大手LIXILは2023年自社浄水カートリッジでの除去試験を実施し、公表しています。

https://newsroom.lixil.com/ja/20230901_02

 

浄水カートリッジには除去できるものとできないものがあります。

水栓デザインとともに物質除去を確認するようにしましょう。

 

 

 

2024年7月4日

ホルムアルデヒドから家族を守る!奈良県天理市の健康住宅ガイド

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

先日、家具業界の方とお会いしてホルムアルデヒドの話になりました。

リビング、ダイニング、子ども部屋、寝室と居室には家具はあります。しかし、家具はホルムアルデヒドの規制が住宅よりもゆるく、デザイン性のために接着剤が多く使用されていることをどう思うか?と言った内容を聞き取りされました。

今回の記事はその時の聞き取りに対して回答をまとめたものになります。

 

 

住宅と家具の組み合わせによってはシックハウスを引き起こす可能性がある。

ともに意見があっていたのは、住宅と家具の組み合わせによってはシックハウスを引き起こす可能性があるということ。

住宅では2003年7月1日施行された建築基準法改正により、ホルムアルデヒドの総量的な規制する対策が義務付けらました。

一方で、
家具業界ではなかなか規制がかけられず、各メーカーが自主的に取り組んでいる状態にとどまっているそうです。

しかし、家具だけでなく住宅の規制も時代おくれになっている可能性があることをお伝えしました。

 

 

 

ホルムアルデヒドはシックハウスを引き起こす化学物質のひとつ

シックハウス症候群とは室内空気汚染により居住者に様々な体調不良が生じる状態のことです。

眼がチカチカする、気分が悪くなるといった軽度なものから、アトピー性皮膚炎、喘息の悪化などのアレルギー疾患悪化、などの症状があります。同じ部屋に入っても耐性があり大丈夫な方もいれば、ひどく苦しまれてしまうような化学物質に感受性の強い方もいるのも特徴です。

 

住宅では2003年7月1日施行された建築基準法改正により、ホルムアルデヒド対策とクロルピリホスの使用禁止が義務付けられ、強制換気など室内に化学物質が溜まらないようにも義務付けられました。

 

各建築資材メーカーへ化学物質濃度を低減させるよう使用面積の制限を設け、各建築資材メーカーもそれにこたえる製品開発を進めてきました。ここまで見ていると一件落着かと思えるのですが、残念ながらそうではないようです。

 

 

 

シックハウスに関する相談件数は下げ止まっている

日本住環境HP内 家具・建材に含まれるホルムアルデヒドとは?対策と換気のポイント

https://www.njkk.co.jp/blog/?itemid=77&dispmid=764

いつもお世話になっている換気などの大手メーカー日本住環境株式会社さんのブログです。
このなかでも紹介されているようにシックハウスに関する相談件数は建築基準法改正により規制された2003年よりは大きく下がっていますが、その後2010年からは下がっていないようです。

この記事内では
持ち込み家具に対しては、ホルムアルデヒドに関する規制がなく、大量のホルムアルデヒドが使用されていると指摘しています。

 

 

 

継続中:シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会

建築基準法改正から20年以上経ち、規制対象外の化学物質毒性に関する新たな実験結果やWHO (世界保健機関) の空気質ガイドラインに比べて甘いとの指摘を受けて、厚生労働省ではシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会でも現在のところ26回継続的に開催されています。

 

シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-iyaku_128714.html

 

今年1月にシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会で発表された資料を見てみると

ホルムアルデヒドの検出頻度は71%
また、ホルムアルデヒドは厚生労働省ガイドラインを超えなくなってきているのですが、
アセトアルデヒドでは厚生労働省ガイドラインを69件中31件(44.9%)となっています。

アセトアルデヒドは家具やインテリアにも接着剤として使用されています。
(アセトアルデヒドはホルムアルデヒドに比べて毒性は低いそうですが、)

 

 

買い替えられるものではない家にこそ、慎重に

住宅においては一定の規制があるとはいえ、完全に安心できるものではなく、家具との組み合わせ次第では安全ではないかもしれません。

化学物質から完全に離れて暮らすことは難しい現代において、自分と家族の健康を守るために空気汚染をできるだけ抑え、許容範囲を超えないためにできるだけ減らした建材で家を建てる。
買い替えられるものではない家にこそ、その慎重さが必要なのではないでしょうか。

 

ココファミーユ|夢工房では化学物質を減らし自然素材を中心とした安全なお家を目指しています。

 

 

 

2024年6月17日

家に居ると咳が出るというお施主様のお話

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

 

この咳はアレルギーらしい。
そしてもしかすると、家がアレルギーの原因かも。

そう先日、お問い合わせでいらっしゃったお客様は、現在賃貸で暮らしており、将来的には家を購入したいとお考えでした。

奥様は現在の住まいでは「咳が出る」とのこと。
しかし、ご主人様や子どもたちは咳が出ないそうです。

 

 

奥様のその症状は、外ではあまり出ないものの、家にいると出るというものでした。特に夜になると咳が出やすく、料理中や家事をしているときはあまり出ないそうです。現在お住まいの家は築20年ほどの軽量鉄骨のハイツです。

奥様は病院に行き、緩和する薬をもらい、部屋の掃除を徹底するようにと言われたそうです。しかし、それでも咳が続くため、家が原因なのではないかと疑い始めました。

 

私たちは咳の専門家ではありませんが、お客様に言われたことを調べてみると、咳が続く期間によって咳の種類が変わることが分かりました。専門医の診断では「アトピー咳嗽」とのことでした。

 

 

家が咳の原因になる?

家が原因かもしれないということで、お客様のお宅にお邪魔させていただきました。賃貸で狭い印象はあるものの、荷物は整理され、こぎれいな印象でした。部屋の掃除もしっかりされており、これ以上どうしたらいいのかと思うほどでした。子どもたちのおもちゃもすぐに片づけられるよう心掛けており、その努力に感心するとともに、咳の辛さを何とかしたいと思いました。

 

賃貸イメージ

 

しかし、部屋全体が少しかび臭い感じがしました。築年数のわりに真新しいビニールクロス(壁紙)が目につきました。キッチンや水回りに比べて真っ白な壁紙が逆に気になりました。洗面室の床(クッションフロア)も真新しすぎて、剥がせばカビが出てくるのではないかと疑われます。

 

おそらく、壁内結露が原因かもしれません。暖かい空気は湿気を多く含むことができ、冷たい空気は少なくなることで結露が発生します。夏は冷やされた室内と外気の暖かさの差、冬は暖かい室内空気と外気の冷たさの差で起こります。これが部屋全体でエアコンで起きているようなことが、壁内の見えないところで起こることを「壁内結露」と言います。

これはお掃除など生活でどうにかできることではなく、住宅の性能の問題で起きてしまうことです。ご主人様と子どもたちは無症状ですが、住宅の問題はこのようにどこまで真剣に取り組むかが難しいところです。家族全員に症状が出れば話は分かりますが、今のところ奥様だけが我慢している状態です。

 

新築に住めば今の症状は緩和されるのではないかとご夫婦で意見が分かれている状態です。将来的に新築を手に入れることを考え、壁内結露がもっと認知され、壁内結露から起こる症状に悩む人が減ることを切に願っています。

 

 

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/20_seki/

2024年6月3日

人にやさしい材料で家をつくる理由と大切にしてほしいこと

私たちは、人にやさしい材料を使って家をつくることを大切にしています。

 

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

私たちの住む場所、森と湖、山と海、木々と水と空気、すべては密接に繋がっています。この考えを基に、自然の中に溶け込み、自然に還る家づくりを目指しています。

家が自然の一部として存在し、長い年月を経ても安心して住み続けられるような住まいを提供することを大切にしています。

 

 

 

なぜ人にやさしい材料で家をつくるべきなのか?

 

 

人にやさしい材料で家をつくる理由は、多岐にわたります。
まず第一に、住む人々の健康と安全を守ることが挙げられます。

 

化学物質を含まない自然素材を使用することで、室内空気の質が向上し、アレルギーや呼吸器疾患のリスクを低減することができます。特に子どもや健康に敏感な人々にとっては大きなメリットです。

 

 

人にやさしい材料

自然素材は一般的に長寿命であり、経年変化を楽しむことができます。木材や漆喰などの自然素材は、適切に管理されれば、何世代にもわたって使用することができ、メンテナンスコストも抑えられます。

 

 

スイス漆喰カルクウォール:

アルプスから採れる最純度の石灰石を原料につくられる最高品質の漆喰。

自然素材であり、健康に配慮されています。壁の仕上げに使われることが多く、湿度を調整し、室内環境を快適に保つ効果があります。

化学製品が入っていないので帯電せずに埃を寄せ付けません。

 

 

リボス自然健康塗料:

 

亜麻仁油からできた人を育む塗料『リボス』
https://livos.jp/

木材の保護剤に使用する塗料に自然健康塗料を使用しています。

外見や味はゴマに似ている「亜麻と呼ばれる花の種子」、亜麻仁を低温抽出した亜麻仁油からつくられています。

亜麻仁はスーパーシードの名前の方が有名かもしれませんね。リボス塗料は食品レベルの安全性を保っています。

 

化学物質を含まず、自然の素材を使った塗料です。室内の空気を汚さず、安全に使用することができます。

 

 

国産材(奈良県産材):

 

地元で生産された木材を使用することで、輸送による環境負荷を軽減し、地域経済の活性化にも寄与しています。また、木材の温もりと風合いは、住む人に心地よさを提供します。

 

 

セルロースファイバー:

 

 

再生紙から作られる断熱材で、断熱性能が高く、エネルギー効率の良い家づくりに役立ちます。また、防音性にも優れています。

高い調湿性をもち、カビや結露対策など多くのメリットを持ちます。

 

 

これらの人にやさしい材料を使って、高断熱・高気密なパッシブ設計住宅を提供しています。

 

 

ココファミーユの家づくりのプラン

 

環境への配慮も重要な理由の一つです。持続可能な素材を使用することで、資源の枯渇を防ぎ、環境負荷を軽減することができます。

さらに、長期的な視点から見ても、人にやさしい材料で作られた家は耐久性が高く、メンテナンスの手間やコストを抑えることができます。自然素材は時間が経つほど味わいが増し、住む人々に愛され続ける家となります。

 

 

最後に、人と自然が調和した生活を実現するためには、自然の中に建ち、自然に還る家づくりが必要です。自然素材を使用した家は、周囲の環境と一体となり、心地よい生活空間を提供します。私たちは、こうした家づくりを通じて、持続可能で安心できる暮らし『住み継ぐ家』を提供していきたいと考えています。

 

このように、人にやさしい材料で家をつくることは、健康、安全、環境、そして長期的な持続可能性の観点から非常に重要です。私たちはこれらの理念を大切にし、皆様に最高の住まいを提供することを目指しています。

2024年5月27日

注文住宅時の『住宅取得等資金贈与の非課税制度利用でのトラブル』を避けましょう。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

弊社は建築会社ですので、お施主様が土地から購入され建築される際には不動産会社の仲介を通じて土地を取得されます。その際、その土地が建物を建てるのに適しているか、また日当たりや風向きなどについてもご相談を受けることが多く、お客様、不動産会社様とともに三者で土地を探すことが多くなります。

 

最近、仲の良い不動産会社様から、弊社とは関係ないお家の案件で「住宅取得等資金贈与の非課税」についてトラブルが発生したので注意してくださいとの連絡をいただきました。私たちもお施主様にトラブルを起こさないよう、忘れないようにするために、このブログを書いて心に刻みたいと思います。

 

そのトラブルとは、住宅取得等資金贈与の非課税の申告期限を過ぎてしまい、贈与税を払うことになってしまったというものでした。

 

 

 

 

 

住宅取得等資金贈与の非課税とは?

 

「子や孫等が住宅を購入するための資金援助であれば、最大1000万円まで贈与しても非課税にします」というものになり、住宅取得時にご両親から支援を受けるときによく使われる制度です。

 

 

 

 

 

 

いくらまで非課税?

 

– 省エネ住宅等:1000万円
– それ以外の住宅:500万円

 

「省エネ等住宅」とは、次の1から3の省エネ等基準のいずれかに適合する住宅用の家屋であり、住宅性能証明書など一定の書類を贈与税の申告書に添付することにより証明されたものを指します。

 

1. 断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上であること。
2. 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上または免震建築物であること。
3. 高齢者等配慮対策等級(専用部分)3以上であること。

 

ちなみに、上記の条件はココファミーユの標準仕様で省エネ等住宅(1000万円)を受けられます。

 

 

 

住宅取得等資金贈与の非課税申告の必要性

 

 

住宅取得等資金贈与の非課税を利用するには、贈与税の申告期限である贈与した年の翌年2月1日から3月15日までに申告する必要があります。今回のトラブルは、この期限を過ぎてから気づき、税務署に相談したものの対応できないと言われてしまったということです。

 

特に注文住宅の場合、申告時(翌年2月1日から3月15日)に上棟を完了していなければいけません。土地取得時に贈与を受け、この非課税制度を利用しようとしていたのに、間取りの変更などで上棟が間に合わなかった場合、この非課税制度が使えないそうです。

 

 

この制度は複雑ですので、ご両親から住宅取得のために贈与がある場合は、事前に詳しく税務署に確認し、日程なども建築会社にしっかりお伝えいただくようお願いします。弊社では複雑なケースの場合、税理士の支援等も準備しています。そのため、今のところ弊社ではこのようなトラブルは起きていませんが、不動産会社様からの話を聞き、本当に怖く感じました。

 

お家を取得する際に不安になるお金のことについては、お気軽にご相談ください。

私どもで対応できない場合は、このようなケースに慣れた税理士などチームでご対応させていただきます。

お家づくりの全てを安心できる環境をつくり満足いくお家づくりにしましょう。

 

 

 

モデルハウス内覧 : 家づくりに必要な情報方法

お家づくりをモデルハウスで体感し情報収集してください。

動線など体感するともっとこうしたい。
インスタグラムで見た印象とは違う。などモデルハウス内覧でこそ感じられることも多いのではないでしょうか?

ココファミーユでは天理市西長柄町のモデルハウスをご用意しています。
モデルハウスでもお家づくりのイメージを収集してください。

 

2024年5月23日

住宅ローンに他ローンを一本化!『住宅プラス500』で経済的な安心を実現

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

 

「住宅ローンに車のローンをまとめてもらえませんか?」

住宅ローンは住宅のためのローンなのでできるわけがない。
と言うのが一般的な住宅ローンの考え方です。

 

今回紹介するのは、そんな住宅ローンに最大500万円までその他ローンや家具代、引越し代をまとめて借りることができる住宅ローンについてです。

・自己資金が少なく、手元に現金を置いておきたい方
・車のローンやカードの支払いなどがありおまとめすることで返済負担を抑えたい方

にオススメな住宅ローンです。
もちろん、住宅ローンなので金利は安いですが長期期間ですから、
お家がほしいけど資金に不安があるという方向けになります。

 

 

住宅プラス500の特長

 

近畿ろうきんの住宅ローンになります。
住宅ローンとプラス500と呼ばれるその他おまとめローンの2つに分かれています。

車のローンなど他のローン明細を合わせて提出することで審査時に併せて検討することができ、支払い総額を抑えることができます。
カードローンや信販系ローンでは金利も高いですが、このプラス500では全期間固定で1.8%(2024/4時点)となり、また期間も長期期間にすることで毎月の支払額を抑えることができるようになりそうです。

 

 

支払いシミュレーション

銀行系リボ払いで200万円を借りた場合、
・月々支払い36,169円(2回目 元金10,000円+手数料)
・200回払い
・支払合計4,507,452円

 

プラス500
近畿ろうきんで住宅+500で200万円借りた場合

シミュレーション①:200回払い
・月々支払い11,582円
・支払合計2,316,366円

 

シミュレーション②:35年住宅ローンと同じ期間
・月々支払い6,422円
・支払合計2,696,968円

 

支払総額にも大きな差がでます。
残っている車のローンなどの借換にも使用できるので利用幅は大きいです。
もちろん、住宅ローンとセットですが、生活基盤整えるのに住宅が必要な場合は利用したい住宅ローンですよね。

 

 

 

支払い負担を減らし、返済比率の軽減と言うメリット

 

住宅ローンを借り入れる際は支払い能力に見合った額かどうかの審査があります。
返済比率と言われるもので、年収に対して?%がローン返済に充てられるのか?と言ったものになります。

住宅ローン以外の他の借り入れがある場合は、その支払いをしている上で住宅ローンはいくらまで借りられるのか?
と言った計算となるため、借りたい希望額まで伸びないケースが多くあります。

特に車のローンやカードローン、リボ払いキャッシングなどとは住宅ローンとの相性が悪いです。
そんな時この住宅プラス500なら支払額を期間で調整できるので自由度が広がり、借入額自体も増やすことができるかもしれません。

 

 

 

住宅購入は生活を整える良いタイミング

住宅を購入すると暮らしは変わります。
ココファミーユ|夢工房では生活の質を引き上げるお家を提供しています。

 

その上で、
さまざまな支払いの無駄を減らしていくことができます。
私たちが考える無駄は金利だけでなく電気代やガス代などの光熱費も含まれています。
季節の変わり目に朝晩が寒いと感じ空調することも、ぐっと抑えられます。
来月からまた電気代も補助がなくなり料金が上がってしまうそうです。

暮らしを彩るためにもこれらの無駄を減らすこと。
一緒に考えていけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

モデルハウス内覧 : 家づくりに必要な情報方法

動線など体感するともっとこうしたい。
インスタグラムで見た印象とは違う。
などモデルハウス内覧でこそ感じられることも多いのではないでしょうか?

ココファミーユでは天理市西長柄町のモデルハウスをご用意しています。
モデルハウスでもお家づくりのイメージを収集してください。

 

2024年5月9日

今後空き家が増えるからこそ、長寿命で高性能な住宅がオススメな理由

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案するココファミーユ|夢工房スタッフです。

先日、令和5年住宅・土地統計調査にて「令和5年の空き家数と空家率」が発表されました。この速報集計は9月頃に公表される予定です。空家数・空家率ともに過去最高になったとニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

空家が増加する中で、これからの家づくりについて考えることは、過去の常識とは異なる視点が必要です。ココファミーユでは、増え続ける空家に対してどのように対応すべきかをまとめてみました。

 

奈良も空家数・空家率は過去最高

1948年(昭和23年)以来、5年ごとに実施されている住宅・土地統計調査の住宅数概数集計では、全国および都道府県の総住宅数、空き家数などが調べられ、公表されています。

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf

 

 

 

スクラップ&ビルド型からストック型へ

野村総合研究所の調査によると、2030年には空き家率が30%になり、住宅10戸中3戸が空き家になる可能性があります。これほどまでに空家が増加する原因の一つは、スクラップ&ビルド型の建物が多すぎるという問題がありました。

 

スクラップ&ビルド型を未だ脱却できない建築会社も多くあったりするのですが、これは別の機会に。

 

金融業界では25年で無価値と評価され、建物を築年数で査定する不動産業界、そして建築業界もスクラップ&ビルド型の住宅業界となっています。驚くことに、新築住宅の主要構造部分や雨水の侵入を防止する部分に10年保証が義務付けられたのは2000年と、住宅寿命を考えると比較的最近のことです。

住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法)が制定されたことは、スクラップ&ビルド型からストック型への大きな一歩です。しかし、2000年以前の建物が多い中で、図面にはあるべき構造材が無かったり、完了検査を受けていない建物も多くあります。今後、少しずつ住宅品質確保法に則った建物が増えていくことで、スクラップ&ビルド型からの脱却が進むでしょう。

 

 

 

住宅ストック型のメリット

ストック型社会とは、価値あるものをつくって、長く大切に使う社会のこと。地球にやさしく、持続可能な社会を意味します。スクラップ&ビルド型で建てられた家の再利用に対する信頼が不足している日本では新築偏重になっていますが、住宅寿命の長い欧米諸国では住宅寿命は驚くほど長いです。

 

 

 

ストック型社会の未来

法律の整備も、日本の住宅品質確保法とは比べ物にならないほど厳しいものです。日本の北海道と同じ緯度に位置するイギリスでは、18度を下回る住宅は使用できません。イギリスやドイツ、フランス、スウェーデンなどの諸外国では、「暖かい家は『人権』である」という思想が根付き、ストック社会に繋がっています。持ち家であれば所有者が、賃貸であれば賃貸オーナーが断熱リフォームを行わないと使用できません。この規制は新築だけでなく既存住宅にも適用されています。

 

また、ドイツでは既存住宅の気密測定が行われ、規定内でない場合には使用が制限されます。家庭訪問で気密測定や温度測定が行われ、基準を満たさない住宅は使用できないほど厳しい規制が存在します。

このように、ストック型社会の実現には厳しい基準と法律の整備が必要です。持続可能な社会を目指し、私たちも考え方を変えていくことが求められます。

 

 

空家がある中で、ストック型社会に応えられる住宅が正解!?

2025年には断熱が義務化され、2030年にはゼロエネルギーハウス(ZEH)基準の導入が予定されています。また、耐震性においても、従来の木造建築に適用されていた4号特例が縮小され、より厳しい基準が求められるようになります。これは、スクラップ&ビルド型の時代から脱却し、持続可能な住宅ストック型社会へと移行するための重要な一歩です。

 

イギリスやドイツ、フランス、スウェーデンなどの諸外国では、すでに住宅ストック型社会が実現しています。これに倣い、日本でも来年以降、住宅に対する考え方や規制が大きく変わっていくことでしょう。現在のところ、室温規制までは導入されていませんが、将来的にはそのような規制も検討されるかもしれません。

 

将来、空家が多くなる社会においても、価値ある建物であり続けることが最低条件となるでしょう。現在の法律で規定された住宅よりも遥かに腐朽や蟻害に強く、将来にわたって性能に不安を感じさせない住宅が求められます。これからの住宅には、耐久性や環境性能に優れた設計・建築が求められるのです。

ココファミーユでは、こうした未来のニーズに応える住宅づくりを目指しています。私たちは、奈良県天理市で自然素材を活かし、快適で持続可能な暮らしを提案しています。奈良で家づくりをご検討されている方は、ぜひココファミーユのモデルハウスをご覧いただき、その品質とこだわりを体感してください。

私たちは、皆様の未来の暮らしがより豊かで快適なものとなるよう、全力でサポートいたします。

資料請求と “家づくり知恵袋” はこちらから
資料請求・お問い合わせはコチラ
tel:0743-67-7080
資料請求と “家づくり知恵袋” はこちらから
資料請求・お問い合わせはコチラ
tel:0743-67-7080

奈良・天理で新築注文住宅を建てるなら工務店ココファミーユ.夢工房

奈良県天理市西長柄町552番地
TEL:0743-67-7080 / FAX:0743-67-7081