自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

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2025年6月28日

今年は夏型結露のリスクを減らしましょう。

自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

梅雨も明けて、いよいよ夏本番。ジリジリ照りつける太陽に、セミの大合唱、そしてどこからか香る夏の匂い…まさに夏真っ盛りですね。

暑くてジメジメするこの季節、やっぱり「エアコンの効いた涼しいお部屋で過ごしたい」って思いますよね。私もついつい設定温度を下げてしまいがちです。

 

でも、この「あ〜涼しい」の裏側に、ひっそりと潜む「見えない敵」がいるのをご存知ですか。その敵こそが、今回のテーマ「夏型結露」なんです。

冬の窓ガラスにつく水滴は「あ、結露だ」って目で見てわかるから、皆さん対策されている方も多いと思います。でも、夏の結露はとっても厄介。なぜなら、壁の中や屋根裏、床下など、目に見えない場所でこっそり発生して、じわじわと家を傷つけていくからなんです。

 

 

 

 

夏型結露がもたらす「ひぇ〜」な影響

 

「夏型結露?」「何それ、聞いたことない…」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、この夏型結露は、皆さんの大切なマイホームと、そこで暮らす皆さんの健康を脅かす、決して無視できない問題なんです。

冬の結露と同じように、夏型結露も水分を発生させます。この水分が、家にとっても、人にとっても、とっても困った問題を引き起こしてしまうんですよ。

 

 

1. 家が傷んじゃう。特に「腐朽」

夏型結露が一番恐ろしいのは、なんと家の骨組みが腐ってしまうことなんです。結露で木材がいつもジメジメしていると、木材を食べる悪い菌(木材腐朽菌)が元気になっちゃうんです。この菌は、その名の通り、木を「腐らせる」働きをします。

 

想像してみてください。家の土台となる柱や梁が、見えないところで少しずつ腐っていくなんて…。最初は小さな腐りでも、時間が経つにつれてどんどんひどくなり、最終的には家の強度がグンと落ちてしまいます。最悪の場合、地震で家が倒れてしまう危険性も出てくるんです。地震が多い日本だからこそ、これは本当に放っておけない問題ですよね。

それに、金属部分もサビやすくなって、家全体の寿命が短くなってしまいます。高額なリフォームや建て替えが必要になるほどの大きなダメージを受けることも珍しくありません。

 

 

2. カビが大発生。アレルギーや体調不良の原因に…

湿気と適度な温度は、カビにとって最高の環境なんです。夏型結露が発生するところは、まさに**カビのパラダイス**になってしまいます。壁の裏側、天井裏、床下など、目に見えない場所でカビが大量発生すると、そのカビの胞子が空気中に飛び散って、様々な健康トラブルを引き起こす可能性があります。

 

アレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などの症状が悪化するのはもちろん、カビの種類によっては肺炎や気管支炎などの呼吸器の病気を引き起こしたり、「シックハウス症候群」の原因になったりすることもあります。特に小さなお子さんやご高齢の方、アレルギー体質の方は、より影響を受けやすいので注意が必要です。

 

「なんだか最近体がだるいな」「風邪でもないのに咳が出る」「鼻炎がひどくなった気がする」といった症状がある場合、もしかしたら夏型結露によるカビが原因かもしれませんよ。

 

 

 

3. シロアリさんも寄ってきちゃうかも

シロアリは、湿った木材が大好物なんです。

夏型結露で木材がジメジメすると、シロアリにとって「ここ、最高」って場所になって、被害を受けるリスクがぐんと高くなります。シロアリの被害も、カビと同じように家の骨組みをボロボロにして、地震に弱くしてしまうんですよ。

 

 

 

 

なんで起こるの?夏型結露のメカニズム

 

では、どうして夏型結露って起きるのでしょうか。その原因は、冬の結露と同じく「温度差」にあります。

冬の結露は、暖かくて湿ったお部屋の空気が、冷たい窓ガラスや壁に触れて冷やされることで、空気中の水蒸気が水滴になることで発生します。

 

一方、夏型結露は、これと逆の現象で起こるんです。

外の暑くてジメジメした空気が、エアコンで冷やされた壁や天井、床などの「冷たい部分」に触れることで、空気中の水蒸気が水滴に変わってしまう、というわけです。

特に、こんな時に夏型結露は発生しやすくなります。

 

 

※ エアコンをガンガンに効かせすぎているお部屋と、そうでないお部屋や外との温度差が大きい場合
例えば、日中エアコンを強く効かせているリビングの隣の、エアコンが効いていないお部屋や、外壁との間に大きな温度差ができると、壁の中で結露が発生しやすくなります。

 

 

 

根本解決!リフォームで夏型結露をストップ!

日々の対策も大切ですが、もっと根本的に夏型結露のリスクを減らして、快適なおうちを手に入れるには、家そのものの性能をアップさせるリフォームがとっても有効なんです。

 

1. 断熱リフォーム

夏型結露の大きな原因の一つが、断熱不足です。

壁、天井、床の断熱材をパワーアップ

これによって、外からの熱が家の中に入ってくるのを防ぎ、家の中の冷たい空気が外に逃げるのも防いでくれます。結果的に、家の中の温度を一定に保ちやすくなり、エアコンを冷やしすぎなくても快適な室温をキープできるようになります。外壁と家の中の温度差が小さくなるので、夏型結露の発生を大きく抑えることができるんです。

 

内窓の設置や窓の交換(高断熱窓へ)

窓は、家の中で一番熱が出入りしやすい場所なんです。二重窓にしたり、Low-E複層ガラスなどの高断熱窓に交換したりするだけで、窓から逃げる熱をぐんと減らすことができます。

 

 

 

2.湿気をシャットアウト。防湿層の補強

壁の内部などで、外からの湿気が家の中に入ってくるのを防ぐ「防湿層」が傷んでいたり、そもそもなかったりする場合は、防湿層をしっかり補強するのが効果的です。これによって、湿気が壁の中に入り込むのを防ぎ、結露の発生を防いでくれます。

 

 

3. 計画的な換気システムを導入

「高気密高断熱」の家では、計画的に換気を行うことがとっても大切になります。

 

24時間換気システムを導入

いつでも新鮮な空気を家の中に取り入れて、湿気や汚れた空気を外に出すことで、家の中の空気環境をいつもきれいに保てます。これで湿気がこもりにくくなり、結露の発生を抑えることができるんです。熱交換型の換気システムなら、換気でエアコンの効きが悪くなるのも抑えられますよ。

 

小屋裏や床下の換気を強化

これらの場所も湿気がこもりやすく、夏型結露が発生しやすい場所です。換気扇をつけたり、空気の通り道をもっと作ったりして、空気の流れを良くすることが重要です。

 

 

 

そもそも、夏型結露を起こさない家づくりって?

ここまで夏型結露の対策についてお話ししてきましたが、一番理想的なのは「夏型結露が起きない家」を最初から目指すことです。もし今、新築や大規模なリノベーションを考えている方がいらっしゃったら、ぜひ次の点に注目してほしいと強く思います。

新築や大規模なリノベーションを考えるなら、高い断熱性と気密性で快適かつ省エネな暮らしを叶え、湿気の侵入を防ぐ防湿層の適切な設計と丁寧な施工、さらに十分に乾燥した腐りにくい丈夫な木材を選ぶことが、夏型結露を防ぎ、長く健康な家を保つために非常に重要です。

 

 

 

まとめ:大切な家と家族の笑顔を守るために

梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏を迎えるこの時期は、まさに夏型結露が発生しやすい季節です。目に見えないからといって放っておくと、大切な家が少しずつ傷んでしまい、気づかないうちに家族の健康を損ねてしまう可能性もあります。

といった日々のちょっとした心がけで、夏型結露のリスクを減らすことができます。

 

そして、もし「うちの家は大丈夫かな」と少しでも不安に感じられたら、ぜひ一度、私たちプロにご相談ください。家の状態をしっかり診断して、最適なリフォームプランをご提案させていただきます。

夏型結露対策は、将来の快適な暮らしと、ご家族の健康を守るための大切な投資です。ココファミーユ|夢工房は、地域の皆様の住まいが、いつまでも安全で快適であるよう、全力でサポートさせていただきます。

この夏も、皆さんが健康で快適に過ごせますように。

2025年6月17日

ZEHが変わる?今家づくりを考えている方向けの最新情報

自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

わたしたちは“家族みんなが心からホッとできる家づくり”を大切に、天理市を中心に奈良でお家づくりのお手伝いをしています。

さて今回は、お家づくりをご検討中の方にとってとても大切なお話です。
国の基準として「ZEH(ゼッチ)」の見直しが進んでいるのをご存知でしょうか?

 

 

2030年、新しいスタンダード「新ZEH」へ

 

国土交通省の発表によると、2030年4月から、今のZEHの基準が新築住宅の最低基準になる予定です。
これまでよりも、もっと高性能な省エネ・断熱性能が求められるようになるということですね。

そんななか、省エネ化を進める経済産業省が住宅業界にもより一層のスピードアップ、省エネ化を加速させようと関係省庁を促しているようです。

 

 

 

ZEHってそもそも何?今の基準は?

 

今からお家づくりをお考えの方にはZEHとはなに?となっているかと思いますので、最初に現行のZEHについて説明します。

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、
以下のような特徴があります:

  • 〇高い断熱性能
  • 〇再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量が20%以上削減されている
  • 〇太陽光発電などでエネルギーを創り出し、年間のエネルギー収支がゼロになる

つまり、「使うエネルギーよりも、創るエネルギーのほうが多いおうち」と紹介されていることも多いかと思います。

 

 

 

でも、どうして変わるの?

このZEHの基準、10年以上前の“今の基準”がベースになっています。
国では、「2030年以降も今のままの基準でいいの?」という見直しが進められており、
より現代の暮らし方に合った基準「新ZEH」へとアップデートされようとしているのです。

 

 

新ZEHとは?

 

 

2025年5月の経産省の発表によると、
「新ZEH」の案では、一次エネルギー消費量を35%削減、
さらにエネルギー管理設備(エネマネ)など、新たな設備要件が含まれる方向で検討されています。

つまり、「より進化した高性能な住宅が当たり前の時代」がすぐそこまで来ているということですね。

 

 

 

家づくりにとって大切なことは…

 

制度が変わっても、変わらないのは「家族が安心して長く住み続けられるおうち」であること。
だからこそ、わたしたちは今だけでなく10年後、20年後も誇れる家づくりを大切にしています。

夢工房ココファミーユでは、

〇セルロースファイバーによる熱容量のある断熱材

〇耐震等級3

〇制振工法の導入

といった、未来基準を見据えた家づくりをご提案しています。

 

 

これから家づくりをご検討の方へ

 

「制度が変わって不安…」と思われる方もいるかもしれませんが、
ココファミーユではそうした最新情報もわかりやすくお伝えしながら、
お客さまにとって“ちょうどいい家づくり”をご一緒に考えています。

 

奈良・天理市周辺で家づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
未来も安心して暮らせるおうち、一緒につくっていきましょう!

2025年6月6日

お風呂やトイレの窓、いる?いらない?

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

今回は「お風呂やトイレに窓はつけた方がいいのだろうか」と意外に悩むポイントについて考えたいと思います。

昔の住宅では、窓があるのが当たり前でした。 特に、「お風呂のカビ防止のために、大きな窓をつけましょう」というのが一昔前の常識でした。

しかし最近は、あえて「窓をつけない」お家がとても増えています。 今回は、そんな水回りの窓事情について、皆さんの疑問にお答えしていきます。

なぜ?今どきのお家は「窓なし」が多い訳

 

 

「窓がなくて換気は大丈夫なのか、カビが生えてしまいそう」 そう思われるかもしれません。ですが、ご安心ください。

現在の新しい住宅には「換気システム」という、家中の空気を常に入れ替えてくれる設備の設置が法律で義務付けられています。

このシステムを上手に活用することで、窓を開けなくても湿気がこもらず、カビの心配もほとんどなくなります。

ある調査では、新築住宅のお風呂の約6割、トイレの約7割に窓がないというデータもあるくらい、今や「窓なし」はスタンダードになりつつあります。

マンションでは、もともとお風呂に窓がないことが多いため、その快適さに慣れている方が、戸建て住宅でも「窓はなくても良い」と感じるケースも多いようです。

それに、窓をなくすことには、このようなメリットもあります。

  • 〇冬でも暖かい 窓がない分、外の冷気が伝わりにくく、室内の暖かさを保てます。ヒートショックの予防にも繋がります。
  • 〇プライバシーの確保 外からの視線を気にする必要がなく、リラックスしてバスタイムを楽しめます。防犯面でも安心感があります。
  • 〇掃除が楽になる 窓やサッシの面倒なカビ取りや、ホコリ掃除から解放されます。

 

 

でもやはり「窓」も素敵。ライフスタイルに合わせて選ぶ時代へ

 

 

もちろん、「窓からの光を浴びながら、朝風呂に入るのが夢」という方もいらっしゃいます。 お庭や中庭に面した大きな窓のある、開放感たっぷりのバスルームは、やはり魅力的です。

大切なのは、ご自身の家族がどのような暮らしをしたいかということです。 「窓なし」と「窓あり」、それぞれの利点を理解した上で、ご自身に最適な方を選ぶのが、後悔しない家づくりのコツなのです。

【ココファミーユの答え】窓がなくても快適。その秘密は「ルフロ」にあり

 

ココファミーユ|夢工房では、お客様の暮らしをさらに快適にするために、「ルフロ」という高性能な24時間換気システムをおすすめしています。

この「ルフロ」が特に優れている点をご紹介します。

① 窓がなくても、換気はいつでもおまかせ

 

窓の開け閉めをしなくても、24時間ずっとお家の空気を静かに入れ替えてくれます。
湿気がこもりやすいお風呂やトイレ、洗面所も、いつでも快適な状態に保ちます。

② 冬の「ヒヤッ」を防ぐ、かしこい換気

 

従来の換気扇では、換気と同時に冷たい外気が入り、冬の脱衣所が寒くなりがちでした。
しかし「ルフロ」は、室内の暖かい空気をなるべく逃がさないような工夫がされているため、冬でも寒さを感じにくいのです。これは嬉しいポイントではないでしょうか。

 

③ 高性能フィルターで、いつでもクリーンな空気

 

 

 

「ルフロ」は、外の空気をそのまま取り込むわけではありません。 高性能なフィルターを通して、花粉やホコリ、PM2.5といった気になる粒子をしっかりブロックしてから、室内に新鮮な空気を取り込みます。実際に、しばらく使用したモデルハウスのフィルターを見てみると、驚くほど黒くなっています。 これだけの汚れから家族を守ってくれていると思うと、非常に頼もしい存在です。

家のどこにいても、きれいで気持ちの良い空気を吸える暮らし。 「ルフロ」はそれを実現します。

まとめ

お風呂やトイレの窓、設置するかしないか。 どちらにもメリットがあり、迷われることと思います。

重要なのは、換気の性能や断熱性、そして何より「自分たちがどのような暮らしを送りたいか」を考えることです。

ココファミーユ|夢工房では、お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、ご家族皆様が笑顔で暮らせるお家をご提案します。

「私たちの場合は、どちらが良いのだろうか」 「『ルフロ』のきれいな空気を体感してみたい」

そのようにお考えでしたら、ぜひお気軽に、天理市のモデルハウスへお越しください。 スタッフ一同、心よりお待ちしております。

2025年5月29日

梅雨時期、室内をジメジメさせない家にする方法

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

来週には梅雨入りになりそうです。
梅雨になると「室内がジメジメするのは仕方ない」と思っていませんか?
実はそれ、家の性能や対策によって大きく変わるんです。

今回は奈良の気候特性とともに、室内の湿気対策について詳しく見ていきましょう。

 

 

奈良の平均湿度

https://japan.world-season.com/climate-nara/

 

相対湿度は年中を通して高いままなのが特徴です。

ちなみに、同じ内陸の群馬県前橋市では梅雨・夏以外は湿気(相対湿度)が下がります。

 

 

お家の正解は地域によって違っていることが推測できると思います。

湿気対策が特に必要な地域が関西、奈良なのです。

 

 

室内がジメジメする理由

特に梅雨時に感じる湿気の原因は大きく分けて2つあります。

✅ 外から湿った空気が入ってくる(漏気)
✅ 室内の湿気を逃がせない(換気・除湿不足)

この2つをきちんとコントロールすることで、驚くほど快適な室内環境を手に入れることができます。

 

 

除湿機をつけると寒い?再熱除湿方式で解決!?

「除湿機を使うと部屋が寒くなる」という経験、ありますよね?
これは冷却して空気中の水分を取り除く仕組みのため、同時に室温も下がってしまうからです。

 

引用 ダイキン工業 https://www.daikin.co.jp/school/class01/lesson04

 

その解決策が「再熱除湿方式」のエアコン。
これは除湿後の冷えた空気を再加熱して室内に戻すので、温度を下げずに湿度だけを下げられます。

現在は各メーカーの上位モデルに搭載されている機能なので、エアコン選びの際はチェックすると良いでしょう。

 

 

ジメジメしない家には2つのパターンがある

実は、梅雨でもカラッと快適に過ごせる家があります。

 

パターン1:高気密・全熱型 熱交換型換気システム

・気密性(C値)が高く、隙間からの湿気流入を最小限にする
・第1種換気システムを採用し、熱交換しながら外気の湿気をコントロール

 

ここで重要なのが「気密性」。

上記は換気システムなどを発売されている日本住環境さんのデータです。

 

例えばC値が5㎠/㎡の家だと、給気口から入る空気はわずか15%、残り85%は隙間からの漏気です。
雨の日にこの85%が湿った空気なら、当然室内はジメジメします。

水分子の大きさは髪の毛の約26万分の1。小さな隙間でも簡単に入り込み、場合によっては壁内に湿気が溜まってカビや構造の劣化につながります。

 

 

パターン2:湿気をコントロールする建材を使った家

代表的な建材:LIXIL「エコカラット」
1㎡あたり約50~70mlの吸放湿性能があり、調湿・脱臭・有害物質吸着に優れています。

 

無垢材フローリング
㎡あたりの性能は小さいですが、16帖(約26㎡)に施工すれば約800mlの吸放湿量。
これだけでも体感湿度が大きく変わります。

 

さらに、ココファミーユのように漆喰壁、紙クロス、セルロースファイバー断熱材など湿気コントロール性能をもつ家を提供しています。

特にセルロースファイバーは35坪(約116㎡)の家に屋根・壁内に施工すると約200Lもの吸放湿能力を持ちます。
これはお風呂1杯分の水分を空気中からコントロールできる規模です。

 

 

 

ジメジメ対策は地域性を意識して

奈良のような高湿度地域では、単に除湿機を置くだけでは不十分。
家全体の設計段階から湿気対策を意識することで、1年を通じて快適な住まいが実現します。

 

ポイントは以下:
✅ ほんとの高気密
✅ 湿気コントロールができる調湿建材の活用
✅ 再熱除湿型エアコンの導入検討

これらを総合的に組み合わせれば、梅雨や秋雨でもジメジメ知らずの暮らしが可能になります。

 

 

まとめ:湿気対策は「我慢」ではなく「工夫」

「梅雨は仕方ない」とあきらめるのではなく、湿気対策の工夫をすることで家の快適性は格段にアップします。

湿度は家の耐久性や健康にも関わる大事な要素。
ぜひ、家づくりやリフォームの際には湿気対策を重視して、年中快適な住まいを手に入れてください。

2025年5月21日

素足がよろこぶ家は、体にもやさしい。|リラックスできる家にするための3つの工夫

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。
日々の暮らしの中で、「なんとなく落ち着かない」「家にいてもリラックスできない」と感じたことはありませんか?
実は、その原因は“足裏”にあるかもしれません。

私たちは日常のほとんどの時間を足裏からの感覚とともに過ごしています。
床材の質感、室内の温熱環境、空気の湿度…。
こうした小さな積み重ねが、「心地よさ」や「安らぎ」に大きく影響しているのです。

「素足で気持ちよく過ごせる住まい」は、単に快適なだけでなく、
体の緊張をゆるめ、心までも穏やかにしてくれる力を持っています。

今回は、そんな“素足がよろこぶ家”をつくるために、私たちが大切にしている3つの工夫をご紹介します。

 

 

Point 1|ペタペタしない床を選ぶ

 

 

無垢材の床で、素足がほっとする毎日へ

素足で直接ふれる床は、住まいの中でもっとも長く触れている場所のひとつです。
だからこそ「どんな床材を選ぶか」は、暮らしの質を左右する大切なポイントになります。

私たちが推奨しているのは、杉やヒノキ、ナラなどの無垢材を使った床づくり。
無垢材は表面にわずかな凹凸があることでペタペタせず、
夏はサラサラと涼しく、冬はほんのりと暖かく感じられます。

仕上げには自然由来のオイルや蜜蝋ワックスを使うことで、肌ざわりも一層やさしく、赤ちゃんがハイハイする床にも安心。
ビニール素材のフローリングでは味わえない、自然素材ならではのぬくもりがあります。

「素足でそのまま寝転びたくなるような、心がゆるむ床に。」

 

 

 

Point 2|足元が冷えない家にする

 

 

断熱と気密がつくる、あたたかさの“ベース”

どんなに良質な床材を使っても、床そのものが冷たければ、素足では過ごしにくくなります。
冷えを根本から防ぐには、住まい全体の断熱性能と気密性能を高めることが欠かせません。

私たちは特に、「床下断熱」や「基礎断熱」といった足元からの断熱設計に力を入れています。
これにより、部屋の上下での温度差が減り、冬でも床がひんやりと感じにくくなるのです。

また、断熱性が高まることで冷暖房効率も上がり、電気代の節約にもつながります。
あたたかく、心地よく、経済的。まさに三拍子そろった家づくりです。

「冷えを気にせず素足で過ごせると、自然と体も心もリラックス。」

 

 

 

Point 3|室内をジメジメさせない

 

 

 

 

湿気コントロールで空気も足裏も爽やかに

湿度が高いと、足裏のベタつきや床の湿っぽさが気になり、裸足では過ごしにくくなってしまいます。
そこで私たちは、湿度をコントロールする素材選びと換気設計にもこだわっています。

例えば、室内の壁に使用するのは、調湿性のある漆喰やオガファーザー。
断熱材にはセルロースファイバーなど、吸放湿性にすぐれた自然素材を選んでいます。

さらに、高気密設計と計画換気システムを組み合わせることで、
室内の空気がいつも循環し、ジメジメ感やムレ感のない、清々しい環境を保てるのです。

「湿っぽさがない空気だから、素足でも快適で、気持ちまで軽くなる。」

足裏からはじまる、家族のくつろぎ
足の裏は「第2の心臓」とも呼ばれ、自律神経や血流の調整に深く関わっていると言われます。
だからこそ、素足で心地よく過ごせる家は、健康にも、心の安らぎにもつながるのです。

「家に帰ると、ホッとする」
「裸足になった瞬間、気持ちがゆるむ」

そんな体験が、毎日の暮らしをもっと豊かにしてくれます。

 

 

自然素材と住まいの性能がつくる、やさしい空間

素足で過ごせる家づくりは、見た目のおしゃれ以上に、本質的な快適さをもたらしてくれます。
自然素材の力と、断熱・気密・換気といった住まいの性能をかけ合わせることで、“素足がよろこぶ家”は、実現できます。

 

お家が一番やすらぐ。
そんな我が家にしましょう。

2025年5月14日

高断熱偏重にちょっと待って!気密なしでは、、

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

「どんなお家に住みたいかな?」と夢が膨らむ一方で、「何から考えればいいの?」「失敗しないためにはどうすれば?」といった不安もありませんか?

温もりあふれる無垢の床、調湿効果に優れた漆喰の壁…そんな自然素材に囲まれた暮らしに憧れる方も多いのではないでしょうか。私たちココファミーユ|夢工房は、まさにそんな漆喰や無垢材をふんだんに使った、心と体に優しい家づくりを得意としています。

 

でも、私たちが大切にしているのは、目に見える心地よさだけではありません。実は、見えない部分の「性能」にこそ、本当の快適さと安心が隠されているのです。今回は、特に「気密性」という、ちょっと専門的だけどとても大切なポイントについて、ココファミーユのこだわりと共にご紹介します!

 

 

 

「断熱」だけじゃ不十分?家の性能のホントの話

最近、ニュースや住宅情報誌で「省エネ住宅」「高断熱」といった言葉をよく見かけませんか?

実際、国も住宅の省エネ化に本腰を入れていて、

2022年4月:断熱等級5が新設
2022年10月:さらに高性能な断熱等級6・7が新設
2025年4月:新築住宅への省エネ基準(断熱等級4以上)適合が義務化
2030年までには、より高い基準であるZEH(ゼッチ)(断熱等級5相当)基準の適合が義務化される予定

と、住宅に求められる断熱性能の基準はどんどん高まっています。2025年4月に義務化される断熱等級4は、実はそこまで高い性能ではありませんが、それでも「断熱することが当たり前」になるのは、家づくりにとって大きな前進と言えます。

しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。それは、「いくら高性能な断熱材を使っても、家のすき間だらけだったら意味がない」ということです。

 

 

 

「家のすき間」が引き起こす問題とは?快適と省エネの鍵は「気密性」

「新築なんだから、すき間なんてないでしょう?」と思われるかもしれませんね。
確かに、今の新築で断熱材が入っていない家はほとんどありません。でも、実は「気密施工」がきちんとされていない家は、残念ながらまだまだ多いのが現状です。

ある著名な先生は、気密性が低い家を「ダウンジャケットを着ているのに、前のチャックが開いたままの状態」と例えられました。せっかく暖かいダウンを着ていても、チャックが開いていたら冷たい風がどんどん入ってきて寒いですよね。

家も同じです。すき間があると、

冬は暖房した暖かい空気が外に逃げ、夏は冷房した涼しい空気が逃げてしまい、光熱費がかさむ
外から花粉やホコリが侵入しやすくなる

 

 

 

壁の中で結露(壁内結露)が起こりやすくなり、家の耐久性を損ねる原因になることも…(開いている窓から風が入るより、壁の中に直接すきま風が入る方が厄介なのです!)
このように、家の「すき間」は快適性や省エネ性、さらには家の寿命にも大きく関わってきます。この「家のすき間のなさ」を示す性能が「気密性能」なのです。

 

しかし、残念ながら現在の日本の法律では、「すき間のない家を建てなさい」という明確な規定はありません。一方、断熱性や省エネ性に厳しい国々では、家を引き渡す際に気密測定を行い、基準値をクリアしていないと引き渡しができない、といった厳しいルールがあるほど、気密性は重要視されています。

 

 

ココファミーユは「全棟」で気密測定!確かな施工技術とモノづくりへの姿勢

私たちココファミーユ|夢工房では、快適で長持ちする家をお届けするために、建てさせていただく全てのお家で「気密施工」を徹底し、専門の機械を使って一棟一棟「気密測定」を実施しています。

「断熱性能」は、設計段階で「どんな断熱材を、どれくらいの厚みで使うか」で、ある程度計算上の数値を出すことができます。しかし、「気密性能」はそうはいきません。現場の職人さんたちが、どれだけ丁寧に、すき間なく施工できるか、その技術力と意識の高さにかかっているのです。

 

だからこそ、私たちは全棟で気密測定を行うことで、設計通りの性能がきちんと出せているかを確認し、お客様に自信を持ってお引き渡しをしています。それは、私たちの家づくりに対する真摯な姿勢の証でもあるのです。

 

 

 

気密性の提示は施工力を提示することと一緒

家づくりは、わからないことだらけで当然です。だからこそ、デザインや素材だけでなく、ぜひ「性能」にも目を向けてみてください。そして、その性能が「設計上の計算」だけでなく、「実際の施工」によって確かに担保されているか、という点も工務店選びの大切なポイントにしていただけたら嬉しいです。

 

ココファミーユ|夢工房は、自然素材のぬくもりと、確かな技術力に裏打ちされた高性能な住まいを、一棟一棟心を込めてお届けします。
ぜひ一度、私たちの家づくりへの想いを聞きに来てくださいね。

 

 

 

2025年4月30日

【平屋建築中】こだわりの“白さ”が映える外観が姿を現しました!

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

 

本日は建築中の平屋住宅から、現場の進捗をご紹介します。

ついに足場が外れ、外観が見えるようになりました!
私たちが特にこだわっている「漆喰仕上げ」の外壁が、青空にとても映えています。

“白”にも違いがあるんです

外壁に使用しているのは、一般的な塗り壁材よりも白さが際立つ「特別な漆喰」です。
他の塗料と比べて、黄ばみにくく、時間が経っても“白さ”を保つのが特長。

とある有名人が「白って200色あるんやで」と言っていましたが、
まさにその通り!

同じ“白”でも、
・青みがかった白
・柔らかくマットな白
・ピカッと明るい白 など
表情はさまざま。

私たちが選んだのは、
「やわらかく、それでいて上品な白」。

さらに、漆喰ならではの自然な風合いと防汚性もポイントです。
強さと美しさを兼ね備えたこの外壁は、長く住む家にぴったりです。

デザインも細部まで丁寧に

細長いスリット窓や、水平ラインを意識した窓配置など、
光とプライバシーを両立するための工夫も満載。

また、室内には【神谷コーポレーション】のフルハイト建具を採用。
室内の完成も、どうぞお楽しみに!

2025年4月21日

天理で住み替え・建替えをお考えの方へ

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

住み替えは家族にとって大プロジェクトですよね。今回は「家を建て替えるか?売却して新築にするか?」と悩んでおられる方の参考になれば幸いです。

 

マンションから新築へ住み替え

もともとは関西圏のマンションにお住まいお客様がお子様の成長や、奥さまのご実家が近いことなどから「天理への住み替え」を決断されました。

 

マンションを売却、じっくりと注文住宅の計画を進められました。

事前に持ち家をお持ちだったため、住み替え計画には慎重な判断が必要でしたが、「自分たちに合った暮らしとは何か?」をしっかりと見つめ直す機会にもなったといいます。

 

 

持ち家から住み替えするときの注文住宅フロー

事前にお住まいの家がある方が注文住宅を建てる場合、進め方にはいくつかのポイントがあります。以下が代表的なステップです。

① 今の住まいの見直し・理想の暮らしの整理

まずは、「今の住まいにどんな不満があるのか?」を書き出し、同時に「理想の暮らし」を明確にしていきます。
「寒い」「収納が足りない」「家事がしづらい」…などの声が多く、この整理が後のプランニングにもつながります。

 

 

弊社ではお家づくりノートをご用意しています。
お気軽にご活用ください。

 

 

② 建替え or 売却+新築 の判断

今住んでいる土地で建て替えるのか、売却して新たな土地に新築するのか。
費用や期間、仮住まいの必要性なども含め、家族構成や希望のライフスタイルにあわせて検討することが大切です。

マンションからの住み替えの場合は、住環境や面積が大きく変わるため、丁寧なシミュレーションが必要になります。

 

 

③ 資金計画の作成

住宅ローンの残債がある場合は確認が必要です。
売却益・自己資金・新たな住宅ローンとのバランスをとりつつ、仮住まい費用などの諸経費も見落とさずに計画します。

また金利上昇の気配も出ているので、住宅ローンの相談ができるのもいいですね。
この機会にぜひ、ご確認ください。

 

 

④土地選びは、希望エリアや条件を明確にし、建物プランと同時進行で検討を。

⑤建築会社は、性能や自然素材へのこだわりなどに合った会社を慎重に選定。

⑥設計段階では、暮らしの動線や収納など、家族のライフスタイルに合わせた細やかなプランニングを行います。

⑦建て替えや引き渡しまでの間には、仮住まいや荷物の一時保管先も早めに準備を。

⑧解体から着工・完成までのプロセスでは、現場の確認や打ち合わせで家への愛着を深め、

⑨ついに新居への引越しへ。新生活がいよいよ始まります。

 

 

 

住み替えたい理由ランキング1位は「広い家に住みたい」

住み替えのきっかけは人それぞれ。
一般社団法人あんしん解体業者認定協会が行った調査では、住み替えたい理由の1位は「広い家に住みたい」でした。

次いで「今の家が古い」「交通の不便さ」「周辺環境への不満」などが上位に挙がっています。

このことからも分かるように、「家そのもの」だけでなく、「暮らし方」「生活環境」全体を見直したいというニーズが高まっているのです。

 

また、近年では、「子どもが成長した」「親との同居を考えたい」「夫婦2人暮らしに合った住まいにしたい」など、ライフステージの変化も大きな要因となっています。

そんなお客様のご相談も増えているように思います。

 

 

 

家づくりは「どんな暮らしをしたいか?」を明らかにすることから

 

 

私たちココファミーユ|夢工房が家づくりで大切にしているのは、
「何を建てるか」よりも「どんな暮らしを叶えたいか」という視点です。

たとえば…

– 冬寒くてつらい → 暖かい家にしたい
– 趣味の部屋が欲しい
– 子どもがのびのび過ごせる間取りに
– 親との同居を考えたバリアフリー設計
– 家事がラクになる回遊動線 など

 

 

その想いを“イメージ化”するところから、家づくりは始まります。

「何となく住みにくい」
「もっとこんな暮らしがしたい」
そんな気持ちを、まずはお話してみてください。

 

今の暮らしの悩みを整理し、「どんな未来を描きたいか?」を家づくりに反映させることで、家そのものに愛着が生まれます。

私たちは、家族の健康と安心を第一に、自然素材を用いた快適な住まいをご提案しています。

天理への住み替えを検討されている方、家づくりに悩んでおられる方、
ぜひ一度、お話を聞かせてください。

あなたの「これからの暮らし」を、私たちと一緒にカタチにしていきましょう。

 

2025年3月22日

C値0.25!自然素材と気密性を両立する家づくり

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。
今回は、家の性能にとってとても大切な「気密」のお話です。

 

 

「自然素材×気密性」は両立できるの?

 

 

一般的に、高気密な住宅をつくるにはウレタン吹付断熱が有利だと言われています。
吹付断熱材で家の内側全体を包んでしまうという方法が簡単に気密がとれるというものです。

しかし、
この方法では材質の加湿分解の不安があります。

詳しくは他の人記事ですが、良ければご参考にしていただければと思います。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2018/11/08/post-19893/#:~:text=Image

 

一方で、私たちが採用している自然素材の断熱材 セルロースファイバーは、ウレタン吹付断熱に慣れている会社さまらには「気密を取るのが難しい断熱材」と言われてしまうことも。

でもご安心ください。
施工の丁寧さと工夫次第で、十分に気密性は確保できます。

 

 

 

ドイツ製ウレタンフォームで漏気・ヒートブリッジを抑える

 

断熱材を吹き込む前に、 柱のすき間や配管まわりなど、細かな部分をウレタンフォームでしっかり充填。
これにより、空気の漏れをしっかり防ぎます。

(チラッと見えるのは制振ダンパー)

 

 

 

ちなみに弊社ではドイツ製ウルトウレタンフォームを使用しています。
他のウレタンフォームとは違い追従性があるので地震などで割れてしまいすき間ができてしまうことが避けることができます。

 

 

気密測定の結果は…驚きのC値0.25

 

断熱施工前に気密測定を行ったところ、
なんとC値0.25(㎠/㎡)という素晴らしい結果が出ました!

 

 

C値は「家にどれだけすき間があるか」を示す数値で、
数字が小さいほどすき間が少なく、高気密な家という証です。

 

 

すき間なく、でも“呼吸する家”に

 

私たちが目指すのは、気密性が高くても、しっかり湿気を逃がす「透湿性のある家」。

だからこそ、断熱材には自然素材のセルロースファイバーを使用し、壁の中の透湿性能も大切にしています。

 

「高性能」も「自然素材」も、どちらもあきらめない。
それが私たちココファミーユ|夢工房の家づくりです。

気密性や断熱性についてのご相談も、ぜひお気軽にどうぞ

 

2025年3月10日

平屋の上棟と二重屋根+W断熱の魅力

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

昨日、今日と平屋の上棟を行いました。平屋の魅力は何といっても1階建てならではの 暮らしやすさと快適さ を備えた住まいです。

長く住む家と考えたときに平屋を選択される方が増えたように思えます。

そんな住宅寿命を長く想定していただけるお客様に夢工房を選んでいただけること、大変うれしく思います。

今日は上棟と、長く暮らせる工夫についてお話していきます。

当たり前ですが、平屋には階段はありません。
そのため室内での移動は平行の移動しかないため、動きやすくなります。

また家族との距離が近づきやすくコミュニケーションが増えるとも言われています。

腐らない「緑の柱」を採用しています。電車の線路の枕木や木製のジェットコースターなどに採用されている実績があります。

完成すると目にすることがあまりなくなる柱だからこそ、安全でしっかりと家を支えます。

二重屋根+二重断熱(W断熱)

今回の施工では、屋根に 木質断熱材 を使用し、さらに 室内側からセルロースファイバー を充填することで、熱容量の調整を行い、温度の変化をゆるやかにする工夫を施しています。

2重屋根に加えて2重断熱(W断熱仕様)です。

二重屋根で夏の暑さ対策

弊社では 二重屋根 を採用しています。この構造により、設計上の想定を超える形で夏の暑さを軽減することができます。

真夏、屋根は太陽熱によってその表面温度は60度以上に達します。
屋根職人さんたちが履く靴の滑り止めゴムが溶けたという話はよく聞きます。
素材によっては70度近く まで上昇するそうです。

その熱が屋根裏へと伝わるとどれだけ断熱していても室内は暑くなってしまいます。

このような高温環境を防ぐために、二重屋根を採用しています。

大きな通気層を設けることで屋根表面から侵入する熱を通気層で排出できるようにして、屋根裏への熱の侵入を抑えることができます。

施工の手間が2倍 になり、材料も2倍 必要です。しかし、夏の暑さが年々厳しくなっていくことを考えると、数十年先まで快適な住環境を保つための大切なことです。

今から完成に向かう平屋も何十年と家族が快適に暮らし、守る家になります。

建てる時から手間ひまかけることの答え合わせはずっと先ですが、将来に渡って住み継げる家を建てています。

 

 

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奈良・天理で新築注文住宅を建てるなら工務店ココファミーユ.夢工房

奈良県天理市西長柄町552番地
TEL:0743-67-7080 / FAX:0743-67-7081