自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

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2019年6月20日

オーニングの魅力

今年も日差しが気になる季節になってきましたね。

サッシから差し込む日差しはお部屋の温度を上げて夏のエアコン消費電力に影響を及ぼします。もちろんサッシ自体を遮熱にしたり外付けブラインドを付けたり軒をしっかり出したりすることで軽減することは必須です。

でも大きなデッキなどがある場合はそのすべてに屋根を被せることも中々難しいですよね。

特に樹脂系のデッキの場合には夏の日差しでかなりの高温になりやけどの危険も。またデッキそのものの劣化にも繋がります。

そんな時にこのオーニングが大活躍です。

「オーニング(awning)」は英語で直訳すると「日よけ」という意味ですがその発祥はヨーロッパのイタリアと言われています。住宅性能が日本よりずっと進んでいるヨーロッパでは断熱、遮熱に対する意識も高く、且つお洒落の観点からもオーニングは広く普及しています。

 

遮熱を考えないサッシで検討した場合、窓ガラスのみの時とオーニングを設置した時とでは冷房の消費電力が1/3にまで抑えることができると言われています。またサッシから入る有害紫外線は室内の家具や畳などの退職や劣化を引き起こしますが、オーニングのキャンバス生地はその有害紫外線をほぼ100%カットするため、室内を傷めることなくいつまでも美しく使い続けることができます。

 

また屋根と違いオーニングは収納をすることが出来ます。冬場など積極的に暖かい日差しを採り込みたい場合にはオーニングを収納して日差しを楽しむことが出来るののも魅力の一つです。

夕立が心配な時期は洗濯を干すときにオーニングを出しておけば急な雨の時にも洗濯物を守ってくれます。

 

このオーニング、機能だけでなく魅力なのはその豊富なカラーとデザインですね。殺風景だったガーデンスペースにお洒落なオーニングを貼りだすことでヨーロッパの街角のカフェの様な雰囲気になったり、シックなイメージになったりとお家の雰囲気をイメージアップして楽しむことができます。手軽につけられてお洒落に楽しみながら暮らしを快適且つ豊かにするオーニング、この夏一度検討してみられてはいかがでしょうか。

 

 

2019年5月23日

アウトドアリビング

最近よく耳にするアウトドアリビング。自然を感じながら家族が集う第二のリビングとして人気急上昇中。

 

私共もかねてより縁側や自然を感じる空間としてのお庭スペースを設ける事をお勧めしています。四季の移ろいを感じるなんて言うと難しく聞こえますが、お庭の木々が花を咲かせたり紅葉するのを何となく眺めたり、気候の良い時期にはウッドデッキでBBQやブランチを。それが四季を楽しみ感じているという事なのだと思います。自宅では5月を過ぎるとお天気が良ければ毎週のようにデッキで簡単BBQの夕食です。庭で遊ぶ子供達を眺めながらゆっくりする時間は何よりも至福の一時です。

 

室内のリビングから直接繋がるウッドデッキもアウトドアリビングですね。他の部屋からもアクセスできれば家族は無理なく集まることの出来るスペースになります。小さな子供達がビニールプールなどで遊ぶ事もできお母さんもお部屋からその様子を見守りながら洗濯を干したり取り込むといった家事をすることもできます。小さな子供ってやっぱりどんな時でも外遊びが好きなんですよね。我が家の子供達も隙を見つけてはウッドデッキやお庭で走り回っています。

 

アウトドアリビングを活用するためにはまずどの様な用途で利用するのかを考え、それに備えてコンセントや照明をプランニングしておくといいですね。その場所がリビングの様な役目を果たすと考えたときにはプライバシーを守る工夫も必要です。1階ならば庭木や生垣などで目隠しを、2階ならば丈の高いルーバーなどを利用すると外部からの視線を気にせず楽しむことができるでしょう。

 

ただし、リビングといってもそこはあくまで屋外です。夏場には蚊やハエが集まりやすく特に夜には光を求めて沢山の虫たちが集まってくることも。蚊取り線香や吊るすタイプの虫よけ、扇風機なども有効です。後は日よけですね。もともと屋根がついているなら大丈夫ですが屋根がない場合はオーニング等で日よけをすることも必須です。

 

何より大切なのはメンテナンス。どのような素材であれ何らかのメンテナンスは室内の素材よりもサイクルも短く重要です。床に天然木を貼っているならば最低年に一度は防水塗料を塗りなおして防腐処理をすることが大切です。樹脂製であっても日光により傷みが出てくるとささくれとなり素足で歩くことができない場合もあります。また、屋外なので花粉や埃、雨の汚れも必ずあるので利用する際には拭き掃除なども必要になるかもしれません。タイル貼りの場合は素材が頑丈なので掃除くらいのメンテナンスで済みそうですね。

 

面倒な事も多いかもしれませんが、それを踏まえても用途は広く私たちの生活を豊かにしてくれる存在であることは確かです。梅雨時期や冬には使いたくても使えないという時期が生じてしまいますが、季節を楽しむユーティリティとしての位置づけで無理のない範囲で取り入れることをお勧めします。

2019年3月27日

憧れのワークスペース

我が家の夫はずっとリビングで過ごしたい派なので書斎など全然興味はなかったようですが、お家づくりのプランニングで10組中67組のご主人様がご自身の書斎が欲しいと希望されます。男性は子供の頃の秘密基地の様なおこもり感のある場所に多かれ少なかれ憧れもある様です。実際に書斎を造るとなると大体が寝室の隣に小さいお部屋か、スペースがとれない場合は寝室の一角にカウンターを設けて書斎スペースとして場所を確保されることが多いですね。

 

ですが、現代は家族の皆が家に居る時間の大半をリビングで過ごす時代です。子供達の9割が勉強はリビングでするという統計もあります。ご主人様もせっかく作った書斎へ行く時間が中々とれず、結局物置スペースになってしまったなんてこともよく聞きます。そうならない為には何処にどれ位のスペースを確保するのか、帰宅後のお家での過ごし方はどうなるのかを想像しながらしっかり計画することも大切ですね。

 

そして。奥様だって本当は自分の時間や趣味に使えるスペースは欲しいですよね。でもあえてリビングを離れて違うお部屋となると特に子供が小さいうちはわざわざ部屋に籠ってなどそんな時間はとれないものです。そんな時、キッチンやリビングの片隅にちょこっとワークスペースがあるととっても便利。時にはお料理を煮込みながらその合間に仕事や趣味の作業をしてみたり。何より子供達や家族の様子、気配を感じながら出来るのが忙しい奥様にはピッタリです。

 

部屋を見渡して、空いている空間があればチャンスです。間取りやスペースを考えながらちょこっとワークスペースをディスプレイしてみましょう。パントリーの中もよく使われる場所ですよ。もちろん食品を貯蔵することが一番の目的ですが、奥様が一番長い時間を過ごすと言っても過言ではないキッチンの傍にワークスペースを設けるととても便利です。ダイニングテーブルを置いた後ろに思わぬデッドスペースがあったなんてこともよくあります。リビング階段の場合は階段の途中に少しスペースを設けたり階段下を有効活用してみたり。ほんの少しの工夫できっと生まれる空間です。

 

因みに我が家では洗面室とダイニングキッチンの間に小さな小部屋スペースを造りました。そこでアイロンがけをしたり針仕事をしたりお化粧をしたりと様々な用途で大活躍をしています。色々な作業をここでまとめてすることが出来るのでその為の用品などもひとまとめにし、準備もスムーズで時間を短縮できます。私にとってはお家の中で1,2を争うくつろぎ空間になっています。

 

家族の時間も大切に、でもたまには皆が存在を感じながらそれぞれの場所で安らげる、そんなお家プランニングがいいですね。

 

 

 

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2019年2月28日

気密のはなし

 

 

前回は換気について書きましたが、この換気に密接に関係する気密について今回は書いてみようと思います。

 

近年、住宅を考えるうえで必ず出てくる言葉として高断熱・高気密があると思います。気密性を高めると何となく息苦しい、空気が澱んでしまうというイメージがあるかもしれませんがそれは全くの逆なんですよ。前回書いた計画換気というのは気密をきちんととることでしっかり計画通りの換気が出来るのです。逆に言うと気密性能が低いお家の方が正しい換気がされないということになります。

 

よく例えられるのは気密と換気の関係をストローでジュースを飲むときの状態に例えてみることです。ストローを気密、ジュースを新鮮な空気と考えたときしっかりとしたストローの先をジュース(新鮮な空気)の中に入れて吸い込むと何の問題もなく飲むことが出来ます。吸う強さによって飲むジュースの量も自由にコントロールできます。これが理想的な計画換気の状態です。

 

しかし、このストローに小さな穴が沢山あいていたらどうなりますか。穴から空気がスースーと抜けてジュースは吸いにくくなります。またその穴から意図せぬジュースを取り入れてしまい、本来吸い込むべきストローの先からはあまり取り込むことが出来ない状態になるのです。この穴というのは住宅の隙間、そして穴から入る意図しないジュースを漏気と呼びます。漏気があると計画した換気が出来ません。つまり気密を万全にするという事は換気をコントロールするために意図しない漏気を防ぐという事なのです。

 

高気密・高断熱の家は快適と言われるのはなぜなのでしょうか。

 

高性能住宅でよく言われるのは冬暖かく夏涼しいというフレーズだと思います。

なぜ冬暖かいのか。魔法瓶を思い出してみてください。沸騰したお湯もそのままにしておくとどんどん冷めて100℃のお湯も30分程度で半分の50℃まで冷めてしまいます。このお湯を保温しておくために使われるのが魔法瓶。魔法瓶は中と外の間を真空状態にして内部の熱が逃げないように断熱。さらに蓋をしっかり閉めて密閉することで外部の空気に触れることなくお湯を保温することが出来ます。この様にしっかりとした断熱と気密によって暖められた空気を外へ逃げないようにすることで冬でも暖かい環境を保つことができます。

 

夏の涼しさはクーラーボックスを想像して下さい。仕組みは魔法瓶と同じくクーラーボックスの周囲に断熱材をしっかり入れることで外部の熱が内部に伝わることを防いで保冷されていますよね。もちろん外の空気が入らない様蓋もしっかりと密閉。同じようにしっかりとした断熱と気密によって夏の暑さが家の中に影響しないように、そしてクーラーで冷やされた空気が外部へ逃げないようにすることが出来るのです。

 

よく勘違いされるのは高断熱・高気密のお家は何もしなくても冬暖かく夏涼しいと思われていること。魔法瓶も熱いお湯をいれてそれを保温する、クーラーボックスも保冷材などで庫内の空気を冷えた状態にすることが必須です。同じように高断熱・高気密の住宅もまずは家の中の空気を快適な状態にすることが必要です。高性能住宅は非高性能住宅に比べて快適な状態にすることが省エネルギーでできたりその状態を長く保つことができるということです。そして部屋だけでなく家全体を同じような快適な状態に保つことが出来るのがお家の快適性に繋がるのです。

 

気密性を高めるという事は家の隙間を減らすことという事は既にお伝えしました。そのためには寸法誤差のない高品質の材料を使用し、材の接合部分を気密シートや気密テープで隙間なく施工していく必要があります。

また、どうしても必要な外部との開口部やボルトの部分などはウレタン等でしっかり隙間を埋める必要があります。通常のお家では必要のない手間とコストをしっかりとかけて丁寧な施工をすることが家の気密には何より大切です。

 

 

 

そしてこの気密性は実際に数値で表すことのできる唯一のお家の性能です。断熱性能や耐震性能は計算上の性能であり施工精度を問われにくい数値とも言えます。対して気密性は気密測定という検査方法が確立されています。逆に言えば図面からの計算で求めるものではなく、現場にて実際に測定をしなければ数値は得ることはできません。そして実際に測定し数値が会社基準より上回っている場合は工事のやり直しとなります。はっきりとした数値が出るからこそ、職人は決して手を抜くことが出来ずしっかりと丁寧な施工が求められるのです。職人も数値が目で見えることで一層気持ちも引き締まるのかもしれないですね。

 

 

 

 

気密についてのお話でした。


 

 

 

 

 

 

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2019年2月19日

計画換気について


換気というと皆さんはまず窓を開けるということを考えるのではないでしょうか。

確かに窓を開けて空気の入れ替えをすることは気持ちよく感じることと思います。ですが1日中窓を開けたままにしておくということは出来ません。空気が汚れたと感じた時だけ換気すればいいのではないかと思われるかもしれませんが、室内環境は私たちが意識するより以前に常に換気をしている状態でなければなりません。

 

室内には様々な空気の汚れが存在しています。住宅の空気の汚染物質と言われてまず思いつくのはシックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)ですね。VOCは石油由来のベンゼン等が気体となって発散され大気汚染や地下水汚染の原因になると言われています。急速に高まった近年の住宅の高気密化に十分な換気対策を伴ってこなかったことがシックハウス症候群を引き起こしました。最近の建材ではその原因物質となる化学物質の使用量が制限されている為、一定の換気が確保されていれば問題ないということになっています。ですが、制限されているというだけで禁止されているわけではありません。その物質を長期間にわたり室内で摂取し続けても安全という保障はどこにもありません。さらに住宅に置く家具やカーテンなどには現在何の規制もないのが現状です。

 

次に排出しなければならない有害物質は二酸化炭素です。二酸化炭素は調理をする際に使うガスなどの化石燃料や人の呼吸から発生します。二酸化炭素の濃度が上がると集中力の低下、疲労感などが出ると言われています。

 

そして最後に菌ですね。換気がきちんとできていないと家族が一人風邪をひくと一家全員感染してもおかしくはありません。病院では1時間に2回空気を入れ替えるだけの換気量を確保することが義務付けられています。これは実に住宅の4倍の換気量にあたります。

 

以上の様な理由を考えるとはじめに書いたように自身が換気をしたいと思ったときに窓を開けるだけでは遅い、足りないということはおわかりいただけると思います。人が健康に生活をするためには常に換気をしている状態であることが必要です。そこで2003年に24時間連続運転する換気扇の設置が法律で義務付けられました。なので、それ以降に建築された一般的な住宅には何かしらの24時間換気が設置されています。

 

良い空気の流れはしっかりと考え計画された換気で実現します。計画換気とは空気の入口(吸気)と空気の出口(排気)を明確にするという事です。換気のアイテムを対角に考えて配置することが重要でそれにより室内にまんべんなく空気が行き届くのです。また吸気の際には花粉やpm2.5、蚊などの小さな虫の侵入を止めるために必ずフィルターで防塵対策をする必要があります。

 

私共の会社ではダクト式第3種換気を採用しています。各居室に張り巡らされたダクトにより汚れた空気をファン本体へ1ヵ所に集めて排気します。さらに非常に大きなパワーで十分な換気量を常に維持し続けます。換気システムには安定したパワーが必須であると考えています。

ダクトレス換気の場合トイレや浴室だけと局所的にしか換気できず空気の汚れが停滞する恐れがあります。局所換気ではパワー不足になりやすいと考えられます。

 

 

 

 

 

換気計画されていない住宅は生活上発生する空気の汚れや水蒸気等が停滞するのに対してしっかりと計画されたパワーのある機械的な換気で入口と出口を明確にし換気をコントロールすることで室内の空気のクオリティーは大きく向上します。私たちが健康で快適に暮らしてく為にはとても大切な換気のお話でした。

 

 

 

 

 

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2019年1月31日

理想的な子供部屋とは

子供部屋というとどれ位の広さが必要ですか?という質問をよく受けます。

私が子供の頃は6帖の子供部屋というのが一般的だったように思います。ご自身が6帖のお部屋で育ってきた親御さんは家を建てる時にも同じように6帖をと希望されることが多いですね。

 

でも実際には子供達は最初に与えられた部屋が6帖なら6帖、4.5帖なら4.5帖とそれなりに適応してくれるので土地や家の大きさや家族構成から考えていくのがいいと思います。

 

今の子供部屋のスタイルとしては大きく2通り。初めからちゃんと独立したお部屋を作るか最初は間仕切りなしの広い部屋を作り可変可能なお部屋にしておくか。既にお子さんの数が決まっていて性別が違う場合は最初から独立したお部屋を作ることが多いです。そしてその個室の大きさはどんどん小さくなる傾向にあります。後で書きますが、最近では子供達が自室で過ごす時間が減り極端に言えば寝るだけという家庭もある様です。それ位昔に比べて家族で過ごす時間を親御さんも子供達も楽しみ大切にする時代になったということでしょうか。

 

逆に同性の兄弟の場合はお子さんがまだ小さなうちは大きなお部屋にしておいて将来間仕切るというスタイルを好まれます。その時は暫くはお部屋を家族皆で寝る寝室スペースとして使うことも出来ますよね。また、まだ家族計画がきちんと出来ていないときは広い子供部屋にしておくことをお勧めします。小さなお部屋が沢山あっても使い方が難しかったり後に壁を作るよりも壊す方が大変だからです。

 

実際子供に個室を与える時期は様々ですが、小さなころはほとんど使いません。自分の部屋で過ごす時間が増えるのは中学生頃でしょうか。なので小学生の高学年くらいからでも部屋の間仕切りや机の設置等は十分間に合うと思います。

 

最近のデータによると小学生の約9割近くが勉強はリビングやダイニングでという統計が出ています。そこには色々な理由があると思いますが、親が子供とコミュニケーションをとりながらわからない所を教えたり一緒に勉強することで苦手ポイントを把握したり学校での様子を聞いたり理解できるようになるというのが大きな理由の様です。

 

何となく小学校の入学を機に学習机を買うというイメージですが実際にはおもちゃなどの物置スペースになってしまうお家も多々見られます(笑)そうならない為に子供が勉強できる小さなスペースをリビングやダイニングに作り、子供部屋にはまだ敢えて机を置かずにランドセルや勉強道具、おもちゃなどをきちんと整理できる場所を整えてあげるのがいいかもしれません。リビングやダイニングに作った勉強スペースはもちろんそれだけでなくお父さんやお母さんがパソコンをしたり持ち帰った仕事をするスペースとしても有効です。

 

 

  

 

 

 

 

思春期を迎えた子供たちはいつか一人になりたい時もやってくるでしょう。ですが、最近の子供たちは昔に比べて格段に家族と共に過ごす時間が増えていると思います。部屋にこもってしまうよりもリビングで家族と過ごす時間を子供達が自然と望んでくれたら嬉しいですよね。ただ子供部屋を与えるのではなくどこで何をするのか、どの様な生活スタイルを送りたいのかをじっくり考えてプランニングすることも大切です。プライベート空間と共有空間を上手に使って自然と家族が集うようなお家が出来れば素敵ですね。

 

 

 

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2018年12月20日

ウッドデッキのある暮らし

日本の田舎の風景と言えば夏には縁側でスイカと花火、なんて思い浮かびませんか。

そんな昔懐かしい縁側を現代の暮らしではウッドデッキとして、出来る事ならお家に作りたいと多くの方が希望されます。私も夏に蚊取り線香のCMなどに出てくる様な昔ながらの縁側にとても憧れていました。

 

ウッドデッキは外と中を繋ぐ中間の場所であり、第二のリビングとして暮らしに彩りを与えてくれる優れもの。

普段はお洗濯を干すスペースに。屋根を付けておくことで雨の心配もないしわざわざ2階のベランダまで洗濯物を運ぶ必要もありません。(これ毎日の事なので結構重労働なんですよ)

お休みの日にはウッドデッキで朝食を。同じご飯でも外で食べるとなぜか美味しさが倍増になりませんか。その傍でお庭で遊ぶ子供たちを眺めたり友人を呼んでBBQを楽しんだり、夜にはゆっくりと語り合いの場所になったりなどなど。

リビングの次に家族やお客様が集う憩いの場になることでしょう。

 

そんなウッドデッキを備えたお庭には是非四季を感じる植栽をお勧めします。木々の緑は人々の結びつきや心の安らぎを与えてくれます。また外からの目隠しとなってウッドデッキでの利用に安心を与えてくれます。何より四季の移ろいをお庭で感じることが出来るなんて素敵だと思いませんか。

 

そんなウッドデッキですが素材選びには慎重に。

どんな素材にもメリット、デメリットがあります。

 

一番のお勧めはやっぱり本物の木で作られたデッキです。

費用も安く、何より素足で歩く時の感触は他の素材では敵うものはないのではないでしょうか。

でもこちらは一番手間がかかり耐久性においても他の素材に比べて厳しいのも事実です。耐久性は10年から長くて15年程、少しでも長くもたせる為には自分たちで定期的にメンテナンスをすることは必須です。でもそうして大切にケアしていくからこそ愛着や愛しさが深まるものですよ。

でも気持ちはあっても中々まめに出来ないという方もいらっしゃいます。

 

そんな方に多いのは樹脂で作られたデッキでしょうか。

こちらは見た目は本物の木のようですが木ではありません。

ということで腐ったりすることなく耐久性には優れています。

ですが、夏場お日様に照らされるととてつもなく熱くなってしまうこともしばしば。素足で歩く時には注意が必要です。

それから費用も木で作るよりはかなり高くなってしまいます。

 

最後はタイルデッキです。こちらは見た目も木ではないのでウッドデッキではないのですが用途としてはほぼ同じですね。モダンなお家や南欧風のお家にとってもあいます。もちろん水にも強く耐久性はしっかりしています。費用は木と樹脂の間くらいといったところでしょうか。もちろんどんなタイルを選ぶかによって費用は大きく変わってきます。

 

自分たちの暮らしやお家の雰囲気にあう素材は何か、メリットとデメリットをよく考えて選ぶといいですね。

ウッドデッキ。無くてもいいかもしれないけれど、あると暮らしを少し豊かな気持ちにしてくれるのではないでしょうか。

 

 

 

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2018年12月6日

トイレの後の手洗い問題

 

トイレの後手をどこで洗うかは好みの問題もありますが、トイレ本体の形によるところが大きいです。タンク付きかタンクレスか、つまりはトイレ本体に手洗い器がついているかいないかということです。タンクに手洗い器がついている場合はもちろんそこで洗いますが小さなお子様やお年寄りの方には手洗い器が遠すぎて届かないという問題も。

 

人気があるのはタンクレストイレ。何といっても見た目がスッキリ。お掃除のしやすさや狭いトイレの圧迫感を無くしたいなどなど。人気の理由は沢山あります。でもこのタンクレストイレ、トイレ本体のお値段がタンク付トイレよりも少々高めになっています。そしてタンクレスの為手洗いはもちろんついていません。ということは、別で手洗い器を付ける必要があります。本体+手洗い器と費用はかかりますが、使いやすさやお手入れの事を考えるとやっぱり別の方が人気ではあります。タンクレスじゃなくてもいいけれど、手洗い器は別にしたいという方もいらっしゃいます。その場合はタンク付トイレ(手洗器なし)に別に手洗い器を設置するというスタイルになります。(その方が若干費用は抑えられます)

 

写真のトイレはお客様がこだわって輸入された外国製のトイレです。とてもシンプルでお洒落なのですがタンクに手洗い器はついていません。この場合も手洗い器は別に設置しました。

 

通常のトイレの大きさは0.5坪ですが、手洗い器に小さな収納スペースもと考えられている場合は0.25坪くらいでも広げておくとゆったりと使えます。とはいえ、皆さんお家のプランニングの際は家全体の大きさとの闘いになることもしばしば。トイレにそんなにスペースをさくなんて無理という方も多いです。そういう場合にはトイレのコーナーを有効に利用することで設置できるコンパクトなタイプの手洗い器を設置するとそれ程狭いと感じることなく利用できます。

もし少しでもスペースを広くとれそうなら大きめの手洗い器の下に掃除用具やトイレットペーパーを収納できれば便利です。またボウルが大きくなると水ハネも少なくなるのでお掃除の手間も省けます。

 

次にお勧めするのはトイレの近くに独立した手洗い場を設けてトイレの中には手洗い器を設置しないという方法です。トイレ内の小さな手洗い器の場合は男性の手にはやはり小さくて洗い辛く結果水ハネや汚れに繋がります。その点トイレから独立しているとしっかりした手洗い器を設置できるのでその様な心配はなくなります。トイレが玄関に近い場合、外出から帰った時の手洗いとトイレの手洗いの両方で使えて、またお客様にも利用していただきやすいという利点もあります。

ですが、やっぱりトイレの中で手を洗いたい、洗わずにドアノブを触りたくないという声もありますのでどちらを重要視するかはその人それぞれですね。

お客様が選ばれる一番多いパターンは1階はタンクレストイレに手洗い器をトイレ内に設置する。出来ればトイレをほんの少しでも広げておく。2階は家族しか使わないのでタンク手洗器付きトイレにして費用を抑えるというスタイルです。

 

来客が多いのか少ないのか、家族の割合が男性が多いのかどうか、生活スタイルを考えて自分たちにあったトイレの手洗いを考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

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2018年11月28日

和室の必要性

お家のプランニングを考えるとき、多くの方が和室を作るべきか否かと悩まれます。

一昔前は1階にLDKと和室という間取りが基本でしたが、独立した和室は使い辛く結局デッドスペースになってしまいがち。それならLDKを広く作ろうという風に一時は和室のないお家も多くなりました。

 

ですが最近また和室の需要が高まっているように感じます。やっぱり床に座ったり寝転んだりできる畳は私たちに安らぎを与えてくれるアイテムです。

同じスペースで部屋を用意するのであれば和室にしておく方が用途が広いとも言えます。

例えば、布団があればフローリングの上に寝ることが出来るかと言えばそれは難しいでしょう。フローリングは固すぎてマットレス等を重ねた上でないと体が痛くて寝心地はとても悪いです。そこが個室であった場合、寝るという要素を満たすためにはベッドを入れるなどして利用するしかなく、そうなると今度はその部屋は寝室にしか使うことは出来ません。

その点、和室であれば昼間は布団を片付けて色々な用途で利用することが出来るでしょう。

 

座卓と座布団を置けば応接室やリビングとして、食事を運んできて食卓として、また小さな子供を遊ばせたり遊び疲れてそのまま寝てしまっても畳の上なら抵抗はないでしょう。お母さんが洗濯をたたんだりアイロンがけをしたりする場所としても便利です。

 

と言う様に和室は使い方次第で色々な用途を果たすことが出来るのです。無くてもいいかもしれないけれど、あると便利でやっぱり何だか落ち着く、心が安らぐのが和室の良い所なのかもしれません。

 

次にお家のスペースの関係で和室までは作れないけれど畳コーナーなら上手く取れるということもよくあります。畳コーナーとは4.5帖以下の畳スペースの事を言うことが多いですね。部屋というよりは部屋の端にある一角が畳になっているというイメージです。

畳が好きなら畳コーナーでも十分楽しむことは出来ます。畳のい草はスポンジの様な小さい穴で構成された構造になっていて吸湿・放湿性能に優れているため、いつもサラッとした肌触り。断熱性もあり夏は涼しく、冬は暖かさを与えてくれます。その他、空気の浄化作用やい草の香りによる鎮静効果もあると言われているんですよ。

 

ソファや椅子ではなくそのまま床に座りたいという方にはそれが例え3帖の畳コーナーであったとしてもフローリングじゃなくてやっぱり畳の上の方が座りやすいのでは?端にカウンターを付けておけばそこでパソコンや勉強なども出来ます。

 

もちろん小さな子供のお昼寝や着替えスペースとしても十分機能を発揮してくれます。

ただ、注意が必要なのは畳コーナーでは布団を敷いて寝るにはちょっと狭いということです。布団1枚のサイズというのは畳1帖よりも一回り大きくなるのではみ出してしまいます。なので来客用の寝室としての利用は難しいかなと思います。

 

畳コーナーの場合、床を1段高くするということもよくあります。床を上げることで通常の場所とは違う特別感を出すことが出来ます。他にはLDKではソファや椅子に座るため、LDKとの目線の高さを揃えるという効果もあります。段差は15㎝から高くて40㎝くらいの間で設定することが多いでしょう。40㎝は結構高いので高さの確認は必ず必要です。

高さを上げると下に引き出し収納をつくる事もできます。子供のおもちゃやこたつ布団など畳コーナーやリビングで利用するものを収納しておくのも便利ですね。

 

 

使い方は人それぞれです。和室を考えるとき「どうして和室が欲しいのか、何のために欲しいのか」それを考えて作ることが重要です。用途によって和室なのか、畳コーナーでも希望は果たせるのかが変わってくるからです。

 

最後に私的には畳の存在や香りがどこか癒しを与えてくれる、ごろんとした時の感触はフローリングとは比べ物になりません。子供をとりあえず寝かす時なんかもやっぱり畳が最高だと思います。好みの問題だったり暮らし方なんだけど、あると何だかホッと出来たり便利なスペースになるのでは。

 

 

 

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2018年11月1日

洗面脱衣室を考える

家族全員が毎日必ず利用する洗面脱衣室。その使用頻度はお家の中でも高い方だと思います。だからこそしっかり考えられた計画が必要だと考えます。以前は浴室の隣に1坪(畳2畳分)のスペースが当たり前でした。そこには洗面化粧台の隣に洗濯機を設置して、あとは服を脱いだり着たりするスペースでもういっぱいです。インターネットなどで検索してみると皆さん凄く素敵なアイデアで限られたスペースにうまく棚や収納ボックスを使って利用されています。

 

全体の家の大きさから考えて広くとるのは難しいと考えられていた部屋かもしれません。ですが、これから家を新たに新築されるならここにこそきちんと考えた収納スペースを設ける事が結果家事を楽にしてくれたり収納以外にも使い勝手の面からも検討していくと便利な使い方が出来ると見直されています。

 

まずは収納。タオルはもちろん家族の下着やパジャマもここにあるのが一番便利ですよね。それからお風呂グッズの買い置きや身支度をする用品などなど。洗濯洗剤も汚れによって使い分けられている方も多いのでは。ということは必然的にそれらを置くスペースが必要になってきます。洗濯機の上に棚を作ってというのももちろん良いアイデアですが、背が低い方などにはやっぱり取り辛かったり使い辛い場所になります。

家全体の収納スペースを出来るだけたくさん欲しいですと要望される方は多いですが敢えて洗面室にと考えられている方はまだまだ少ないように思います。

 

次にプライバシーについて。先ほども書きましたが家族皆が比較的利用する頻度が高い部屋になっています。ということでプライバシーの観点からもしっかり検討していく必要があります。誰かが入浴しているとき脱衣所と洗面室が同じ空間になっていると入浴している人は出にくくなってしまったり洗面所を使っている人も入浴している人に気を使ってしまいます。洗面は身だしなみを整える場所ですので案外滞在時間が長くなりそれが家族が多いとさらにその時間は長くなるものです。そう言った観点から可能な限り洗面室と脱衣室は別にすることが望ましいと考えます。

 

中々それだけの空間を作ることは難しいかもしれませんが、生涯にわたって使いやすい場であり続けるために入念に検討しておくことは大切です。

余談ですが最近の私のお勧めの設備はタオルウォーマーです。別名デザインウォーマーとも呼ばれておりイタリアをはじめとするヨーロッパ各国で水回りには欠かせないファッショナブルなヒーターとしてホテルなどでも採用されています。用途は名前の通りタオルをカラッとふんわりさせてくれる優れもの。お風呂に入って使ったバスタオル、朝にシャワーをしたりする時にもう一回使いたいなっていうときありませんか。そんな時このタオルウォーマーにサッと掛けておけば翌朝本当にさらさらふっわふわになっているんですよ。生乾きの嫌な臭いももちろんありません。

それだけではなく、空間の補助ヒーターとしても◎。ガスやオイルを使用していない輻射熱ヒーターでパイプの中をめぐる温水が安全な温度で空間を緩やかに優しく温め梅雨時期には空気をカラッとさせてくれます。また燃焼しないので一酸化炭素も発生せず空気を汚しません。低温運転なので小さなお子様がいるご家庭でも安心して利用できるのも魅力です。

デザインと機能を兼ね備えプライベートなサニタリー空間をお洒落で快適な空間に変えてくれるお勧めプロダクトです。

 

 

あれもこれもは出来ないかもしれないけれど毎日の生活に関わる空間であったり役立つアイテムについてはしっかり計画して考えておくことが失敗しない家づくりには不可欠な条件だと思います。

 

 

 

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