自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

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2022年1月20日

T様邸上棟

こんにちは。
日々の暮らしを一番の幸せに。
奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

大寒と呼ぶにふさわしい本日、T様邸の上棟の日を迎えました。
手もかじかむような寒さの中、棟梁をはじめ大工さんたちが朝早くから頑張ってくれています。




今日の日を迎えるまで、コロナ禍の材料高騰をはじめたくさんの事がありましたが何とか無事に上棟の運びとなりとても嬉しく思います。
T様の想いがたくさんつまったお家の完成がいまから楽しみです。
最後まで気を引き締めて参りたいと思います。

暮らしについての質問や疑問は
株式会社 夢工房 まで!
info@coconfamille.jp
TEL:0743-67-7080

2021年12月3日

コロナ禍における資材不足の現状

こんにちは。
日々の暮らしを一番の幸せに。
奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

昨年まではコロナ禍とは言え大きな影響はあまり受けてこなかった住宅業界。
一変今年はウッドショックに始まり多くの資材が供給困難、納期未定、価格高騰の波に襲われています。

先程も弊社で通常利用している自然塗料着色の紙クロスが世界的な天然原料の不足、製造工場での人手不足の影響として入荷の大幅な遅れや入荷見込みが立たないという連絡が入りました。


私のお気に入りのサーモンピンクやモスグリーンは取り扱い中止に・・😭

その他にも照明器具は半導体不足の影響により納期が大幅遅れ。
エコキュートやトイレは相変わらず納期未定という今までにない資材不足に陥っています。
木材に関しては今年の12月頃をピークに落ち着きを取り戻すであろうと言われていますが、来月上棟予定の木材はそのピークの価格となり弊社に重くのしかかっています。

住宅資材だけではなく、食品や原油、ありとあらゆる物価が高騰しこの先どんな世界が待っているのかしらと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
私も自分はともかくまだ幼い子供達の未来が明るいものであります様にと願わずにはいられません。

とは言え、弊社では現在も資材の調達にあくせくしながらも何とか順調に施工、お引渡しの準備に向けて取り組んでいます。

早くコロナが終息し、平和な日常が取り戻せます様に。

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2021年11月26日

子供室の変化

こんにちは。

日々の暮らしを一番の幸せに。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

 

今日はこの10年で大きく変化を感じる子供部屋について少しお話してみたいと思います。

私が子供の頃は子供部屋と言うと大体が6畳+1畳のクローゼットと言う形が定番でした。例にもれず私の部屋も、そしてお友達のお家へ遊びに行った時も大体がそんな感じ。

6畳のお部屋にシングルベッドと学習机、鞄を置いたりする棚やラックが置いてあるイメージ。家での過ごし方も夕飯が終われば自分の部屋へ戻って一人の時間を過ごすことが多かったような気がします。

 

ところが、この10年でそんな環境がガラリと変わりました。

まずはお父さんを含めて家族皆で過ごす時間がどのご家庭もとても増えていること。

子供達も寝る直前までリビングで過ごすというスタイルが増えています。

夕飯後のリラックス時間はもちろん、学習や宿題もリビングでする為に敢えてリビングにStudyコーナーを作り、そこは子供の勉強だけでなくお母さんのワークスペースになったり今はコロナ禍でのお父さんのリモートワークにも活用。もはやStudyコーナーやリビング書斎は必須のスペースになりつつあります。

限られた建築面積の中でより充実した家族共有のスペースを確保したいと考える方が増える中で逆に縮小傾向にあるのが子供室なのです。

現在の主流は4.5畳+半畳の収納。衣類などは家族が皆で使えるファミリークローゼットに収納します。

全員の衣類をそこに収納することにより洗濯後のお片付けも一段と楽に。

ですが、縮小傾向とは言え子供達のプライバシーや現在のコロナ禍でのオンライン授業時に発言をする機会があることを考えるとどんなに小さくても個室を用意してあげることは望ましいかと思います。

 

実際に子供が自室を使い始めるのは小学生の高学年になってからと言われる方も多いです。

それを思うと子供が自立するまでの間、そんなに多くの時間を子供室で過ごすことはないかもしれません。

それらを考慮して子供が将来部屋を使わなくなった時にも柔軟に使える様なプランニングも大切です。

全体のご予算と間取りのバランスを考えながら最適な方法を見つけましょう。

 

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2021年11月11日

トイレのハイテク化問題

こんにちは。

日々の暮らしを一番の幸せに。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

 

先日お客様とのお打合せで言われたことにハッとしたこと🙄。

「トイレは自動洗浄ではなく手動若しくは自動をOFFに出来るもので」。

便利になった世の中、その便利さをどんどん追求したくなるこの頃ですが

お客様が手動を希望されるにはある問題があったのです。

そしてその問題、よーく考えてみると何と我が家でも同じ現象が😅!

そぅ、お子様の自宅外でのトイレ習慣。

今や自動開閉や自動洗浄は当たり前になりつつある住宅業界のトイレ事情。

ですが、自宅でそのトイレになれてしまうと学校や外でのトイレ時に流すことを忘れる、というかそもそも流す気がないという子供達が増えている様なのです😖。

 

それを聞いてよく考えてみると・・。確かに!我が家の子供もつい流すことを忘れてトイレを後にすることがある。

「こら!ちゃんと流しなさい!」という私の忠告にもどことなくキョトンとしていたあの顔😮は「えっ?流れてないの?」という顔だったのですね。

 

ショッピングモールや道の駅でも最近はトイレがどんどん綺麗になり自動洗浄のトイレ率は上がっています。

とは言え、学校などは自動洗浄の所はほとんどない中流すことを忘れてお友達にからかわれる原因になるなんてこともないとは言えません。

ここはしっかりOFFにするなどして流す習慣をつける必要があるとお客様の言葉でひしひしと感じた昨今のトイレ事情でした。

 

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2021年10月28日

お家づくりのいろは

こんにちは🍂

日々の暮らしを一番の幸せに。

奈良県天理市で自然素材と快適な暮らしを提案する㈱夢工房の川端です。

 

先日【100年後も住まい継ぐ家】と題してお家づくりのいろはを開催しました🖋

コロナ禍により以前の様な勉強会は開催せず、現在はお客様個別にご希望のコンテンツについてお話をさせて頂いています。

今回はお家の耐久性について知りたいという事で前出の様な題目でのお話となりました🏡

 

弊社には今年で10年になるフレンチレストラン【Le Reve】🍽があり、お家づくりのいろはの会場としてレストランの個室を利用しています。

Le Reveは古民家を自社で改装したのですが、外観は和風、内装はアンティークフレンチに仕上げています。そして先ほど個室と言いましたが、この個室は元々あった蔵をリフォームして個室として利用しているのです。

 

Le Reveでは婚礼も月に数回しているのですが、その際はこちらの個室は新郎新婦様の控室としてもご利用頂いています。

 

お話がそれましたが、当日は遠方よりお越しいただき1時間程度で終えるつもりがつい長くなってしまいました。ですが、私たちにとっても話しながらも改めて学びのある時間となりました。M様、ありがとうございました。

 

夢工房ではご希望に応じて随時お家づくりのいろはを開催しています。

いつでもお問い合わせくださいませ。

 

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2019年7月31日

クローゼットの扉は無しも有り

しばらく時間が空いてしまいました。

今日はクローゼット扉について少し書いてみようと思います。

 

クローゼットの扉と言えば一般的に多いのは折れ戸、若しくは引戸でしょうか。そこはもちろん物を収納する場所なので出来れば隠してすっきり見せたいですよね。

 

でもこの扉、実際は使いにくいなと感じたことはありませんか?特に折れ戸。折れ戸は開口部は大きくとれますが、扉部分の後ろはデッドスペースになり例えばクローゼット内に箪笥や引出し収納を置くと引出しが扉にぶつかって開けられないという事もよくあります。また扉の前にももちろん何も置くことはできません。しかもクローゼットは一日に開閉する頻度がとても多い扉なので折れ戸の場合レール等が歪んで閉まらなくなるなんてこともよくあります。

 

そこで最近では思い切って扉を採ってオープン収納に!というスタイルも増えています。扉などの建具って意外と費用が高いのですが、その建具の費用を節約して代わりに作り付けの収納棚を付けることも可能です。デッドスペースもなく、可動棚を付ければ自分の持ち物にあわせた思い通りの収納スペースとして使うことができます。

 

また、クローゼットの中は湿気がこもりやすい場所でもあるのでオープンにすることで湿気を逃す効果もあります。

 

オープン収納にはデメリットもあります。オープンという事は隠せない、いつも綺麗にしておかなければ・・。それが1番気になるかもしれません。でもその逆の発想も。隠れているとつい何でもかんでも放り込んで閉めちゃえ!その結果要らないものが知らぬ間にいっぱいたまり、いざ必要なものを使おうとすると見つけるのも大変なんてことになりかねません。オープンだからこそ本当に必要なものを厳選する力を養い使い易くきれいに収納する術を身につけることができるのです。

 

もちろん、どこでもかしこでもオープンにというわけにはいかないでしょう。リビングや人目につく収納の場合はやっぱり隠しておくことも必要です。収納ごとに使い方を考えて、時には扉は無しも有り!も有りじゃないでしょうか。

2019年6月20日

オーニングの魅力

今年も日差しが気になる季節になってきましたね。

サッシから差し込む日差しはお部屋の温度を上げて夏のエアコン消費電力に影響を及ぼします。もちろんサッシ自体を遮熱にしたり外付けブラインドを付けたり軒をしっかり出したりすることで軽減することは必須です。

でも大きなデッキなどがある場合はそのすべてに屋根を被せることも中々難しいですよね。

特に樹脂系のデッキの場合には夏の日差しでかなりの高温になりやけどの危険も。またデッキそのものの劣化にも繋がります。

そんな時にこのオーニングが大活躍です。

「オーニング(awning)」は英語で直訳すると「日よけ」という意味ですがその発祥はヨーロッパのイタリアと言われています。住宅性能が日本よりずっと進んでいるヨーロッパでは断熱、遮熱に対する意識も高く、且つお洒落の観点からもオーニングは広く普及しています。

 

遮熱を考えないサッシで検討した場合、窓ガラスのみの時とオーニングを設置した時とでは冷房の消費電力が1/3にまで抑えることができると言われています。またサッシから入る有害紫外線は室内の家具や畳などの退職や劣化を引き起こしますが、オーニングのキャンバス生地はその有害紫外線をほぼ100%カットするため、室内を傷めることなくいつまでも美しく使い続けることができます。

 

また屋根と違いオーニングは収納をすることが出来ます。冬場など積極的に暖かい日差しを採り込みたい場合にはオーニングを収納して日差しを楽しむことが出来るののも魅力の一つです。

夕立が心配な時期は洗濯を干すときにオーニングを出しておけば急な雨の時にも洗濯物を守ってくれます。

 

このオーニング、機能だけでなく魅力なのはその豊富なカラーとデザインですね。殺風景だったガーデンスペースにお洒落なオーニングを貼りだすことでヨーロッパの街角のカフェの様な雰囲気になったり、シックなイメージになったりとお家の雰囲気をイメージアップして楽しむことができます。手軽につけられてお洒落に楽しみながら暮らしを快適且つ豊かにするオーニング、この夏一度検討してみられてはいかがでしょうか。

 

 

2019年5月23日

アウトドアリビング

最近よく耳にするアウトドアリビング。自然を感じながら家族が集う第二のリビングとして人気急上昇中。

 

私共もかねてより縁側や自然を感じる空間としてのお庭スペースを設ける事をお勧めしています。四季の移ろいを感じるなんて言うと難しく聞こえますが、お庭の木々が花を咲かせたり紅葉するのを何となく眺めたり、気候の良い時期にはウッドデッキでBBQやブランチを。それが四季を楽しみ感じているという事なのだと思います。自宅では5月を過ぎるとお天気が良ければ毎週のようにデッキで簡単BBQの夕食です。庭で遊ぶ子供達を眺めながらゆっくりする時間は何よりも至福の一時です。

 

室内のリビングから直接繋がるウッドデッキもアウトドアリビングですね。他の部屋からもアクセスできれば家族は無理なく集まることの出来るスペースになります。小さな子供達がビニールプールなどで遊ぶ事もできお母さんもお部屋からその様子を見守りながら洗濯を干したり取り込むといった家事をすることもできます。小さな子供ってやっぱりどんな時でも外遊びが好きなんですよね。我が家の子供達も隙を見つけてはウッドデッキやお庭で走り回っています。

 

アウトドアリビングを活用するためにはまずどの様な用途で利用するのかを考え、それに備えてコンセントや照明をプランニングしておくといいですね。その場所がリビングの様な役目を果たすと考えたときにはプライバシーを守る工夫も必要です。1階ならば庭木や生垣などで目隠しを、2階ならば丈の高いルーバーなどを利用すると外部からの視線を気にせず楽しむことができるでしょう。

 

ただし、リビングといってもそこはあくまで屋外です。夏場には蚊やハエが集まりやすく特に夜には光を求めて沢山の虫たちが集まってくることも。蚊取り線香や吊るすタイプの虫よけ、扇風機なども有効です。後は日よけですね。もともと屋根がついているなら大丈夫ですが屋根がない場合はオーニング等で日よけをすることも必須です。

 

何より大切なのはメンテナンス。どのような素材であれ何らかのメンテナンスは室内の素材よりもサイクルも短く重要です。床に天然木を貼っているならば最低年に一度は防水塗料を塗りなおして防腐処理をすることが大切です。樹脂製であっても日光により傷みが出てくるとささくれとなり素足で歩くことができない場合もあります。また、屋外なので花粉や埃、雨の汚れも必ずあるので利用する際には拭き掃除なども必要になるかもしれません。タイル貼りの場合は素材が頑丈なので掃除くらいのメンテナンスで済みそうですね。

 

面倒な事も多いかもしれませんが、それを踏まえても用途は広く私たちの生活を豊かにしてくれる存在であることは確かです。梅雨時期や冬には使いたくても使えないという時期が生じてしまいますが、季節を楽しむユーティリティとしての位置づけで無理のない範囲で取り入れることをお勧めします。

2019年3月27日

憧れのワークスペース

我が家の夫はずっとリビングで過ごしたい派なので書斎など全然興味はなかったようですが、お家づくりのプランニングで10組中67組のご主人様がご自身の書斎が欲しいと希望されます。男性は子供の頃の秘密基地の様なおこもり感のある場所に多かれ少なかれ憧れもある様です。実際に書斎を造るとなると大体が寝室の隣に小さいお部屋か、スペースがとれない場合は寝室の一角にカウンターを設けて書斎スペースとして場所を確保されることが多いですね。

 

ですが、現代は家族の皆が家に居る時間の大半をリビングで過ごす時代です。子供達の9割が勉強はリビングでするという統計もあります。ご主人様もせっかく作った書斎へ行く時間が中々とれず、結局物置スペースになってしまったなんてこともよく聞きます。そうならない為には何処にどれ位のスペースを確保するのか、帰宅後のお家での過ごし方はどうなるのかを想像しながらしっかり計画することも大切ですね。

 

そして。奥様だって本当は自分の時間や趣味に使えるスペースは欲しいですよね。でもあえてリビングを離れて違うお部屋となると特に子供が小さいうちはわざわざ部屋に籠ってなどそんな時間はとれないものです。そんな時、キッチンやリビングの片隅にちょこっとワークスペースがあるととっても便利。時にはお料理を煮込みながらその合間に仕事や趣味の作業をしてみたり。何より子供達や家族の様子、気配を感じながら出来るのが忙しい奥様にはピッタリです。

 

部屋を見渡して、空いている空間があればチャンスです。間取りやスペースを考えながらちょこっとワークスペースをディスプレイしてみましょう。パントリーの中もよく使われる場所ですよ。もちろん食品を貯蔵することが一番の目的ですが、奥様が一番長い時間を過ごすと言っても過言ではないキッチンの傍にワークスペースを設けるととても便利です。ダイニングテーブルを置いた後ろに思わぬデッドスペースがあったなんてこともよくあります。リビング階段の場合は階段の途中に少しスペースを設けたり階段下を有効活用してみたり。ほんの少しの工夫できっと生まれる空間です。

 

因みに我が家では洗面室とダイニングキッチンの間に小さな小部屋スペースを造りました。そこでアイロンがけをしたり針仕事をしたりお化粧をしたりと様々な用途で大活躍をしています。色々な作業をここでまとめてすることが出来るのでその為の用品などもひとまとめにし、準備もスムーズで時間を短縮できます。私にとってはお家の中で1,2を争うくつろぎ空間になっています。

 

家族の時間も大切に、でもたまには皆が存在を感じながらそれぞれの場所で安らげる、そんなお家プランニングがいいですね。

 

 

 

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2019年2月28日

気密のはなし

 

 

前回は換気について書きましたが、この換気に密接に関係する気密について今回は書いてみようと思います。

 

近年、住宅を考えるうえで必ず出てくる言葉として高断熱・高気密があると思います。気密性を高めると何となく息苦しい、空気が澱んでしまうというイメージがあるかもしれませんがそれは全くの逆なんですよ。前回書いた計画換気というのは気密をきちんととることでしっかり計画通りの換気が出来るのです。逆に言うと気密性能が低いお家の方が正しい換気がされないということになります。

 

よく例えられるのは気密と換気の関係をストローでジュースを飲むときの状態に例えてみることです。ストローを気密、ジュースを新鮮な空気と考えたときしっかりとしたストローの先をジュース(新鮮な空気)の中に入れて吸い込むと何の問題もなく飲むことが出来ます。吸う強さによって飲むジュースの量も自由にコントロールできます。これが理想的な計画換気の状態です。

 

しかし、このストローに小さな穴が沢山あいていたらどうなりますか。穴から空気がスースーと抜けてジュースは吸いにくくなります。またその穴から意図せぬジュースを取り入れてしまい、本来吸い込むべきストローの先からはあまり取り込むことが出来ない状態になるのです。この穴というのは住宅の隙間、そして穴から入る意図しないジュースを漏気と呼びます。漏気があると計画した換気が出来ません。つまり気密を万全にするという事は換気をコントロールするために意図しない漏気を防ぐという事なのです。

 

高気密・高断熱の家は快適と言われるのはなぜなのでしょうか。

 

高性能住宅でよく言われるのは冬暖かく夏涼しいというフレーズだと思います。

なぜ冬暖かいのか。魔法瓶を思い出してみてください。沸騰したお湯もそのままにしておくとどんどん冷めて100℃のお湯も30分程度で半分の50℃まで冷めてしまいます。このお湯を保温しておくために使われるのが魔法瓶。魔法瓶は中と外の間を真空状態にして内部の熱が逃げないように断熱。さらに蓋をしっかり閉めて密閉することで外部の空気に触れることなくお湯を保温することが出来ます。この様にしっかりとした断熱と気密によって暖められた空気を外へ逃げないようにすることで冬でも暖かい環境を保つことができます。

 

夏の涼しさはクーラーボックスを想像して下さい。仕組みは魔法瓶と同じくクーラーボックスの周囲に断熱材をしっかり入れることで外部の熱が内部に伝わることを防いで保冷されていますよね。もちろん外の空気が入らない様蓋もしっかりと密閉。同じようにしっかりとした断熱と気密によって夏の暑さが家の中に影響しないように、そしてクーラーで冷やされた空気が外部へ逃げないようにすることが出来るのです。

 

よく勘違いされるのは高断熱・高気密のお家は何もしなくても冬暖かく夏涼しいと思われていること。魔法瓶も熱いお湯をいれてそれを保温する、クーラーボックスも保冷材などで庫内の空気を冷えた状態にすることが必須です。同じように高断熱・高気密の住宅もまずは家の中の空気を快適な状態にすることが必要です。高性能住宅は非高性能住宅に比べて快適な状態にすることが省エネルギーでできたりその状態を長く保つことができるということです。そして部屋だけでなく家全体を同じような快適な状態に保つことが出来るのがお家の快適性に繋がるのです。

 

気密性を高めるという事は家の隙間を減らすことという事は既にお伝えしました。そのためには寸法誤差のない高品質の材料を使用し、材の接合部分を気密シートや気密テープで隙間なく施工していく必要があります。

また、どうしても必要な外部との開口部やボルトの部分などはウレタン等でしっかり隙間を埋める必要があります。通常のお家では必要のない手間とコストをしっかりとかけて丁寧な施工をすることが家の気密には何より大切です。

 

 

 

そしてこの気密性は実際に数値で表すことのできる唯一のお家の性能です。断熱性能や耐震性能は計算上の性能であり施工精度を問われにくい数値とも言えます。対して気密性は気密測定という検査方法が確立されています。逆に言えば図面からの計算で求めるものではなく、現場にて実際に測定をしなければ数値は得ることはできません。そして実際に測定し数値が会社基準より上回っている場合は工事のやり直しとなります。はっきりとした数値が出るからこそ、職人は決して手を抜くことが出来ずしっかりと丁寧な施工が求められるのです。職人も数値が目で見えることで一層気持ちも引き締まるのかもしれないですね。

 

 

 

 

気密についてのお話でした。


 

 

 

 

 

 

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