自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

自然素材住宅・木と漆喰の家づくり.奈良・天理の工務店ココファミーユ.夢工房

EVENT & BLOG

2025年6月17日

ZEHが変わる?今家づくりを考えている方向けの最新情報

自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

わたしたちは“家族みんなが心からホッとできる家づくり”を大切に、天理市を中心に奈良でお家づくりのお手伝いをしています。

さて今回は、お家づくりをご検討中の方にとってとても大切なお話です。
国の基準として「ZEH(ゼッチ)」の見直しが進んでいるのをご存知でしょうか?

 

 

2030年、新しいスタンダード「新ZEH」へ

 

国土交通省の発表によると、2030年4月から、今のZEHの基準が新築住宅の最低基準になる予定です。
これまでよりも、もっと高性能な省エネ・断熱性能が求められるようになるということですね。

そんななか、省エネ化を進める経済産業省が住宅業界にもより一層のスピードアップ、省エネ化を加速させようと関係省庁を促しているようです。

 

 

 

ZEHってそもそも何?今の基準は?

 

今からお家づくりをお考えの方にはZEHとはなに?となっているかと思いますので、最初に現行のZEHについて説明します。

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、
以下のような特徴があります:

  • 〇高い断熱性能
  • 〇再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量が20%以上削減されている
  • 〇太陽光発電などでエネルギーを創り出し、年間のエネルギー収支がゼロになる

つまり、「使うエネルギーよりも、創るエネルギーのほうが多いおうち」と紹介されていることも多いかと思います。

 

 

 

でも、どうして変わるの?

このZEHの基準、10年以上前の“今の基準”がベースになっています。
国では、「2030年以降も今のままの基準でいいの?」という見直しが進められており、
より現代の暮らし方に合った基準「新ZEH」へとアップデートされようとしているのです。

 

 

新ZEHとは?

 

 

2025年5月の経産省の発表によると、
「新ZEH」の案では、一次エネルギー消費量を35%削減、
さらにエネルギー管理設備(エネマネ)など、新たな設備要件が含まれる方向で検討されています。

つまり、「より進化した高性能な住宅が当たり前の時代」がすぐそこまで来ているということですね。

 

 

 

家づくりにとって大切なことは…

 

制度が変わっても、変わらないのは「家族が安心して長く住み続けられるおうち」であること。
だからこそ、わたしたちは今だけでなく10年後、20年後も誇れる家づくりを大切にしています。

夢工房ココファミーユでは、

〇セルロースファイバーによる熱容量のある断熱材

〇耐震等級3

〇制振工法の導入

といった、未来基準を見据えた家づくりをご提案しています。

 

 

これから家づくりをご検討の方へ

 

「制度が変わって不安…」と思われる方もいるかもしれませんが、
ココファミーユではそうした最新情報もわかりやすくお伝えしながら、
お客さまにとって“ちょうどいい家づくり”をご一緒に考えています。

 

奈良・天理市周辺で家づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
未来も安心して暮らせるおうち、一緒につくっていきましょう!

2025年6月6日

お風呂やトイレの窓、いる?いらない?

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

今回は「お風呂やトイレに窓はつけた方がいいのだろうか」と意外に悩むポイントについて考えたいと思います。

昔の住宅では、窓があるのが当たり前でした。 特に、「お風呂のカビ防止のために、大きな窓をつけましょう」というのが一昔前の常識でした。

しかし最近は、あえて「窓をつけない」お家がとても増えています。 今回は、そんな水回りの窓事情について、皆さんの疑問にお答えしていきます。

なぜ?今どきのお家は「窓なし」が多い訳

 

 

「窓がなくて換気は大丈夫なのか、カビが生えてしまいそう」 そう思われるかもしれません。ですが、ご安心ください。

現在の新しい住宅には「換気システム」という、家中の空気を常に入れ替えてくれる設備の設置が法律で義務付けられています。

このシステムを上手に活用することで、窓を開けなくても湿気がこもらず、カビの心配もほとんどなくなります。

ある調査では、新築住宅のお風呂の約6割、トイレの約7割に窓がないというデータもあるくらい、今や「窓なし」はスタンダードになりつつあります。

マンションでは、もともとお風呂に窓がないことが多いため、その快適さに慣れている方が、戸建て住宅でも「窓はなくても良い」と感じるケースも多いようです。

それに、窓をなくすことには、このようなメリットもあります。

  • 〇冬でも暖かい 窓がない分、外の冷気が伝わりにくく、室内の暖かさを保てます。ヒートショックの予防にも繋がります。
  • 〇プライバシーの確保 外からの視線を気にする必要がなく、リラックスしてバスタイムを楽しめます。防犯面でも安心感があります。
  • 〇掃除が楽になる 窓やサッシの面倒なカビ取りや、ホコリ掃除から解放されます。

 

 

でもやはり「窓」も素敵。ライフスタイルに合わせて選ぶ時代へ

 

 

もちろん、「窓からの光を浴びながら、朝風呂に入るのが夢」という方もいらっしゃいます。 お庭や中庭に面した大きな窓のある、開放感たっぷりのバスルームは、やはり魅力的です。

大切なのは、ご自身の家族がどのような暮らしをしたいかということです。 「窓なし」と「窓あり」、それぞれの利点を理解した上で、ご自身に最適な方を選ぶのが、後悔しない家づくりのコツなのです。

【ココファミーユの答え】窓がなくても快適。その秘密は「ルフロ」にあり

 

ココファミーユ|夢工房では、お客様の暮らしをさらに快適にするために、「ルフロ」という高性能な24時間換気システムをおすすめしています。

この「ルフロ」が特に優れている点をご紹介します。

① 窓がなくても、換気はいつでもおまかせ

 

窓の開け閉めをしなくても、24時間ずっとお家の空気を静かに入れ替えてくれます。
湿気がこもりやすいお風呂やトイレ、洗面所も、いつでも快適な状態に保ちます。

② 冬の「ヒヤッ」を防ぐ、かしこい換気

 

従来の換気扇では、換気と同時に冷たい外気が入り、冬の脱衣所が寒くなりがちでした。
しかし「ルフロ」は、室内の暖かい空気をなるべく逃がさないような工夫がされているため、冬でも寒さを感じにくいのです。これは嬉しいポイントではないでしょうか。

 

③ 高性能フィルターで、いつでもクリーンな空気

 

 

 

「ルフロ」は、外の空気をそのまま取り込むわけではありません。 高性能なフィルターを通して、花粉やホコリ、PM2.5といった気になる粒子をしっかりブロックしてから、室内に新鮮な空気を取り込みます。実際に、しばらく使用したモデルハウスのフィルターを見てみると、驚くほど黒くなっています。 これだけの汚れから家族を守ってくれていると思うと、非常に頼もしい存在です。

家のどこにいても、きれいで気持ちの良い空気を吸える暮らし。 「ルフロ」はそれを実現します。

まとめ

お風呂やトイレの窓、設置するかしないか。 どちらにもメリットがあり、迷われることと思います。

重要なのは、換気の性能や断熱性、そして何より「自分たちがどのような暮らしを送りたいか」を考えることです。

ココファミーユ|夢工房では、お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、ご家族皆様が笑顔で暮らせるお家をご提案します。

「私たちの場合は、どちらが良いのだろうか」 「『ルフロ』のきれいな空気を体感してみたい」

そのようにお考えでしたら、ぜひお気軽に、天理市のモデルハウスへお越しください。 スタッフ一同、心よりお待ちしております。

2025年4月29日

2025年夏は猛暑になるそうです。

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

今年の夏は日本各地で「猛暑」が予想されているそうです。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)が年始に発表された「ラニーニャ現象の発生と今後の見通し」では、2025年2月平均気温の異常値が予測されていました。
そして、ラニーニャ現象が予想通りに出てしまったそうです。

 

 

ラニーニャ現象、太平洋の真ん中あたりの海水温が下がる現象です。
上の図ではハワイの下の方が青くなっていくことがわかります。

 

 

 

なぜ2025年の夏は特に猛暑になるのか?

今年は特に、太平洋熱帯域の海面水温が**ラニーニャ現象寄り**になっています。

ラニーニャが発生すると、
– 冬は寒く
– 夏は猛暑になりやすい

という特徴があるそうです。
つまり、2025年夏は「猛暑」になるそうです。

 

 

もちろん、地球温暖化の影響も

まずはこちらのデータをご覧ください。
#ShowYourStripes」は、世界中の気温変化を色のストライプで表現したプロジェクトです。

 

 

紫色のポイントをクリックするとその地域のストライプを表示することができます。

 

 

左から右へと青から赤になっていっていることがわかります。

最後は赤褐色になってしまっています。
これは温度が高くなっていることを示しているのですが、コレではわかりにくいですよね。

 

ストライプ図の上の「BARS WITH SCALE」にすると下記のようなグラフになります。

 

 

 

地球温暖化が進んでいることは一目瞭然です。

こちらは大阪の気温推移(1850年〜2024年)を表したもの。
青い時代(涼しい)から赤い時代(暑い)へと、色が変わっていく様子が一目でわかります。

特に2000年前後から赤色が急増し、**温暖化が加速**していることがはっきりと見て取れます。

2023・2024と平均温度が上がってしまっています。

近年は+1℃以上の高温が続き、今や「暑い年が当たり前」になりつつある現状です。

 

 

これからの家づくりに大切なこと

 

「#ShowYourStripes」が教えてくれるのは、
残念ながら地球温暖化は進んでしまっているという厳しい現実です。

だからこそ、
これからの家づくりでは

 

– 省エネな家を建てること
– 建築時にCO₂をできるだけ出さない家づくりを心がけること

がとても大切です。

 

一般的な石油系素材を多用する家づくりでは、
建築時点で多くのCO₂を排出してしまうことが知られています。

たとえば、
– 自然素材を選ぶ
– 地産地消の木材を使う
– 長持ちする設計にする

などの工夫によって、建てるときから未来にやさしい家をつくることができます。

未来に誇れる家を考えてみましょう。

 

2025年4月21日

天理で住み替え・建替えをお考えの方へ

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを行う「ココファミーユ|夢工房」のスタッフです。

住み替えは家族にとって大プロジェクトですよね。今回は「家を建て替えるか?売却して新築にするか?」と悩んでおられる方の参考になれば幸いです。

 

マンションから新築へ住み替え

もともとは関西圏のマンションにお住まいお客様がお子様の成長や、奥さまのご実家が近いことなどから「天理への住み替え」を決断されました。

 

マンションを売却、じっくりと注文住宅の計画を進められました。

事前に持ち家をお持ちだったため、住み替え計画には慎重な判断が必要でしたが、「自分たちに合った暮らしとは何か?」をしっかりと見つめ直す機会にもなったといいます。

 

 

持ち家から住み替えするときの注文住宅フロー

事前にお住まいの家がある方が注文住宅を建てる場合、進め方にはいくつかのポイントがあります。以下が代表的なステップです。

① 今の住まいの見直し・理想の暮らしの整理

まずは、「今の住まいにどんな不満があるのか?」を書き出し、同時に「理想の暮らし」を明確にしていきます。
「寒い」「収納が足りない」「家事がしづらい」…などの声が多く、この整理が後のプランニングにもつながります。

 

 

弊社ではお家づくりノートをご用意しています。
お気軽にご活用ください。

 

 

② 建替え or 売却+新築 の判断

今住んでいる土地で建て替えるのか、売却して新たな土地に新築するのか。
費用や期間、仮住まいの必要性なども含め、家族構成や希望のライフスタイルにあわせて検討することが大切です。

マンションからの住み替えの場合は、住環境や面積が大きく変わるため、丁寧なシミュレーションが必要になります。

 

 

③ 資金計画の作成

住宅ローンの残債がある場合は確認が必要です。
売却益・自己資金・新たな住宅ローンとのバランスをとりつつ、仮住まい費用などの諸経費も見落とさずに計画します。

また金利上昇の気配も出ているので、住宅ローンの相談ができるのもいいですね。
この機会にぜひ、ご確認ください。

 

 

④土地選びは、希望エリアや条件を明確にし、建物プランと同時進行で検討を。

⑤建築会社は、性能や自然素材へのこだわりなどに合った会社を慎重に選定。

⑥設計段階では、暮らしの動線や収納など、家族のライフスタイルに合わせた細やかなプランニングを行います。

⑦建て替えや引き渡しまでの間には、仮住まいや荷物の一時保管先も早めに準備を。

⑧解体から着工・完成までのプロセスでは、現場の確認や打ち合わせで家への愛着を深め、

⑨ついに新居への引越しへ。新生活がいよいよ始まります。

 

 

 

住み替えたい理由ランキング1位は「広い家に住みたい」

住み替えのきっかけは人それぞれ。
一般社団法人あんしん解体業者認定協会が行った調査では、住み替えたい理由の1位は「広い家に住みたい」でした。

次いで「今の家が古い」「交通の不便さ」「周辺環境への不満」などが上位に挙がっています。

このことからも分かるように、「家そのもの」だけでなく、「暮らし方」「生活環境」全体を見直したいというニーズが高まっているのです。

 

また、近年では、「子どもが成長した」「親との同居を考えたい」「夫婦2人暮らしに合った住まいにしたい」など、ライフステージの変化も大きな要因となっています。

そんなお客様のご相談も増えているように思います。

 

 

 

家づくりは「どんな暮らしをしたいか?」を明らかにすることから

 

 

私たちココファミーユ|夢工房が家づくりで大切にしているのは、
「何を建てるか」よりも「どんな暮らしを叶えたいか」という視点です。

たとえば…

– 冬寒くてつらい → 暖かい家にしたい
– 趣味の部屋が欲しい
– 子どもがのびのび過ごせる間取りに
– 親との同居を考えたバリアフリー設計
– 家事がラクになる回遊動線 など

 

 

その想いを“イメージ化”するところから、家づくりは始まります。

「何となく住みにくい」
「もっとこんな暮らしがしたい」
そんな気持ちを、まずはお話してみてください。

 

今の暮らしの悩みを整理し、「どんな未来を描きたいか?」を家づくりに反映させることで、家そのものに愛着が生まれます。

私たちは、家族の健康と安心を第一に、自然素材を用いた快適な住まいをご提案しています。

天理への住み替えを検討されている方、家づくりに悩んでおられる方、
ぜひ一度、お話を聞かせてください。

あなたの「これからの暮らし」を、私たちと一緒にカタチにしていきましょう。

 

2025年4月13日

ピンクのたい焼き屋さん「AHU’AI|アフアイ」さんへ

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

今日は、事務所のすぐ近くに素敵なお店 ピンク色のかわいいたい焼き屋さん「AHU’AI(アフアイ)」

今回みんなでお店へ行ってきました。

 

場所:奈良県天理市長柄町435-21

 

見たことある?ピンクのたい焼き

なんとも目をひく“ピンクのたい焼き”

 

 

ピンク!?たい焼きが??と思われた方

ぜひこちらのInstagramをご覧ください。

 

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実際に行ってみると、お店の外観もとてもキュート。
パステルカラーの外壁に、やわらかい雰囲気のロゴ。まるで絵本の世界のような雰囲気で、思わず笑顔になります。

たい焼きは、しっかり“サクッ”としていて、だけど中はふんわり。
あんこはもちろん、他にも変わり種のクリームや季節のあんがあって、どれを選ぶか迷ってしまう楽しさがあります。

 

 

 

隣には「ツキノタネ舎 くらしの道具店」

となりにある「ツキノタネ舎」さん

こちらは、手づくりの生活道具や編み物の作品、そして心がホッとするような雑貨が並ぶお店。
ものづくりを愛する方なら、きっと何時間でも居たくなるような空間です。

 

 

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ドアを開けると、木のぬくもりと、やさしい照明、棚にずらりと並ぶ“手しごと”たち。
編み物好きな方にはたまらない毛糸や手編みのバッグ、刺繍のポーチなどがあるそうです。

 

 

 

天理にイロドリ

私たちココファミーユが日々暮らしを大切にする家づくりをしているように、「食べること」「使うこと」「暮らすこと」——そんな日常の中にも、たくさんの“手づくりの温もり”や“想い”があることを、改めて感じさせていただきました。

事務所のすぐ近くに、こうしたクリエイティブなお店ができて、街にイロドリが加わるのが本当に嬉しいです。

そして、そんなお店たちが、少しずつ増えていくことで、手づくりやクラフト、ものづくりが息づく「クリエイターのまち」として、もっと明るく、もっと楽しくなっていくといいなと思います。

 

2025年3月29日

「薬を使う前に、住まいを見直す」という選択肢

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

「子どものアトピーや喘息って、どうしてこんなに治らないんだろう……」
そう悩み、病院をいくつも巡ったり、薬やスキンケアを試してきたご家族は少なくありません。

けれど、“住まいを整えることでアトピーが良くなった” という声があるとしたら、あなたは信じられますか?

実は、私たちがこれまで家づくりのお手伝いをしてきた中でも、そうした事例が何件もあります。
中でも印象的だったのは、あるお客様の一言でした。

 

「新築の家に引っ越してから、子どものアトピーが本当に治ったんです。」

このような変化は、単なる偶然ではなく 、住まいと健康の間には、私たちが思っている以上に密接な関係があるんです。

 

 

 

空気のきれいな家が、家族の身体を守る

 

近年の高気密・高断熱化によって結露などを原因とする空気汚染は減少しました。しかし、生活上の空気汚染や化学物質などの影響は増えていると言えます。

つまり、

化学物質を含む建材や、カビ・ダニ・ハウスダストなど、目に見えないアレルゲンが蓄積しやすい環境でもあります。

私たちが建てる家では、そうしたリスクを減らすために、

  • 接着剤などの化学物質をできるだけ使わず、

  • 断熱材には調湿性のあるセルロースファイバーを使い、

  • 内装材には漆喰や無垢材など自然素材を取り入れています。

「空気がきれいな家」をつくることにこだわっています。

 

 

住まいが健康に与える影響は、まだまだ不十分

 

住宅に24時間換気システムの導入が義務化されたのは2003年のこと。
これは、当時社会問題となった「シックハウス症候群」への対策として始まったもので、ホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質の室内滞留を防ぐ目的がありました。

しかし、この制度が導入されて20年以上経った今もなお、住まいと健康のつながりについての理解や意識は、十分に広がっているとは言えないように思います。

実際には、換気設備が設置されていても適切に運用されていなかったり、フィルターのメンテナンスが行われていなかったりと、「あっても活かされていない」ケースも多く見られます。

また、換気だけでなく、建材や断熱材、内装に使用される素材がもたらす化学的・物理的な影響も、アレルギーや喘息といった症状に深く関わっていることが、近年の研究でも明らかになってきました。

にもかかわらず、家づくりの現場では、断熱性や耐震性に比べると、「健康への配慮」は後回しになってしまうことも少なくありません。

子どもたちが毎日吸い込む空気、大人たちが一日の疲れを癒す寝室、そのすべてが、もっと“やさしい空間”になっていいはずです。

 

これからの住まいに必要なのは「やさしさ」

 

私たちは、ただ“自然素材の家”をつくっているのではありません。
“暮らす人の体と心にやさしい家”をつくっています。

「家族の安らぎ」を追求したら、そこには自然の強さとやさしさがありました。

ぜひ、お家づくりに自然のやさしさを取り入れることを考えてみてください。

2025年3月22日

C値0.25!自然素材と気密性を両立する家づくり

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。
今回は、家の性能にとってとても大切な「気密」のお話です。

 

 

「自然素材×気密性」は両立できるの?

 

 

一般的に、高気密な住宅をつくるにはウレタン吹付断熱が有利だと言われています。
吹付断熱材で家の内側全体を包んでしまうという方法が簡単に気密がとれるというものです。

しかし、
この方法では材質の加湿分解の不安があります。

詳しくは他の人記事ですが、良ければご参考にしていただければと思います。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2018/11/08/post-19893/#:~:text=Image

 

一方で、私たちが採用している自然素材の断熱材 セルロースファイバーは、ウレタン吹付断熱に慣れている会社さまらには「気密を取るのが難しい断熱材」と言われてしまうことも。

でもご安心ください。
施工の丁寧さと工夫次第で、十分に気密性は確保できます。

 

 

 

ドイツ製ウレタンフォームで漏気・ヒートブリッジを抑える

 

断熱材を吹き込む前に、 柱のすき間や配管まわりなど、細かな部分をウレタンフォームでしっかり充填。
これにより、空気の漏れをしっかり防ぎます。

(チラッと見えるのは制振ダンパー)

 

 

 

ちなみに弊社ではドイツ製ウルトウレタンフォームを使用しています。
他のウレタンフォームとは違い追従性があるので地震などで割れてしまいすき間ができてしまうことが避けることができます。

 

 

気密測定の結果は…驚きのC値0.25

 

断熱施工前に気密測定を行ったところ、
なんとC値0.25(㎠/㎡)という素晴らしい結果が出ました!

 

 

C値は「家にどれだけすき間があるか」を示す数値で、
数字が小さいほどすき間が少なく、高気密な家という証です。

 

 

すき間なく、でも“呼吸する家”に

 

私たちが目指すのは、気密性が高くても、しっかり湿気を逃がす「透湿性のある家」。

だからこそ、断熱材には自然素材のセルロースファイバーを使用し、壁の中の透湿性能も大切にしています。

 

「高性能」も「自然素材」も、どちらもあきらめない。
それが私たちココファミーユ|夢工房の家づくりです。

気密性や断熱性についてのご相談も、ぜひお気軽にどうぞ

 

2025年3月10日

平屋の上棟と二重屋根+W断熱の魅力

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

昨日、今日と平屋の上棟を行いました。平屋の魅力は何といっても1階建てならではの 暮らしやすさと快適さ を備えた住まいです。

長く住む家と考えたときに平屋を選択される方が増えたように思えます。

そんな住宅寿命を長く想定していただけるお客様に夢工房を選んでいただけること、大変うれしく思います。

今日は上棟と、長く暮らせる工夫についてお話していきます。

当たり前ですが、平屋には階段はありません。
そのため室内での移動は平行の移動しかないため、動きやすくなります。

また家族との距離が近づきやすくコミュニケーションが増えるとも言われています。

腐らない「緑の柱」を採用しています。電車の線路の枕木や木製のジェットコースターなどに採用されている実績があります。

完成すると目にすることがあまりなくなる柱だからこそ、安全でしっかりと家を支えます。

二重屋根+二重断熱(W断熱)

今回の施工では、屋根に 木質断熱材 を使用し、さらに 室内側からセルロースファイバー を充填することで、熱容量の調整を行い、温度の変化をゆるやかにする工夫を施しています。

2重屋根に加えて2重断熱(W断熱仕様)です。

二重屋根で夏の暑さ対策

弊社では 二重屋根 を採用しています。この構造により、設計上の想定を超える形で夏の暑さを軽減することができます。

真夏、屋根は太陽熱によってその表面温度は60度以上に達します。
屋根職人さんたちが履く靴の滑り止めゴムが溶けたという話はよく聞きます。
素材によっては70度近く まで上昇するそうです。

その熱が屋根裏へと伝わるとどれだけ断熱していても室内は暑くなってしまいます。

このような高温環境を防ぐために、二重屋根を採用しています。

大きな通気層を設けることで屋根表面から侵入する熱を通気層で排出できるようにして、屋根裏への熱の侵入を抑えることができます。

施工の手間が2倍 になり、材料も2倍 必要です。しかし、夏の暑さが年々厳しくなっていくことを考えると、数十年先まで快適な住環境を保つための大切なことです。

今から完成に向かう平屋も何十年と家族が快適に暮らし、守る家になります。

建てる時から手間ひまかけることの答え合わせはずっと先ですが、将来に渡って住み継げる家を建てています。

 

 

2025年3月1日

庭で四季を感じる暮らしをしたい方へおすすめの本 3選

奈良県天理市で自然素材を使った、健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

日本と北欧の住まいの考え方の違い

先日、ある家具屋さんのYouTubeを見ていて、とても興味深い話がありました。
日本と海外、特に北欧では、四季の彩りの豊かさが大きく異なります。

  • 日本は、四季の変化がはっきりしていて、自然の彩りが豊か。
  • 北欧は、四季の彩りが少なく、自然の変化が穏やか。

 

だからこそ、日本の家づくりでは、室内は落ち着いたデザインにして、庭とつながる大きな窓を設け、四季折々の草木の美しさを楽しむ工夫をすることが多いそうです。

一方、北欧では、四季の彩りが少ないため、カラフルな家具やインテリアで室内に彩りを取り入れ、窓を小さめに設計することが多いのだとか。

家具屋さんの視点から家づくりを考える貴重な意見に、私もとても感動しました。

四季を感じる暮らしをしたい方へおすすめの本

日本には四季の彩りがあり、その変化を楽しめる魅力があります。 室内はシンプルでも、照明や庭の工夫で心落ち着く空間をつくることができます。

そんな暮らしを大切にしたい方に、おすすめの本を3冊ご紹介します。

 

 

1. 『美しい住まいの緑 85のレシピ』荻野寿也

 

 

こんな本です

  • 外構全体はもちろん、一部だけでも緑を取り入れるアイデアが満載。
  • 木々の種類や使い方、特性などが詳しく紹介されていて、 「自然と共に暮らす心地よさ」を感じられる1冊です。

おすすめポイント

  • 「庭づくりに興味があるけど、どこから始めればいいかわからない…」という方にピッタリ。

2. 『眺める禅: すーっと心がかるくなる』枡野俊明

 

 

こんな本です

  • 著者は禅宗・曹洞宗の住職であり、国内外で庭園デザインを手掛ける庭の専門家。
  • 「庭のある暮らし」がもたらす心の豊かさについて書かれています。

おすすめポイント

  • スティーブ・ジョブズが愛した「禅」の考え方にも通じる内容。
  • 心が落ち着く空間を作りたい方におすすめ。

 

アマゾンで見る。

 

 

 

 

3. 『庭と住まいの照明手帖』花井 架津彦

 

こんな本です

  • 照明設計の専門家による、住宅の照明に関するガイドブック。
  • 室内だけでなく、外構や庭の照明についても詳しく解説。

おすすめポイント

  • 「夜の庭をもっと素敵に見せたい」と思っている方に。
  • 写真やイラストが豊富で、初心者にも分かりやすい。

 

アマゾンで見る。

 

 

 

今回の話のきっかけになったYouTube動画は、 『インテリアサムライ』さんのこちらの動画です。 ▶️ https://www.youtube.com/shorts/3yg_rr3A0kM

おうちのインテリアを考える際に、とても参考になるので、ぜひご覧ください。

 

 

2025年2月24日

3月に飛散量が増えるスギ花粉に備えよう。

奈良県天理市で自然素材を使った健康的で快適な住まいづくりを手掛けるココファミーユ|夢工房です。

寒さが続いていますが、少しずつ春の足音が聞こえてきました。暖かくなるのは嬉しいですが、それと同時にやってくるのが「スギ花粉」。

 

2月から飛び始め、3月には飛散量が増え、多くの方がくしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状に悩まされます。私自身もそのひとりです。

外出時にはマスクやメガネを活用して花粉対策をする方が多いですが、家の中ではできるだけ花粉を持ち込みたくないもの。そこで今回は、花粉症対策を取り入れた住まいづくりについて考えてみましょう。

 

 

スギ花粉とヒノキ花粉は3月から

 

 

室内干しを快適にするランドリールーム

花粉が多い時期に外干しをすると、洗濯物に大量の花粉が付着してしまいます。そこでおすすめなのが、ランドリールームの活用です。ランドリールームとは、洗濯機や乾燥機を設置し、洗濯物を干すための専用スペースのこと。家事動線を考慮して設計されることが多く、

 

– 花粉の影響を受けずに洗濯物を干せる
– 洗濯から収納までの動線がスムーズ
– 部屋干しの嫌な臭いを防ぐ換気設備も設置可能

 

といったメリットがあります。乾燥機を併用するとさらに快適になり、花粉を気にせず一年中清潔な洗濯物を着ることができます。

 

 

 

 

 

帰宅時の花粉対策スペースをつくる

外出から帰宅すると、衣服には花粉やホコリ、ウイルスなどの微粒子が付着しています。これらを室内に持ち込まないために、玄関付近に花粉を払い落とす専用スペースを設けるのが効果的です。

玄関にコート掛けやハンガーを用意すると、上着をすぐに脱いでかけることができ、室内への花粉の持ち込みを減らせます。あわせて、除菌スプレーや消毒シートを置いておくとさらに衛生的です。

 

手洗いがあるとさらに便利ですよね。

 

 

 

 

24時間換気システムで花粉を防ぐ

帰宅時に衣服を払う、室内干しや空気清浄機を活用するなど、室内に花粉を持ち込まない工夫も大切ですが、換気の方法を見直すことも重要です。

窓を開けると花粉が室内に入り込んでしまうため、24時間換気システムを活用するのがおすすめです。

「ルフロ400」は、日本住環境株式会社が提供する第3種ダクト式24時間換気システムです。このシステムは、

– モーター1台で計画的な換気を実現
– 低ランニングコストで運用可能
– 常に新鮮な空気を室内に供給

といったメリットがあります。

 

 

外気を取り込む際(給気)に高性能フィルターで花粉をしっかりと捕集することで室内空気をに保つことができます。

 

 

 

高性能フィルターで花粉対策を強化

ルフロ400には、さまざまな種類のフィルターを設置できます。特に、花粉対策に効果的なフィルターを選ぶことで、家の中を快適に保つことができます。

 

フィルター名 特徴 交換目安
QDフィルター 超通気性・防虫対策が可能 1年
CSフィルター 高通気性で花粉軽減効果がある 2年
標準フィルター 減音効果があり、花粉をある程度カット 1年
EXフィルター 臭気を吸着し、快適な空気環境を実現 1年
HGフィルター PM2.5・花粉対策に優れた性能を持つ 2~3か月

 

https://www.njkk.co.jp/Portals/0/images/download/other_catalog/catalog_luflow400.pdf

 

特に花粉対策に効果的なのは、「HGフィルター」や「CSフィルター」です。
PM2.5対策にも対応しており、静電気を帯びた繊維素材が花粉をしっかりキャッチします。

 

 

 

家に居るのがもっと好きになる!

家の花粉対策をしっかりと行うことで、

– くしゃみや鼻水の症状を軽減
– 快適で清潔な室内環境を維持
– 家の中がリラックスできる空間に

といったメリットがあります。

春の花粉シーズンも、適切な換気システムとフィルターを活用しながら、家の中を快適な空間に保ちましょう。家から花粉を追い出し、心からくつろげる住まいをつくりませんか?

 

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